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Project:;COLDを10倍楽しむ方法
こんにちは、リー猫と申します。
2020年11月にスタートし、SNSをフル活用したリアルタイムの謎解き作品として話題となったProject:;COLD。
多くの謎を残したまま終了したこの企画ですが、今年の3月1日よりその続編にあたる『1.8』が始動し、ファンの間では既に熱い考察が交わされています。
今回、「面白そうだけど何すればいいか分からない」「謎解き苦手だから参加しづらい」というような方へ向けて、私が自分なりに考えたProject:;COLDの楽しみ方を記事にまとめてみました。
本作は『リアルタイムで物語が進行していく』という点が大きな特徴であり、いち早く参加する事が最後まで満喫するポイントです。
特に、この作品に初めて触れた、前作は途中からでよく分からなかったという方は、ぜひご一読いただき一日でも長く楽しんでいただけますと幸いです。
※本記事は、私が自身の体験を元に、日々実践している楽しみ方をまとめたものです。記載内容は全て個人の見解・感想ですので、予めご了承ください。
Project:;COLDとは
公式ページには『TwitterやYouTubeといった
私たちの日常世界を舞台に物語がリアルタイムに展開される、視聴者参加型の次世代ミステリーです』とあります。
視聴者は『融解班(ゆうかいはん)』と呼ばれ、物語を追いかけるだけではなく、登場人物を手助けするために企画へ参加する事ができます。
この企画の主な舞台はTwitterです。
本作の登場人物たちは、ほぼTwitterアカウントを持っており、日々ツイートを行なっています。
そのツイートも含めて物語の一部であり、全てがリアルタイムに進行していきます。
下記は、前作終了後に作成した私の体験記です。
前作がどのような形で行われたのか、気になる方はチェックしてみてください。
Twitter以外に、インターネット上のホームページも多数用意されており、それらを発見すること、観察することで物語を深く理解したり、この先の展開を考察したりする事ができます。
また、前作ではストーリーを進めるために登場人物から謎解きが出題され、融解班たちが協力して謎を解く事で物語の進行を手助けする事ができました。
おそらく、現在展開中の『1.8』でも同様の謎解き問題が出題されるものと思われます。
『不可逆性SNSミステリー』という全く新しいジャンルの本作品は、その名の通り本やゲームのように読み返したりリセットする事はできません。
『今』を追い続ける事でしか、本当の楽しさを味わう事ができないのです。
以降では、そんなProject:;COLDを隅から隅まで楽しむためのポイントを3つに絞ってご紹介します。
1.登場人物との交流を楽しもう
『Project:;COLD 1.8』は、前作のメインキャラクターであったガールズバンド『都まんじゅう(みやまん)』のその後の物語と、新たな事件『case.633』が同時進行で描かれます。
この2つの物語は、いわば『陰』と『陽』に分かれており、融解班は楽しそうに充実した日々を送るみやまんメンバーのツイートを眺めると同時に、不穏な空気の漂うcase.633を追いかけるという、落差の激しいプレイを求められます。
あまりに正反対な2つの物語は『温度差で風邪を引くレベル』と言われるほどです。
今日はお昼ごろに
— 佐久間ヒカリ (@hikari_miyaman) March 7, 2022
静ちゃんが平塚に到着します
そしたら…
久々にみやまん6人が
勢ぞろいだ~!!🥳
あんな奴の子供になんて生まれてきたくなかった
— 榊明日美 (@asumi_sakaki) February 17, 2022
同じ血が私に流れてるの、本当にイヤだ。。。
ここでお勧めしたいのは、1ヶ月限定で活動を再開したみやまんメンバーと積極的に交流を図る、という楽しみ方です。
彼女たちは私たちと同じ現実世界を生きており、その日の行動や外出先で見たもの、感じた事を頻繁にツイートします。
そのツイートにはリプライを送る事ができ、運が良ければいいねや返事(リプ返)をもらう事ができます。
推しメンバーから貰えるそれらの反応は、融解班にとって最高の喜びであり、Project:;COLDを楽しむ上での重要なポイントであると考えます。
特にリプ返については、メンバーやツイート内容によって貰える頻度が異なり、獲得は容易ではありません。
下記は私が自分なりに考察してみたリプ返を貰うためのコツをまとめたものになります。
リプ返を保証するものではありませんが、参考にしていただけると幸いです。
