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訪問調査 南砺市民病院@富山[Day2]
南砺市民病院への訪問調査、2日目の記録です。
訪問調査の記録自体もこれが最後になります
スケジュールはこんな感じ。
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この日はとにかく1日でたくさんの人にお会いするようになりました🤝
楽しい朝
昨夜ホテルに着いてから溶けるように寝たものの、朝は結構スッキリとした目覚め。爽やかな気分で病院に向かいます。
病院についてから少し時間があったので当時までのnoteを書いたりインタビューの整理をしていると、
「そこのお嬢さん」
ドアのところに手術着を着た先生が立っていらっしゃって
その時初めてお話ししたのですが、南砺市民病院の外科部長をされている先生が声をかけてくださいました✨
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前日皆さんの前でした自己紹介を覚えていてくださって、大学のある岡山の話や地元の話で盛り上がりました。
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今まで総合診療や救急を専門とする医師の方と関わることがほとんどで、外科の先生とお話ししたことがあまりなかったので、なんとなく怖そうな?イメージを持っていたのですが全然違って、今まで出会った医師の方の中で三本の指に入るくらいユニークで楽しい方でした😍
というわけで楽しいおしゃべりから1日がスタートです。
人間ドッグ
この日の最初の見学は人間ドッグの問診でした。
あ、もちろん2日目も大浦先生のシャドーイングです
南砺が地元で海外の医学部に通っている大学生の子も来ていて、2人で一緒に見学しました🙌
何か問題を抱えて病院に来ているわけではなく、健康管理や予防のために健診に来られている方がほとんどなので、じっくり話を聞いて、、というよりは悩み事はないか聞いてあげたり生活習慣について話したりすることがメインでした。
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南砺市民病院が地元である大浦先生ならでは、"同級生との再会"、という場面にも立ち会い(?)ました🤣
問診もしつつ、ちょっとした同級生トークもされていて
地元の病院で働くと、診ている患者さんが友達のお母さんとか、中学校の先輩後輩みたいなことって確かに起こりうるよな〜と思いながら微笑ましく感じていました。
リハビリ施設の見学
人間ドッグの問診見学が終わると、病院内で力を入れているリハビリ関連の施設を見せて回ってくださいました。
まずリハビリの部屋は広くて開放的で、さまざまな器具が用意されていました。作業療法・理学療法も同じ場所で、言語聴覚士の方によるリハビリが行われる部屋も同じ場所にありました。
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その後、リハビリ病棟へ
病棟の雰囲気自体他の病棟と違って、できるだけ自宅に近い環境にするために内装がちょっと和っぽい感じだったり、畳の空間があったり
特に地域の特色を反映していたと思うのが手作りの仏壇です。
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富山県は浄土真宗の信仰が根強いている地域で、南砺市民病院のある地域も熱心な信仰を持っている方が多いそうです。そのため、お家でしていたように病院でも毎日決まった時間に手を合わせたりできるように作ったとのことで、そこに行くまで歩いたり座ったりという動作が結局リハビリになる、と教えていただきました。
外来見学
お昼を食べた後、Antaa取締役の方と社員の方お2人と合流しました。(一応URL貼っときます)
そうなると、大浦先生の後ろに4人ついてシャドーイング、という形になるわけですね。大所帯😆
さすがに患者さんが診察室に入ってきて先生以外に4人白衣着た人が立ってるとびっくりするので半分に分かれて外来の見学をしました。
院長先生たちとトーク
その後、Antaaの方々と、私と医学生、大浦先生と、もう1人来られていた先生と院長先生でトークタイムです。
再び院長先生とお話しできると思ってなかったので、飛び入り参加という感じでしたが、またまた貴重なお話を聞くことができました。
特に、自体病院としては初めて取得したJCIの認定までの詳しいお話を聞くことができました。
内科カンファ・抄読会
続いて、医局で行われていたカンファレンスと抄読会にも参加させていただきました。難しい/頭を悩ませた症例などについて他の医師から意見をもらったり、ディスカッションする時間です。
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知識が足りなくて私はついてくので精一杯だったのですが、これ学校でもやるべきだと思うんですよね。学校だと患者さんの検査値とかしかわからない場合があるので、実習中とかだとよりいい気がするんですけど
志摩市民病院での研修に行くと、カンファレンスの時間が決められていないとしても毎度こういうイベント(?)が発生します。
学生同士で知識も足りないところはたくさんあるけれど、患者さんから聞いた話や、それぞれの持ってる知識を持ち寄って、分からないならその場で調べたりしつつ話すあの時間が私はすごく好きなんですよね。楽しくて。
マルモカンファ
病院見学はこれで一旦終了。
この日のハイライトといっても過言ではない、マルモカンファレンスの時間です。
基本はオンラインでの参加だと思うのですが、この日に合わせて日程を調整したので現地で参加することができました⭐️
他のミーティングの予定があったので途中までの参加だったものの、この日一緒に見学を回った医学生の子と話し合いながら参加できたのも新鮮で楽しかったです
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隣に誰かいて気になったことを話し合いながら
参加するのも違った楽しさがありました!
検査の専攻にいると、検査値だけをみて患者さんの疾患を推測する、みたいなことをしたりします。
その時に患者さんの背景とか家族とか好きなこととかそういう話は一切出てこなくて、どんな患者さんなのか想像できないまま、とりあえずこの人は何ていう病気なんだろう?って事だけを考える、という。
謎解きみたいで楽しいことは楽しいんですけど、私は患者さんのこともっと知りたいなって純粋に思います
訪問調査終了
と、いう感じで、いい感じに訪問調査を締めくくることができました。
5月の半ば〜6月の半ば過ぎにかけて4つの病院に訪問調査に行ってきましたが、どの病院もそれぞれの魅力があって素敵なスタッフの方とたくさん出会えたのが本当に楽しかったです。
研究しに行っているというよりは、病院の皆さんに会いに行っているという感覚のほうが強くて、その病院のことだけではなく地域の魅力、美味しいものとか綺麗な景色とかまで味わうことができたのがすごく良かったです✨
さいごに
初めて訪問調査に行ってから今日こうやって書き上げるまでなんと4ヶ月も経ってしまいました😱
ここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。
分析もぼちぼち終わってきて、10月初めから病院実習が始まります。
これまで行った病院でののびのびした研修、みたいにはいかないと思うので若干不安なのですが、頑張ります…
実習日記でもつけようかしら。。(愚痴は0で笑)