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Ep1:オックスフォードに留学したい!

ということで、エピソード1です。
基本的にこの連載は
①弟にインタビューしたこと
②姉(私)の視点で当時の様子を振り返って感じること

を交えながら書いていきます。


弟について

軽く彼の基本情報を。

なんかこれだけ見ると優秀そうに見えますが、実際は毎日のように母親に起こされ遅刻ギリギリで家を出ていく、手のかかる男です。
私が買った新車に結構目立つ傷をつけた話はまた今度で。笑


高校時代

高校はそれなりに家から近い学校に通ってました。どう考えても遅刻する時間になっても家にいて、何度車で送って行ったかわかりません🚗

17歳の弟と3歳の蘭丸

当時の彼は、ゲーム三昧で特にやりたいこともない超反抗期、のイメージです。本人にその当時のことを聞いてみると、

やりたいことは特になかったけど、スペースXでエンジニアしてみたいとか、無人島生活してみたい(YouTubeの影響で)って思ってたかな

とのこと。知らなかった🤣
友達と遊んで家に帰ってくるのは遅いし、ゲームに夢中でお風呂にも入らない、夜更かしの結果遅刻、のループ。

何回怒鳴り合いの喧嘩したことか…🙄

ところが、高2から高3になる辺りで突然「東大に行く」と言い出しました。せっかくなので当時どういう経緯でそんなことを言い出したのか聞いてみました

その頃エボラが流行してて、
WHOに入るしかねぇ
→世界のトップの保健機関に行くわけだから、日本のトップじゃい
→東大行こう。

だそうです。ぽいわー。笑
確かにエボラが流行ってニュースでよく報道されてた時期ありましたよね🤔


ギアが入った瞬間

「WHOで働きたい」「熱帯医学をやりたい」と言い始めた頃から弟の様子が変わりました。
今までゲームに使っていた時間が洋楽を聞いたり英語でPodcastを聴く時間になっていきました。

熱帯医学系や公衆衛生系の海外ニュースはいつも調べてたね。日本語に単語ごと翻訳しながら英語の文章読んでた。

と、2浪していた姉(私)を反面教師?に、猛勉強し始めました。なんなんですかね、ああいう時の集中力の凄まじさ。良くも悪くも自分の目標のためだけに全神経を注ぐ感じ。一切家のことを考えないので腹も立ったんですが、同時にそういう弟が羨ましくもありました。

オックスフォードに行きたい!

留学への憧れ

そうした努力の末、1浪して国立大学の医学部に合格。
奇しくも私が1浪した時に落ちた大学でした。合格の連絡が来た時は自分のことのように嬉しかったです。

英語が好きだった彼は浪人中に英検準1級に合格したり、WHOに関連する論文を読んだり、好きをぐんぐん伸ばして掴んだ合格だったように思います。

大学に入ってから、たびたび家族の中で「留学行ったら?」という話は出ていましたが、弟自身も行きたい気持ちはあるものの、なかなかタイミングを図りかねている様子でした。


舞い込んできたチャンス

そんな中、今年度に入ってから大学でオックスフォード大学に留学できる新しいプログラムが始まりました。

海外で医学研究をしている人々や、医療分野で努力している人たちと生活を共にし、彼らの姿を直接見ることで、自分のキャリアや進むべき道を明確にしたい

という思いで、もちろんそのプログラムに応募。

英語を使って研究や医療についてディスカッションする経験が自分の成長につながる、と思って留学しようと決めた。

と教えてくれました。


チャンスを掴むマインド

これ、私が彼をすごいなと思ってる部分でもあるんですが、このプログラムに応募した瞬間から、「俺もうオックスフォード生だから」ってマインドなんですよね🤣

私も母も「いやいやまだ受かってもないからね?笑」ってツッコんでたんですが、こういうマインドが結局チャンスを掴むんやろうな〜とも思ったり。
思えば受験期も「俺は東大生になるから」とか、「WHOの職員になったら…」みたいなことをよく言ってたな〜と。

そうして留学の3ヶ月前くらいに実際にオックスフォード大学の教授が大学に来て面接やディスカッションが行われ、晴れて留学への切符を掴んだわけです。

留学の準備期間

んー、特別な準備はあんまりしなかったなー。
「循環器、特に不整脈」が研究テーマだったから、生理学の知識を復習したかな。

留学が決まった後は、急ピッチで研究準備を進め、順天堂大学にもその準備のために行くなどしていました。
肝心の英語については、

不安がなかったわけではないけど、現地で英語を使う機会が増えれば自然と上達するだろうって割り切って、事前に英語を勉強してくよりも現地での実践を重視してたね

私たち家族から見ても、留学に行けることが決定してから、ワクワクしてるな〜絶対かぶれて帰ってくるんだろうな〜と感じられるくらい、イギリス行きを楽しみにしていたのを覚えています

留学前の心境

明らかに楽しみにしていたのは分かっていたのですが、どんなことが楽しみだったのか。逆に心配だったことはあるのか聞いてみました。

楽しみだったこと

• 日本人が少なく、多様な国の人々が集まる英語中心の環境で生活すること。

• 世界的にトップクラスの循環器研究室に所属し、日本ではほとんどできる人がいない手法をマスターすること。

• 研究者たちと直接議論しながら研究を進められること。

• 新しい友人を作ることや、現地でサッカーを楽しむこと。

心配だったこと

• 初めての英語圏での長期滞在で、ホストファミリーとうまく馴染めるか不安だったこと。

• 日常生活を英語でこなせるか、スムーズに生活できるか

意外と心配に思ってたこともあるのね(笑)
姉的には、たぶん日本より海外の方が宗の肌に合うだろうな〜と思ってたので、「早く行ってこい!」と思ってましたね😂

そんなこんなで2024年8月、大きなスーツケースを持ってイギリスへ飛び立って行きました


Ep.2へつづく

ついにイギリスでの生活が始まります。
憧れのオックスフォード大学でのキャンパスライフ!
ここから先は私も知らない話がたくさんあるので、いろいろ思い出を振り返ってもらおうかなと思ってます✨

もし聞いてみたいこと、聞いて欲しいことがあればぜひコメント欄へ📝

最後まで読んでくださった皆様に弟よりメッセージです。

こんにちは。
私のnoteを読んでくださりありがとうございました。
未熟な私ですが、現在も医学を学ばせていただいることを通して様々自分について顧みています。
オックスフォード留学も、自分にとってどういった意味があるのか真の答えはこれからの人生の中で分かっていくものだと思っています。
経験談など楽しんでくださると嬉しいです。力になれることがあればいつでも^^

続きをお楽しみに✨

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