みやまんメンバーからリプ返を貰うための考察をしてみました…笑
— リー猫 (@reethecat000) March 1, 2022
完全に個人の感覚なので、リプ返を保証するものではもちろんありません😅
ご興味とお時間があればご笑読ください。#みやまん考察#みやまんおー pic.twitter.com/gy3ZAmFRIf
今作が始動して一週間が経過しましたが、嬉しいことに何度かメンバーからのリプ返をいただいています。
全員からリプ返を貰う事を目標にしてみるのもいいかもしれませんね。
これです!ニギニギのやつ…
— 岩永静 (@iwanaga_sizu) March 2, 2022
また、前作ではみやまんメンバーが事件に巻き込まれるという展開となったため、和やかなツイートの頻度は徐々に減り、比例してリプ返率も低下しました。
今作でもそのような展開になる可能性はゼロではなく、リプ返を狙うのであればメンバーが気軽にツイートしているうちに挑戦した方が良いかもしれません……。
<注意>
物語の登場人物とはいえ、みやまんメンバーは私たちと同じように現実世界を生きています。
NPCではありませんので、脈絡のない質問をしたり揶揄ったりするようなリプライを送らず、彼女たちの状況や心情に寄り添った言葉を送るよう心がけましょう。
2.ハイレベルな謎に挑戦しよう
Project:;COLDを楽しむ上での重要な要素として、ハイレベルな謎解きがあります。
しかし、一般的な謎解きゲームと違い『謎が謎として提示されない』という大きな特徴があります。
謎のアカウント「監視者」が投稿した動画から始まり、監視対象のTwitterアカウントが特定されるまでの出来事をまとめました。#ProjectCOLD #みやまん考察 pic.twitter.com/mN6Y1dwAHT
— Project:;COLD case.633 (@ProjectCOLD_613) March 3, 2022
上記のツイートをご覧いただければ分かる通り、動画にチラッと映り込んだURLを読み取ってアクセスしたり、模様付きのマスを集めてQRコードを復元したりと、何気なく見ているだけでは気づけない謎があちこちに仕掛けられています。
これらの謎の中にはITの専門知識が必要なものもあり、私もいつの間にかBASE64やROT13など、生活には一切必要のない知識が身につきました(笑)。
また、手がかりを元に謎を解くのではなく、自分で検索する事によって発見できる要素も多くあります。
前作では、特定のみやまんメンバーがTwitterの裏アカウントを持っており、そこには表に出せない彼女たちの本音が書き込まれていました。
裏アカウントの発見は、彼女たちがツイートした人物のフルネームをキーワードとして検索したり、誤って表のアカウントへ投稿してしまったいわゆる「誤爆」の内容で検索したりしてようやく辿り着く事ができました。
このように、Project:;COLDの謎解きには明確な「出題」のないものが殆どです。
それらを発見するためには、何気ないツイートを深読みしたり、ホームページを注意深く観察したりと、積極的に行動する事が必要となります。
発見されてしまえば、その情報は融解班の間へあっという間に拡散され、知っているのが当たり前の状態になってしまいます。
特に、今作ではProject:;COLDの公式ツイッターで解き明かされた謎を解説付きで投稿するという「答え合わせ」が行われており、後から参加した方もその過程を知る事ができるように配慮されています。
隠されたホームページやアカウントを自分の手でいち早く探し出し、第一発見者となる事を目指してみるのも楽しみ方の一つです。
<注意>
謎を探す過程で、Project:;COLDのものかどうか疑わしいアカウントなどが見つかる場合がありますが、全く関係のない一般の方である可能性もありますので、ストーリー上ではっきりと明示されるまではフォローはしないようにしましょう。
また、参加者の中にはそれっぽいアカウントを用意して融解班を惑わせる『愉快犯』も存在します。
騙されるのも一興ですが、確信が持てるまではなるべく拡散しないようにしましょう。
3.ストーリーを考察しよう
Project:;COLDの最大の魅力であり、参加する醍醐味とも言えるのが『考察』です。
前作では、みやまんメンバーが13日おきに一人ずつ謎の死を遂げるという事件に巻き込まれ、その真相を探るために様々な考察がTwitter上を飛び交いました。
登場人物のツイートや、各種ホームページなどに散りばめられたヒントを元に、自分なりの仮説を立てそれを立証していく。
脳をフル活用して世界観にどっぷりと浸かるという体験は、一般的なゲームや小説では味わう事ができません。
