利益から考える経営戦略Ⅰ~CVP分析~
こんにちは。
ReeeeL.です。
今日は財務のお話です。
予算作成、どのように行っていますか?
非常に時間はかかるし、大変ですよね。
売上目標はどうしようか。
原価は売上に対して○%にしよう、営業費用は?
前期を参考にしたり、分析したり。
実際、私も毎期の予算作成には非常に頭を悩ませました。
そこで今回、利益から考える経営戦略Ⅰとして、CVP分析についてお伝えします。
CVP分析
原価(cost)営業量(Volume)利益(Profit)の関係を分析する。
損益分岐点売上高
利益計画をたてるために、まず、損益分岐点売上高を計算することから始めてみましょう。
※損益分岐点売上高とは、利益も損失も発生しない売上高のこと
損益分岐点売上高=固定費÷{1-(変動費÷売上高)}
で求めることができます。
計算式に当てはめて見てください。
例)販売価格500円 製品1個当たり変動費 300円 固定費20,000の損益分 岐点は?
20,000÷{1-(300÷500)}=50,000
損益分岐点売上高だけではなく損益分岐点販売個数も把握できたと思います。
損益分岐点売上高は50,000円
→製品を100個販売すれば損益分岐点売上高となります。
シンプルなようで複雑・・・
計算に当てはめるだけで分かる損益分岐点売上高。
シンプルですね。
と言いたいのですが、これが非常に大変なのです。
何故かと言いますと、P/L(損益計算書)にはたくさんの費目とずらずらーと並んだ数字。どれが変動費でどれが固定費なのか・・・
そこを分類するところから始めるので、この計算式に当てはまるまでの時間がかかるのです。
考え方の一つですが、売上原価のみ変動費としてもいいと思いますし、売上がゼロの時には発生しない費用をピックアップしてその費目を変動費、それ以外を固定費としてもいいかと思います。
大変ですが、まずは損益分岐点売上高を算出してみてください。
損益分岐点売上高が分かれば、利益計画は立てやすくなります。
利益から考える経営戦略Ⅱでは~利益計画~をお伝えします。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちReeeeL.は財務のサポートもおこなっております。
自社の損益分岐点だけ知りたい!
予算作成に悩んでいる。等々、是非一度お問合せ下さい。