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リフォレスターは微生物信奉ではなく、ちゃんと働く「農業用微生物資材」使ってる。

実は日本の農業のトレンドは微生物になりつつある

日本の農業の変遷を語ると長くなるけれど、
ものすごくざっくりと説明すると、
戦後の日本の農業はアメリカ方式に鋭角に方向を変え、
除草剤や化学肥料を使うことが正しいとされてきて
土の中の虫や微生物は汚いもの、なんの役にも立たないものとして
扱われるようになっていました。

現在の思い込みに繋がる「微生物」なんか信じてる奴は「怪しい」
というイメージもこの頃から広がったと言っていいでしょう。

そうやって化学系のものが良しとされてしばらく経つと
化学系のものが引き起こす公害や人体への影響が顕在化してきて
これではまずいと思った人たちが
減農薬や自然農法にもどってくるようになります。

そうなると、アメリカ型農業をはなから否定してきた腐葉土派が
やっぱり正しかったんだといって注目されるようになり、
腐葉土は減農薬や自然農法とも通じるところがあるので
農業における「正義の正解」としての地位を確立します。

ところが近年に入り、世界中の学者が様々な理由から
「微生物」に熱い視線を送るようになります。

国内での「微生物」の恩恵を一番受けたのが日本酒で、
その最先端がかの「獺祭」です。

獺祭が成功したからというわけではありませんが、
「もしかして微生物って本当はすごいんじゃない?」
という機運が進み、様々な分野で様々な微生物の研究が始まります。

そして遅ればせながら、
日本の農業にも微生物ブームの波がやってきます。

三鷹市北野にある良質な土の花畑

「実態はわからないけど、効果はあるらしい」と思われている

日本の農業はいろいろと規制が厳しく、
微生物が資材化されているなんて全く知りませんでしたが、
現在国内には数え切れないほどのメーカーと製品があり、
それぞれがそれぞれの言い分で効果を謳っています。

どれが何に効くのか、どこに効くのかについて明確にわかるものは
現時点でもあまりありません。

どれも土壌改良に有効であっても、
「劇的な効果のある改善」については示せていません。
でも、劇的じゃないだけでちゃんと作物が丈夫に育ったり、
収量が若干上がったりしているので決して眉唾ではない。

つまり、「微生物」信奉者は怪しい思想家ではなく、
農業界のトレンドに敏感な人たちというのが正しい

それが最近の捉え方になっているんです。

土の健康さは、特に葉や花の先に現れる
どんな土作りをしているのかいつも不思議に思う

リフォレスターはまっとうなトレンドまっしぐら!

そんなどれが正解かわからない微生物資材ですが、
かつてまだ我がベランダがデスバレーだった頃に
ホームセンターで販売されている微生物製品を試したことがありました。

当時は成果を確認する間もなくベランダデスバレーの前に
試した3種類はすべてあえなく惨敗し、もはやなすすべなし。

それがリフォレスターではベランダデスバレーを蹴散らして
緑豊かな農地に変えてしまったというのには
作ったこっちもびっくりでした。

失敗と成功には微生物ではない重要な要素があり、
それは次回書くとして。

リフォレスターに使っているのは量販店で売られているものではなく、
農業用微生物資材「カルス-NCR」と、
もともと鶏糞に含まれている正体不明の微生物です。
どっちも農林水産省に認められたちゃんとした資材です!

最近カルスはバカ売れしているみたいですが、
使っている私が言うのもなんですが、
数々の実験でカルス自体はそんなに強い微生物ではないことが
わかっているので、やみくもになにかの効果を求めても
だめだと思うのです。

それは、小学校低学年の子を何十人かサッカー場へ連れて行って、
さぁ今すぐ活躍しろと言うのと変わらない。

小学生は、小学生しかできないというか、
小学生だから効率よく活躍できる場所で動いてもらわないと
意味がなくなっちゃう。

それくらいカルスも万能ではありませんが、
効率よく活躍できる場所であればほぼ最強でもあるんです。
ただ、やっぱり単独ではだめなので、
鶏糞ペレットが最強というわけではありませんが、
リフォレスターでは臭いを出しにくいという理由で鶏糞ペレット
を使用して、
その中にいる微生物を相棒として組み合わせて使う方法をとっています。

ですから、リフォレスターが微生物を使った土の再生方式
だというのは、
実はものすごく真っ当なトレンドど真ん中というわけなのです。


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