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リフォレスター1号器。種土に米糠投入。

1年通して土を再生し、植物を育てたいから

夏は主に野菜を栽培するためにリフォレストした土を使いますが、
3つあるリフォレスターのうち1つだけは、
リフォレスト用であり、微生物を温存するための種土として
残しています。

リフォレスター1号器が種土用で、
リフォレスター実験を始めてから
かなり色々な植物を分解させ続けてきている古い土であり、
土質に関しても安定感がある再生土です。
量は10〜15Lくらいかな。
この夏は6月末くらいから野菜くずなども入れず、
水も一切やらずに休眠状態にしてありました。

職場で米糠をいただいた。

そんな休眠状態のリフォレスター1号器ですが、
なんと、職場で米糠を分けていただく奇跡が起こりまして、
ぬかみそにはせずに、
土の再生剤として使っても良いと言っていただけたので
ありがたく、1号器に入れさせていただきました。
ぬか自体は昨年のお米を精米したものだそうですが、
青い稲の香りがするのもすごく良い状態のぬかで
近所の精米店でもこの香りのものは手に入りません。

まさに私には金色に輝く砂金のように思える品質。
こんないい糠をリフォレスターに入れられるなんて!

ちょっと多めの米糠

ただ、量がそれなりにあり、種土よりも少し多めな気がしてはいましたが
一般的には米糠肥料は土なしで作るらしいので
ま、大丈夫だろうと。

心配していたのは、土の中で休眠している微生物が、
「うぇ〜い」と、お祭り状態になって
麹菌の白い森の発現が早く起こり過ぎてしまうことです。

白い森は発現し始めに土を攪拌することで
より土の中の微生物環境がよくなるらしいというのが、
米糠リカバー実験でわかったこと。

なので、急速なお祭り騒ぎはちょっと困るのです。

状態の良い糠は納豆菌が多いのかも

リフォレスター1号器に米糠を投入した翌日。
土自体には変化がないように見えて、
所々で白い森が現れてきています。
やはり気温が高いと活動も活発になるのね。

それは想定内なんだけど、
実は今回、今までにはない変化があったんです。

それは土の匂い。
米糠を入れているので、通常なら米糠の香りがするはずなんですが、
今回は納豆の匂いがしてるんです。

おそらくカルスNC-R二は麹菌意外にも稲に関係する「何か」が入って
いるのだとは思いますし、その何かの一つは、
おそらく納豆菌なのではないかとは思っていたんです。
ただ、ここまで納豆の匂いがするっていうのはちょっと想定外です。

良し悪しという意味では、断然良しなんです。
むしろ、嬉しいかも。
ただ、この匂いの濃さは、カルスだけとは思えません。
やはり、金の米糠(あえてそう呼びたい)の中に
納豆菌が多く生息していたと考える方が合点がいきます。

通常購入している米糠では起らない現象なので、
玄米自体の保存法や、精米してからの時間が短かったことで
納豆菌が多く残ったのかもしれません。

もしこの仮説が正しいなら、
米糠から作るボカシ肥料は、米糠の鮮度が良いうちに
肥料化すれば
肥料としてだけではなく、
微生物資材としての役割も持たせることができるかもしれません。

麹の白い森が現れたら土をかき混ぜます。
木のかけらは針葉樹の分解実験中のもの。

わたし自身は自然は農業でも、現代農業でも、
どちらか一方に極端に舵を切る考えは好きではありませんが、
土から生まれたものは、なるべく土に返したい。
土に返して新たな肥料となってもらい、
また植物を育てる糧となってもらいたいという希望は持っています。

その考えを最小、お手軽に凝縮したのが
リフォレスターだったりします。

毎回書いているけれど
これは宗教でも思想でもなく
ベランダという過酷な環境に合わせ、とことんわがままにコミットした上で
法律で販売が認められている手に入りやすいものを使い、
組み合わを工夫しただけのものです。

まぁ、でも、
微生物へのエサやりを楽しめる人でないと難しいのかな。

感覚としては、
ぬかみそやペットとあんまり違いはないと思うんだけれども....。
それくらい、「変化を実感できる期間が」短い。
結果や成果が数日で見てわかるっていうのは結構面白いと思うんだけどな。

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