【組織】”べき”
こんにちは、ReeeeL.です。
今回はいつもと少し変えて、私個人の考え方をお話しようと思います。
人それぞれ性格があるのと同様に、会話の仕方には特徴があります。
その中でも”べき”攻めの会話にフォーカスしてお話していきます。
”べき”攻めの会話
ご察しの通り、私は”べき”攻めに対してあまり良い印象を持っていません。
念のため勘違いに繋がらないようにお伝えしますが
”べき”が良くないと思っているわけではなく、”べき”が多すぎる会話に「?」が働きます。
ポイントで”べき”が出てくると、そこはその人の軸に近い考え方であり大切さが伝わってくるのですが、
”べき”が多すぎると会話している方のコピーになれと強要されているのかなと思ってしまいます。
もちろん、答えが明確なものや、その方においてはご自身がやってきたこと、考え方が成功してきたから良かれと思って話をされているのは分かりますが、
特に、考え方における過度な”べき”は個性を潰す可能性があると考えています。
自分のことを知ってほしいと思う会話で”べき”は輝きます。
上下関係があるときの”べき”
上下関係があるときの”べき”は強要力がさらに強まります。
”べき”は言葉の中でも強さを持っており、さらに上司からの話となれば尚更です。
また、素直な人であればあるほど、答えは”べき”の会話にあると刷り込まれ、そうすると自身で考えることをやめてしまい、内省に繋がりません。
【自分で考えて出した答え】と[人から強要された答え]では納得感の意味が違ってきます。
私も前職で部下と話すときは特に気をつけていました。
立場上、相談されることが多くありましたが、もし”べき”を乱用したとして、上司である私の発言のままにその人が再形成されることに組織としてのメリットを感じなかったからです。
これは、当時私達が目指す組織の方向性にも理由がありますが、とにかく個性を潰したくなかったのです。
さいごに
人それぞれ会話の仕方には癖があるかと思います。
これは経験と性格から来ているもので無意識に変わることはほとんどないと思います。
もしかすると”べき”に限らず、知らずに口癖になっている言葉が組織に影響をもたらしているかもしれません。
ときに、目指す組織の形と大きなコミュニケーション方法である会話を照らし合わせてみることも大切だと考えています。
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