中低層のアパマンに特化した新感覚土再生方式「リフォレスター」ってなんなんですか?の話
どうにもタイトル画像がうまくはまらないけど、
とりあえず、スタートしちゃいますかね。
さて、「リフォレスター」とは
「Re forest」「森に返します」という造語で、私がつけた名前です。
長らくベランダの隅に山積みにしていた園芸残土が
初めて再生に成功した時に、
土からした香りが森の土の香りによく似ていたため、
再生の仕組み全体をリフォレスターと命名しました。
エピソード0は後の機会にお話しするとして、
リフォレスターは中低層の集合住宅、
マンションやアパートのベランダで
野菜が育つ土を作る仕組みのことを言います。
我が家もそうですが、集合住宅の1階以上の階は
崖と同じだと言われているのはご存知でしょうか。
基本的に風の当たりは常に強め。
日照は良くて半日。
雨雪は吹き込む。
真冬は極寒、真夏は灼熱。
ベランダのデザインによっては、
常に乾燥したり、逆に湿気が溜まりやすかったりと、
ただでさえ植物が半分ほったらかしで育ってくれる環境ではありません。
我が家のベランダもそれは同じで、
何度か野菜や花を育てようとしましたが、
仕事や子育てに手が掛かっていてはこまめなお手入れは難しく
3ヶ月枯れずにいてくれれば良い方で、
収穫なんてとても期待できたものではありません。
しかも、ベランダは蹴上がりデザインなので割と湿気も溜まりやすく、
建物が立っている方角の関係で
基本的に午前中は日が入るのですが、
冬至にはめいいっぱいの日照も、
夏至の前後はほぼ日が入らない。
それでも緑が恋しくて、多肉植物を購入するのですが、
やはり、真冬と真夏に半分は枯れてしまう。
つまり、ベランダとはそもそも植物栽培に向かない環境なのですが、
その中でも我が家の環境は植物向きじゃない。
そんなベランダで、「何とか植物を育てたい!」
なんて高尚な情熱とは全く違った理由で、
当時思いつきで作り始めた「1秒で食べれるカラフル切干し野菜」の
皮や根の先、葉の付け根をゴミとして捨て続けることが
何となく嫌で、少しでもゴミとして捨てずに済む方法はないか試行錯誤し、
(試行錯誤の中身は後日)
出来上がった再生土があんまり状態が良くって、
この土で野菜を栽培してみたくなって、トマトや豆類を植えてみたら
さまざまな悪条件を物ともせず
ついにこの地獄のベランダで野菜を収穫することができる奇跡を達成した。
この方法を使うと、
一年を通して生活の中から野菜ごみの一部を
土の再生材として活用することができ、
再生した土で、ささやかなベランダ菜園を楽しむことができる。
とりあえず、ただいま足掛け3年目で実験含めて成功中で。
少なくとも、今年の酷暑でさすがにトマトの実は50個ほどしか
収穫できなかったものの、
トマトの木は枯れることなく生き続けてしまうほど
リフォレストした土はポテンシャルが高い。
そういう土を作る仕組み。
それがリフォレスターなのです。