七夕賞穴馬

【②ウインイクシード】(横山武史)
父マンハッタンカフェ。母イクスキューズ。母の父ボストンハーバー。
今年初戦の中山金杯(中山競馬場芝2000m)は勝ち馬トリオンフとタイム差なしアタマ差の2着に好走しました。前走の福島民報杯(福島競馬場芝2000m)は雨の影響が残って、かなり時計の掛かる馬場でした。3着に敗れましたが、優勝馬マイネルサーパスとのタイム差は0秒2と巻き返し可能な着差です。福島競馬場芝2000mは3戦1勝・3着1回。小回り適性と重馬場適性が高く、今の時計の掛かる馬場の福島競馬場なら3着以内に好走して穴をあける可能性は十分にあります。

【⑦エアウィンザー】(三浦皇成)
父キングカメハメハ。母エアメサイア。母の父サンデーサイレンス。
母エアメサイアは秋華賞を制覇したG1馬です。2018年4連勝でチャレンジカップ(阪神競馬場芝2000m)を優勝してG1制覇の期待がかかりましたが、金鯱賞(中京競馬場芝2000m)3着、大阪杯(阪神競馬場芝2000m)5着とG1・G2で厳しいレース展開を激走したことで、馬は少しズブくなってきているようです。4連勝で重賞を制覇した実力は間違いなく本物で。前向きに走る気持ちにさえなれば、勝ち負けできる能力はあります。全7勝中4勝は阪神、京都のコーナーが4回ある内回りコースで挙げていることから、福島競馬場へのコース適性に懸念はなさそうです。

【⑧アウトライアーズ】(丸田恭介)
父ヴィクトワールピサ。母ウィストラム。母の父フレンチデピュティ。
24戦4勝、その内の3勝は中山競馬場芝2000m、福島競馬場芝2000m、小倉競馬場芝1800mの内回り・小回りで挙げています。直近の9走は連敗が続いていますが、内回り・小回りでの実績と昨年七夕賞5着の実績があるので、大きな変わり身での激走する可能性も十分にあると思われ穴に一考したく考えます。

【⑭オセアグレイト】(野中悠太郎)
父オルフェーヴル。母ブルーダヌーブ。母の父Bahri。
近親にディーマジェスティ(皐月賞優勝)、タワーオブロンドン(スプリンターズS優勝)のG1馬がいる良血馬です。オルフェーヴル×母系Sadler's Wellsの配合はラッキーライラック(阪神JF、エリザベス女王杯、大阪杯優勝)と同じ配合で底力を押し上げている血統です。全4勝を2200mから2600mで挙げているスタミナ豊富な馬です。1分58秒前半の高速決着になれば1800mで勝ち負けできるスピード能力が求められますが、雨の影響で時計のかかる馬場での決着になれば、スタミナが要求されます。先週の馬場状態、今週の雨を考慮すれば、時計の掛かる馬場での開催になる可能性が高いようです。スタミナ消耗戦はオセアグレイトの望むとこです。重馬場なら距離短縮でも十分勝ち負けできると思います。

【⑮リュヌルージュ】(M.デムーロ)
父モンテロッソ。母ムーンハウリング。母の父メジロマックイーン。
父モンテロッソはドバイワールドカップの覇者、母の父メジロマックイーンは豊富なスタミナを伝える血統です。パワー、スタミナに優れた配合で、時計のかかる馬場で高い能力を発揮できる血統です。今年初戦の稲荷特別(京都競馬場芝2000m)を2番手先行から抜け出して勝利。続く中山牝馬ステークス (中山競馬場芝1800m) は、雨が降り続き、かなり時計の掛かる馬場を2番手先行から、逃げていたモルフェオルフェを交わして先頭に立ち、外から伸びてきたフェアリーポルカに交わされましたが、2着に粘り実力を示しました。3連単6点勝負の中山牝馬ステークスは14番人気リュヌルージュを穴馬に予想、結果は2着で36200円3連複6点的中しました。福島牝馬ステークス(福島競馬場芝1800m)は8着に敗れましたが、前走のマーメイドステークス(阪神競馬場芝2000m)は稍重の時計のかかる馬場で3着に入賞。パワータイプで高速決着になるとパフォーマンスが落ちますが、時計のかかる馬場では強い競馬ができます。梅雨時期で、時計の掛かる馬場が予想されることから、再度人気薄での激走が期待されます。

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