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秋華賞穴馬情報

【パラスアテナ】
父ルーラーシップ。母ステラリード。母の父スペシャルウィーク。
3歳未勝利(福島芝2000m)、カーネーションC(1勝クラス・東京芝1800m)を連絡挑んだ、ラジオNIKKEI賞(G3・福島芝1800m)は、1番人気に支持されましたが4着に敗退しました。ラジオNIKKEI賞は、後方待機から勝負所で外を回って上がっていきましたが、ゴール前で脚色が鈍り、時計のかかる馬場で末脚は切れませんでした。紫苑S(G3・中山芝2000m)は、大外枠18番からスタートして8番手を追走。勝負所の3コーナー手前から上がっていき2着、稍重の馬場を克服できたことは大きな収穫でした。しかし本来は瞬発力を発揮できる軽い高速馬場を得意にしているので、京都の直線が平坦なコースへの相性は良いと思われます。秋華賞1週間前追い切りは、美浦Pで5F65秒5-12秒1、末脚が鋭く切れて併走馬に2馬身差をつけてゴール、状態は紫苑S時よりも良くなっているようです。
【マジックキャッスル】
父ディープインパクト。母ソーマジック。母の父シンボリクリスエス。
デビュー3戦目のファンタジーS(京都芝1400m)は、上がりのかかる馬場を2着に差した脚があるように、距離、外回りと条件は違いますが、持続力が求められる京都コースで好走していることは、秋華賞での大きなアドバンテージになります。オークスは後方16番手から33秒4の末脚で5着まで追い込んだ実力は軽視できません。ファンタジーSを2着した京都コースなら、大きな変わり身を見せても驚けません。秋華賞1週間前追い切りは、美浦南Wで5F68秒6-13秒2、ピッチ走法で回転の速い脚捌きが出来ていることから、状態は非常に良いです。紫苑Sを使われての上積みが十分にあります。
【ミヤマザクラ】
父ディープインパクト。母ミスパスカリ。母の父Mr.Greeley。
京都2歳S(G3・京都芝2000m)を2着した実績があり、秋華賞のコース適性はクリアしています。クイーンC(G3・東京芝1600m)を2番手先行から抜け出し、前走から距離短縮で重賞初制覇しました。ミヤマザクラのオークスからの直行ローテーションに懸念が残ります。秋華賞過去10年前走がオークスだった馬で馬券に絡んだ馬はアーモンドアイとクロノジェネシスの2頭だけです。このデータを考慮すれば、オークスから直行ローテーションは厳しいかもしれません。秋華賞1週間前追い切りは、栗東CWで6F81秒0-12秒0、併走馬に0秒2先着しました。ひと追いごとに良くなっていますが、本当に良くなるのは、レースを1度使われてからになると思われます。
【クラヴァシュドール】
父ハーツクライ。母パスオブドリームズ。母の父Giant's Causeway。
サウジアラビアRC(G3)2着、阪神ジュベナイルF(G1)3着、チューリップ賞(G2)2着、桜花賞(G1)4着。重賞で2着2回、3着1回の好走実績があります。ローズS(G2・中京芝2000m)で5着して距離延長にメドがつきました。ローズS時は馬体重が18キロ増加していました。成長力が豊富なハーツクライ産駒らしく、夏場を越して大きく変わっていました。18キロ馬体重増加を1度使われでの上積みは、メンバー中で1番の可能性大です。一変激走が期待できる穴馬です。
【アブレイズ】
父キズナ。母エディン。母の父ジャングルポケット。
オークス(G1)17着、ローズS(G2)12着と2桁着順が続いています。しかしデビュー2連勝でフラワーC(G3・中山芝1800m)を勝ち重賞制覇した資質馬です。特にアブレイズはコーナーが4回ある中山芝1800m内回りコースを、先行馬に不利なハイペースを2番手で先行して抜け出す強い競馬で勝ったことは、軽視できません。コース形態の似た秋華賞の京都芝2000m内回りコースで大きな変わり身を見せてくる可能性が大きい注目の穴馬です。

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