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Vivienne westwoodのサステナビリティ
こんにちは!ReF 5期のYuanです🪐
今回は、ロンドン発祥のブランドであるVivienne Westwood(以下、Vivienne)とサステナビリティを絡めて、デザイナーの実際の活動から今ブランドが取り組んでいることを紹介します🍓
まず、Vivienneといったら、パンクファッション!彼女はしばしば “Queen of Punk”と言われるほどの存在で、ファッション界のパンクの先駆者として世界的に知られています。
このパンクという言葉は一般的に「過激」「アグレッシブ」「派手」といったイメージを連想することが多いと思います。
これはVivienne自身の個性や信念が反映されているとも言えて、彼女はファッションデザイナーの枠を超え、活動家としての側面も持ち合わせています。
この記事はそんな彼女の人生でどのような想いを持って活動をしてきたか、その一端を探っていきます🏹
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〜目次〜
① Climate Revolution
( ② Cool Earth )
③ #FurFreeBritain
④ Ethical Fashion Initiative
+α Vivienne Westwoodの着回しショット
① Climate Revolution
2012〜2013年、気候変動を止める改革運動を支持しているVivienneは、ロンドンのパラリンピックやファッションウィークでエッジの効いたデザインを身に纏い改革をアピールし、問題に対する大衆の認識を高めました。
実際UNがSDGsのゴールを定めたのは2015年であるので、その数年前から強い意識と危機感を持ち活動していたことはとてもインスピレーションを与えられますね。
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また、2015年、ロンドンで Global Climate Marchという地球温暖化対策を支持するデモ行進がありました。
Vivienneは活動家として参加し、地球温暖化に対する危機感を訴えました。
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動画では、「地球の温度が5度上がるとパリのほとんどが居住不可能になり、世界に10億人しか生きられなくなる。大量絶滅、森林破壊もすぐそこにある。」
と語り、ダムを建設するなどといったアイディアを出す政治家を批判していました。
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彼女はそこで “Cool Earth”というコミュニティも紹介し、どう私たちがアクションを取れるか共有しています。
② Cool Earth 🌳
Vivienneが言及したこのCool Earthとは、イギリスの非政府組織で、絶滅の危機に直面している熱帯雨林に住んでいる先住民のコミュニティへの支援をする団体です。
この支援を通して、気候変動の問題を改善する目的があります。
この団体は、熱帯雨林に住んでいる人々やプロジェクトに資金を寄付します。
そこで、先住民族の指導者や他のNGOと協力して、太陽光発電施設、宇宙の人工衛星など、根本的な解決策に使われます。
詳しくは、Cool Earthの公式サイトで見てみてください🌏
実際、Vivienneはこの団体に150万ポンド以上を寄付しました。キャンペーンとして、“Save the rainforest” (熱帯雨林を守ろう) のTシャツも作られています。
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③ #FurFreeBritain 🐆
Vivienneは、Humane Society International (HIS)という動物福祉団体によるキャンペーン、 #FurFreeBritain を支持しています。
イギリスは、毛皮のために動物を飼育することが非人道的であるとし、2000年に禁止令が出ています。それにもかかわらず今のイギリスは、輸入販売に頼り間接的に多くの動物に危害を与えています。
この現状に対し声を上げているのが#FurFreeBritainというキャンペーンで、Vivienneの公式サイトにも支持している事が明記されており、彼女の動物保護への想いも伺えます。
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④ Ethical Fashion Initiative (EFI) 🪡
Vivienneは、EFIと協力し、エシカルファッションへ貢献しています。
EFIとは、世界貿易機関と国際連盟の合同機関が始めたエシカルファッションプロジェクトで、途上国の女性職人の雇用を増やすとともに生活環境を尊重し、社会の企業や国際市場を強化することを目的とした取り組みです。
EFIは “Artisan Fashion” という企業をアフリカに設立しています。Vivienneはその企業と手を組み、主なアクセサリー商品を生産しています。
Artisan Fashionの職人の55%は貯蓄を学費に与えることができたり、100%はトレーニングにより職人としてのスキルを向上させることができています。
また、Artian Fashionへの協力だけではなく、小規模で高度なスキルを持つ独立している企業とも協力し、良い品質へのこだわりも重視しています。
このような協力を通し、Vivienneは持続可能な品質の追求とコミュニティの支援を同時に達成することに取り組んでいます。
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+α 着回しショット🎀
私もVivienne Westwoodが大好きなので、大学の入学式のスーツは、せっかくならと思いあの有名なハートジャケットのセットアップを選びました。
可愛いという理由で選んだのも一つですが、普段使いできるというポイントも一石二鳥だと思い、入学式以降もコーデによく取り入れています♡
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます🧡
リサーチしながらVivienne Westwoodというブランドへの情報やイメージが今までとは大きく変わったと感じました。
パンク⚡️で過激なコンセプトとは裏腹にある、デザイナーの地球環境への想い。
消費者の一人として、私も意識を高めたいと改めて思いました!
参考文献
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/innovator-vivienne-westwood
https://climaterevolution.co.uk/wp/2012/09/16/viviennes-diary-29-august-6-september/
https://www.furfreebritain.uk/
https://www.coolearth.org/why-we-exist/
https://www.coolearth.org/why-we-exist/how-we-work/
https://www.coolearth.org/our-patron/
https://www.viviennewestwood.com/en-gb/westwood-world/heritage/westwood-heritage--tartan/