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父の記憶
自分が父となり、40歳を超える。
すると、父のことを振り返ることが
多くなった。
「父は何をやっていたんだろう」
「私は父とどう関わっていたんだろう」
と。
✅ 父、最初の記憶
いい印象か、良くない印象か?
私の印象は後者。
田舎の一軒家。4、5歳頃の私。
庭で一人で遊んでいたら、転んで膝を切った。
血が出てきたので怖くなって家へ入る。
母はおらず、父にかけ寄る。
慌てて手当てしてくれると思っていたら、
父は表情も動きも変わらない。
「これぐらい、大丈夫」と、
手当てをしてくれなかった。
事実がどうだったかは分からない。
ただ、それが最初の父の記憶。
40年経った今でもその時の情景、空気、
膝の血の跡の感覚を鮮明に覚えている。
繰り返し思い浮かぶ、父の記憶。
✅ 父、エピソード1
私が中学生のとき、仕事で遅く帰ってきた父。
リビングで二人で話した。
私の数学の受験問題。
自分はこんなに簡単に解ける。
すごいだろ、と自慢された記憶。
押し付けがましい。違和感を感じた。
(子どもに対しては常にこのような感じ)
さらに、どんな流れでそうなったのか、
母の悪口をいう父。
あいつは高卒だ。しかも商業科だ。
その時は意味が分からなかったが、
直感的に父は可哀想で、寂しい人だと感じた。
そんなことで人を判断するんだと。
(ちなみに父は地方の国立大卒)
今考えると、
子どもに対して妻の悪口を言う=虐待。
妻に対しては、
妻の悪口を息子に言う=モラハラ。
自分を認めて欲しい、褒めて欲しい、
でも母からは感謝されない。
だから自分を守るために、相手を貶める。
自分が変わる事は考えずに。
✅ 父、エピソード2
10年ぐらい前。
父が定年後に言っていた言葉を思いだす。
(酒が入ったときの不意の言葉)
母は自分を、一度も労ってくれた事がない。
また、子ども達に自分の頑張りを伝えてくれた事がない。
では父は母を労ったのか?
きっと、労っていないから、労ってもらえなかったんだろうな、と感じた。
✅ 気づき
夫婦関係。
父のようになりたくないと考えていた自分が、
今、父と同じような状況にある。
協力できない夫婦を我が子に見せ続けている。
自分が嫌だったことを我が子にしている。
父母がこうだったから、今の自分がこうなんだ(しょうがない)、と言いたいわけではない。
他人ごとのようだが、私は感覚的に
「協力する夫婦がどんなものか」を知らない、
実感できていないのだと思う。
この事実を一旦受け入れ、整理していきたい。
以上、長くなり、すいません💦
あ〜疲れた💦
疲れるテーマですが、
家系学:母のこと も纏めていく予定です。
😊最後まで読んで頂きありがとうございます。
エピソードは売るほど💦ありますので、
また、よろしくお願いします。
何かあればコメントお願い致します!