好奇心デザインアンテナで匍匐前進の先輩
武蔵野美術大学大学院造形構想研究科
CL特論II:オンライン授業4回目
2020/6/8
緊急事態宣言が解除されてからも引き続きオンライン授業で
武蔵美はオンライン授業に参加しやすい様に学生への支援も
iPadや通信がつながりにく場合はルーターの無料貸し出しも
引き続き対応中で学ぶ環境のサポートが整っている印象です。
私も家のwifiがつながりにくい時もあるので、最初は遠慮して
いたのですが、第3弾でWiFi環境があってもつながりくい方も
どうぞとメールが来たので、大学院生でも頼んでみたところ
すぐに対応してもらえて、オンライン時にも助かっています。
市ヶ谷キャンパスから先生達もソーシャルディスタンスを
とりながら対面ライブでオンライン配信のゲストの先生は
若杉先生の憧れの対象で、仕事も一緒にされてきたという
誰もが知る、日本デザイン界の巨星こと
川上デザインルーム代表 川上元美先生
川上元美先生がご紹介されたデザインの垣根を超えた作品の数々は、
日本のデザイン史でもあり、HPで紹介されています↓
東京芸術大学の大学院は環境系で日建設計にいた先生から教えてもらい
違う目を開いてもらったそうです。
その後、イタリアへ行かれて
アンジェロ・マンジャロッティ
IDから都市計画まで全てやっていて、
見事に筋が通っていると感じたそうです。
今までに経験したことが、原点となっている。
人が中心にあって、色々なことに挑戦しながらやってきた。
持続可能サステナブル、時代にも色々と要求されるようになってきた。
色々な視点からたったものづくりが必要となってきた。
大学でも「急いで進むな、横道それて、違う学部に入ったら」と言ってる。私も家具の配置換えが好きだった母の影響や高校生の時に家の増改築を母と取り組んでからインテリアの世界に進みたいと思っていて、高校時代の塾の友達のお母様が建築家で進路について相談した時に、大学では他の学部でも学べることはあるからと言ってもらい、文系に進んでそれでもインテリアの世界に入りたくて卒業後にインテリアを学んで今のデザイン事務所に入れたのも横道をそれたことで、文系的発想が面白いと思ってもらえたこともあり急いで進まずに横道にそれてみるというのも実体験してみて共感しました!
AIA(アメリカ建築家協会)主催国際チェアコンペティションで一席
川上先生にとっても思い出深い作品がBLIITZ
商品化まで5年たったそうです。
メーカーが途中で変わり、カッシーナイクシーで改良した折りたたみ椅子をTUNE (テューン)と名称変更して商品化された例
NUT アルフレックスジャパンでは 小椅子が欲しいと・・・
ID 日進月歩の変化の時代
技術がどんどん新しくなって面白くなくなっていった
若杉先生とのご縁は、川上先生に憧れていた若杉先生が内田洋行時代に
仕事を依頼してからだそうです。
ユニバーサルデザインにも
日産のコンセプトカー
ヨネックス バトミントンのラケット
テニスラケット
などなど
デザインしてないものはないのではないかというレパートリーの広さです!
ジャパンクリエイティブ
メーカーを募ってデザイナーとのマッチングや
加賀棒茶 ピッチャー2006 水出し まで!
インテリアの仕事
那須の二期倶楽部 パートⅠ
都会の喧騒から離れたオーベルジュのはしり
ビオトープは前のオーナーがやっている
ちょうどプレスリリースが来ていました。
千本松 沼津倶楽部
以前、見学に行ったことがありますが、先生がデザインされた空間にも是非足を運んでみて体感することもオススメです。
松屋のデザインギャラリー
印象に残っているプロジェクが松屋のデザインギャラリーで拝見した
君の椅子
15年で全国的な広がりになっているそうです。
サイン入りでもらえる
この椅子で育った子供達がデザインする側に成長するのも楽しみデス!
㊙︎展 5月末だったのが9/22までに
コロナ前に見に行った時は混雑していましたが、今は予約制になりじっくり見れるみたいです!
川上先生でさえ、匍匐前進しながらやられてきていたのが印象的でした!
先生の学生時代のお話から、今にもつながっているお話が聞けたり、先生の好奇心のアンテナが色々なお仕事につながっていったのだと実感しました!
ありがとうございました。