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地域医療シンポジウム in 神栖 【2日目】

1日目の記事はこちら

2日目、開始です。

昨日2時に寝たおかげで起きたのは8時
朝ごはんを諦めてメイクと荷造りをした後、急いで会場に向かいます💨

昨日の懇親会で、学生たちが結構前のめりで、私もわくわく
学生と医療者、市民の代表がステージ上に上がり、客席と合わせて円になってディスカッションがスタート🗣️

本音が聞きたい


今日のテーマは、
〜地域医療を志す医師が働きたいと思える環境・体制〜


医師や行政、市民の方が昨日よりも積極的に話してくださってるように感じました。
が、学生たちの間には(なんかな〜〜〜)みたいな雰囲気。

私もちょっとそろそろ言いたいことあるぞ喋っちゃおうかな…みたいな気持ちになった頃には、周りの学生たちの(ちょっと言いたいことあるんやけど、、?)みたいなウズウズしてる感じが伝わってきました。

隣に座っていた医学生が「そういうことが聞きたいんじゃないんだよな…喋ろうかな。」って話してきてくれて、いや!そう!わかる!言っちゃえ!!ってみんなで背中を押して彼はマイクの前に。

「すごく失礼かもしれないんですが…」と前置きをして(わかるめっちゃ勇気いるよね!!!)

・医療は患者目線であるべきだと思う
・住民の方の望む医療が何か知りたい
・もっと本音が聞きたい

ということを学生の視点で伝えてくれました。

帰ってくると「めっちゃ緊張した〜〜〜」って言っていたけれど、会場の中では拍手が起こっていて、ここからディスカッションの流れがガラッと変わりました。


市民と医療者

市民代表として参加されていた方々が、市民としてのリアルな声を話してくださるようになりました。

救急の体制に対して課題を持っている市民が多いけれど、これまでこんな風に自分の子供が大変な時に助けてもらった

お医者さんに何か聞くのって結構ハードルが高いし、ちょっと話しかけるのも敷居が高い感じがある。でも今回のシンポジウムでこんなに神栖市のために考えて動いてくれていることを知って、嬉しかった。

などなど
診察室ではきっと聞くことができないお話を聞くことができました。


誰のための医療か

これが今回のシンポジウムで、(特に学生の中で)中心になっていた話題でした。参加した学生たちは"大人の事情"を少なからず感じていたように思います。

おそらく誰もが、医療を必要とする誰かを助けたくて医療の道を志し、医療者になっただろうけれど、自分のキャリアや責任、所属する組織、大人の事情とかいうアレコレによって、ただただ純粋に患者のための医療を提供することは簡単ではなくなってくるのかもしれないと感じました。

そうだとしても医療はやはり患者のために。
あなたのための医療を医療者としては提供したいし、
私のための医療であったらいいなと患者目線では思います。

そういう医療を提供しようと医療者や行政の皆さんが考え、市民の声も聞きながらディスカッションする姿は、一学生として、とても希望的でした。


今回のシンポジウムは、最後に『神栖宣言』として、今後も続けてこのような場を設け、市民中心の医療を行政や医療機関が協力して提供することが提言され、幕を閉じました。


働きたい体制・環境

2日目のシンポジウムのテーマ

〜地域医療を志す医師が働きたいと思える環境・体制〜

これについて、私なりにディスカッションを聞きながら考えていたことを残しておこうかなと思います。

一言で言うならば、「新たな挑戦が歓迎される環境」です。
挑戦すること自体が受け入れられ、どうしたら実現できるか一緒に考えて背中を押して見守ってくれるような環境
わがまま言ってるのも承知ですが、学生にとってそういう環境が本当に貴重です。

幸いなことに、私の周りには、自分の挑戦を「いいね!」と言ってくれて、それを実現させるために必要な情報や機会を惜しみなく提供しようとしてくださる方がたくさんいます。

そういう人たちのために、学生はもっと頑張ろうと一生懸命になるし、その一つ一つが医療をもっとよりよくすることに繋がると感じています。


医学生ではなく、臨床検査技師を目指す学生としてもう一つ言うならば、「すべての職種がフラットな環境」です。

全職種が参加するカンファレンスとか委員会とか、そういうことではなくて同じ職場で働く同僚としてお互いに感じたことを伝え合い、職種に関係なく人と人として対等に接する環境です。

思った以上にお互いについて知らないし、フラットな環境を作ることが想像以上に難しいことを実際に病院で働いて実感しました。
医師だけの努力ではダメだし、他の職種だけ努力してもダメです。

立場を気にすることなく共に働く仲間として患者中心の医療を提供できた時、初めて本当に患者のための医療と言えるのではないかと感じています。

そして、そういう環境で働けたらどれほどいいかとも思っています。


最後に

なんだか偉そうな、学生のわがままをつらつら書いてしまった気がしますが、今回の神栖での3日間でいろんなことを考えられたのは自分にとってもすごくいい機会だったように感じます。
やっぱり医療は自分の進路を考える上で欠かせない要素であることを再確認しました。

そして、今回個人的に嬉しかったのは、これまであまり繋がる機会がなかった関東圏の医学生と出会えたこと🙌
47都道府県でのツアーもこれからどんどん開催されていくので、全国にいる学生の皆さんとたくさん繋がれることを楽しみにしてます✨


文字だけになっちゃったので、おまけ。
久しぶりに3日間家を空けたせいで拗ねてる蘭丸こっち向いて

親友(?)のミスター・ポテトヘッドと

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