「#みやまん考察」のハッシュタグでツイートを検索すると、多くの融解班の方が様々な考察を投稿されています。
それらを見るだけでも十分に楽しいですし、物語の理解をより深めるための参考にもなります。
こうしている現在でも、みやまんメンバーの活動の裏で『case.633』へと至る事象が進行しています。
上記のリンクへアクセスすると、target1(榊明日美)という人物のスマートフォン画面を覗き見る事ができ、いくつかのアプリは起動する事も出来ます。
ギャラリーには日々撮影された画像が増えていき、日記も毎日書き込まれています。
その日記は文字が所々黒塗りされており、文章を推測しながら読み解く必要があります。
彼女は『case.633』に関わる重要人物であるとみられており、一日の行動や置かれた境遇を考察する事により、今後事件が発生した際にその目的や背景をいち早く把握する事ができると思われます。
ストーリー考察について、公式が答え合わせをする事はありません。
日々展開される物語を追いかけ、その結末を自分の目で確かめた時が、答え合わせの時なのです。
また、Project:;COLDの公式ツイッターでは、「#みやまん考察」で投稿された考察をリツイートする事があります。
リツイートされる考察は、内容の正否に関わらず「他の人が見て興味を持つかどうか」を基準に選ばれるとされています。
自分の考察が公式に選ばれるという経験は、とても光栄な事であり、さらなる考察へのモチベーションとなります。
運営様がストーリーをものすごく丁寧にまとめてくださるので、私はみやまんメンバーの互いの呼び名をまとめてみました!
— リー猫 (@reethecat000) March 4, 2022
青字は今回未だ呼ばれてない呼び名ですので前回を参照しています。
玲子さん、まだヒカリさんしか呼んでないです😳#みやまん考察#みやまんおー pic.twitter.com/l05WZsMcBz
上記ツイートは、私がみやまんメンバーの互いの呼び名をまとめた考察ですが、公式にリツイートされ600以上のいいねをいただきました。
実は物語上で、ある人物がメンバーの事を以前は苗字で呼んでいた所を下の名前で呼ぶようになった、という展開があり、私のまとめはその成長を感じさせるための伏線として機能しました(多分)。
こちらは現在進行中のcase.633で起こった事象を時系列順にまとめた考察ツイートです。
今から追いかける方は、ぜひご参考にしてみてください。
Project:;COLD 1.8 case.633
— リー猫 (@reethecat000) March 14, 2022
ここまでの時系列まとめを作りました!
case.633に関する事象に絞って、あくまでも客観的な事実のみを羅列しています。
すでに4ページにわたる膨大な情報量のため、文字が小さくて申し訳ないです…
にもかかわらず、
『事件はまだ起こっていません』#みやまん考察 pic.twitter.com/xh0ZBXwgEg
このように、単に情報を整理しただけでもそれに意味があるのであれば、公式はリツイートしてくれます。
他の人が考えないような視点で考察を投稿し、公式のリツイートを目指す事こそ、Project:;COLDを楽しむ上で最もやりがいのある楽しみ方であると私は考えます。
最後に
冒頭でも書きましたが、Project:;COLDはいち早く参加する事が楽しむための最大のポイントです。
後からストーリーや謎を追いかける事ももちろん可能ですが、刻一刻と変化する状況を肌で感じ、新たな要素が発見される様子をリアルタイムで観測する事こそ、不可逆性SNSミステリーたる本作の最大の魅力であると考えます。
もちろん、この記事に書いた方法以外にも楽しみ方はいくらでもあります。
上記に挙げた3つのポイントはあくまでも私なりの楽しみ方であり、自分に合っている、これならできそうだ、と思うやり方で参加いただければ十分だと思います。
みやまんメンバーと交流する時は、彼女たちへの想いを真っ直ぐにぶつけ、考察を披露する時には思い切りカッコ付けて、変に斜に構えたり恥ずかしがる事なく、前例の無いこの作品を心ゆくまで楽しんで欲しいと願います。
公式ページに記載されている通り、あなたの人生において、いまこの時しか体験できない一度限りの物語です。
一分一秒でも早く、Project:;COLDの世界へ足を踏み入れてみてください。
きっと、忘れられない体験が待っています。
なお、Project:;COLDは運営の厚意により完全無料で楽しめる作品です。その事を念頭に置いていただき、理解と節度のある楽しみ方をしていただきますようお願いします。
Project:;COLDのいちファンより