たぶん、ちょっと異色な研究テーマ。
私が卒業研究のテーマとして選んだのは
"地域医療における臨床検査技師の働き方(仮)"です。
っぽくない研究
同じ専攻の周りの子たちや、過去の先輩たちのテーマを見てみると、菌を培養したりとある疾患の原因を探ったり、生体情報を使って解析したり、いわゆる"検査っぽい""医療系っぽい"研究が多いように感じます
こういうのに比べると「働き方」っていうのはちょっと異色な気はします。試験管も医療機器も使わないし。
でも、本当にやりたいことだったのでこのテーマに決まってとても嬉しかったです。
研究テーマを選んだ経緯
はじまりはおそらく去年の年始でした。
去年の年始といえば、REEDを立ち上げた頃。
この記事を書いたのもそんな時期でした。
なんかすごく昔に感じる、、笑
REEDでイベントを開く中で素敵な出会いがあって、とある病院を紹介してもらいました。
それが、志摩市民病院でした。
素敵な出会いの連続
志摩市民病院に行って、私がやりたいことってこういうのだ。という一生忘れられない経験をします。
その後、志摩市民病院の院長に誘っていただいて地方創生医師団に参加。熱い想いを持った同年代の子達や、それを全力で応援してくれる先生方に出会って、燻っていた心が再び燃え始めた感覚になりました。
この頃から私の考えは地域医療に向くようになりました。
自分がやりたかったもうひとつの事、"10代への教育"は地域の病院でこそできる、そこでしか学べないことがある、と感じたからです。
抱いた違和感
6月に志摩市民病院へ行ってから約半年、突然光が差して、目の前にばっと道が開かれたように
「うおおおおおおおおおおおおおお」という感じで次々湧いてくる構想にワクワクして、いろんな妄想を膨らませながら過ごしていた私は、12月に日本地域医療学会に参加することになります。
それまでとにかく「医療の現場で教育をする」ことを心に決めて、そういう視点でいろんな出会いの場に参加していました。
なんなら、「臨床検査技師になってやるものか」とまで思っていました😅
そんな私の頭の中で初めて"臨床検査技師"にスポットライトが当たったのです。ふと浮かんだ疑問がはじまりでした。
まあ、会場にいたのがほとんど医師と医学生だった、というのもあります。
なんやかんや、検査学生
よくよく振り返ってみると、いろんな場面で"検査"のことに目が行く自分がいたことに気がつきました。
病院見学に行くと、学校で習った心電図とか検査値とか気になるし、臨床検査技師の方ってここでどんな働き方されてるんだろうって思ったり。この学会で、講演の後にした質問も、臨床検査技師に関するものでした。
そんなことを考えていると、だんだん腹立ってきたんですよね😂
なりたくないとかあーだこーだ文句を言いつつ、一生懸命勉強してる自分に(笑)
で、こう思いました。
なりたい自分になる
正直、臨床検査技師の方々が病院でどんな働き方をしていて、どんなやりがいがあって、どんな大変なことがあるのか、私はあまりに知りません。
だから、まずはそれを知るところから始めようと思っています。
その上で、私がしたいこと
"患者さんの身体と、患者さんとその大切な人たちの心をも癒すこと"そして、"医療の現場で10代たちの視野と可能性を広げる教育をすること"
「患者さんと10代たちの人生に触れる」ことができるような臨床検査技師としての働き方を見つけていきたくて、それを卒業研究にしました。
結果、それが現在の延長線上にあるものかもしれないし、全く新しいものかもしれないし、どうなるかまだわからないですが、大学生最後の貴重な時間を、自分の進路と向き合うことに使っていこうと思っています。
これまで出会った先生方にも協力していただけそうで、とてもとても嬉しいですし、行きたかった病院・地域にも直接足を運べるのですっごく楽しみです✨
最後まで読んでくださってありがとうございました🌟