「親が英語好きであれ」を科学的に考える。
本日(2020年6月6日)は #親子オンライン体験フェス へたくさんのご参加をいただきありがとうございました。
「中学1年生で自発的に英語を学んでくれる子に育てるには」というテーマで、幼児期からの発達心理や知能などを考えながら、親がどう子どもに学びの提供をしてあげたら良いだろう、というところを皆さんと一緒に考えることができてとても勉強になりました。
そんな中、先日Twitterの相互アカウントさんからこんなツイートがながれてきました。
このツイート、お子さんを教える英語講師であれば誰もがうなずいて共感するツイートだと感じています。実際に私も、英語を学んだ子として、そして現在は親として、講師として100%同意です。
でもこれって、どうしてでしょうか。
実はそこには、乳児期からの脳科学に基づいた理由があります。
今日のワークショップでもお話したとおり、保育用語のなかに「三項関係」という言葉があります。
これは人のコミュニケーションの発達において、生まれてきたばかりの乳児と保育をする保育者(家庭であれば保護者)の2間者だけのものだったコミュニケーションが、生後約9ヶ月ごろから対象物となる3者を含んだ認識ができるようになってくる、という発達段階を表しています。
たとえば「いないないばあ」(2者間)のあそびから、遠くのもの(3者)を指差して保護者と一緒に見ることができるようになってきます。そしてこの三項関係は特に言語の獲得には重要な要素と言われています。
お母さんが「このお花、きれいね。」と言うから、子どもは「このお花はきれいなんだ。」と認識する。
お父さんが「このごはん、おいしいね。」と言うから、子どもは「このごはんはおいしいんだ。」と認識します。
同じように、お母さんやお父さんが「えいご、たのしいね!」と言ったり、一緒にアクティビティを行ってくれることによって、お子さんが「えいごってママもパパもたのしんでて、私もたのしい!」という気持ちになってくれているのだと感じています。
当校の幼児向けのクラスは、全て保護者同伴です。もちろんカリキュラムをおうちに持ち帰って、復習を習慣化して欲しいという意味もありますが、それと同時にレッスンでのアクティビティを「親が」楽しむことによって、お子さんと「えいごって楽しいね!」の共感を一緒にしていただきたいと思っています。
おそらく保護者の皆さんは何かしらの理由があって、お子さんに英語教育を勧めてあげたいと思っているはずです。
そしたら、その英語がいつまでも親と子、双方にとって「楽しいコミュニケーションツールのひとつ」となれば、私たち指導者もとっても嬉しく思います。
とはいえ、いつもいつも楽しいばかりではないし、スランプや迷いが出る時もあるかと思います。そんな時はいつでもご相談くださいね。お子さんの成長と、ライフスタイルにあった無理のない方法を一緒に考えましょう!
Reed‘s Academy of Languagesでは face to face とオンラインにて、英会話のレッスンだけでなく、自習カリキュラムの作成講座や、お子さんとおうちで英語を楽しむ保護者さん向けのオンラインセミナーなどを行っております。詳しくは ホームページ から