マイラーズカップ血統情報
【ケイデンスコール】ステイゴールドと同じ牝系
父ロードカナロア。母インダクティ。母の父ハーツクライ。
ロードカナロア産駒は芝1600m重賞を10勝、1600m以下の距離適性が高い血統。バランスオブゲームやフェイムゲームの近親で、3代母のベルベットサッシュはサッカーボーイの全妹で、ステイゴールドやショウナンパンドラなども同じ牝系。ダイナサッシュの牝系とロードカナロアが配合されたことでスタミナ消耗戦に強いマイラーになっている。
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【エアロロノア】母マイル系
父キングカメハメハ。母エアワンピース。母の父ロックオブジブラルタル。
エアスピネル、エアシャカール、エアシェイディの近親。母エアワンピースは芝1400m、1600mで4勝。2代母エアメサイアは秋華賞馬。3代母エアデジャヴーはオークス2着馬。母の父ロックオブジブラルタルはマイルG1を5勝した欧州屈指のマイラー。種牡馬としては9頭のG1馬をだしている。デインヒルは種牡馬としては82頭のG1馬をだした世界的名種牡馬、国内ではFairyKingPrawn(AUS)が安田記念、ファインモーション(IRE)が秋華賞を優勝している。母系がマイルスピード能力を伝えている。
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【エアスピネル】機動力を伝える血統
父キングカメハメハ。母エアメサイア。母の父サンデーサイレンス。
母エアメサイアは秋華賞馬。エアシャカール(皐月賞、菊花賞)、エアシェイディの近親で、母系はコーナーでの機動力を伝える血統だ。母母父ノーザンテーストからはマイル適性を受け継ぎ、キングマンボ系が配合されて更にマイル適性が高められている。8歳の高齢は割引せざるを得ないが、マイルへの血統的適性は高い。
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【ギベオン】体形は中距離向き
父ディープインパクト。母コンテスティッド。母の父Ghostzapper。母コンテスティッドは米G1エイコーンS(ダ8F)、米G1テストS(ダ7F)の優勝馬。母の父Ghostzapperは、米G1BCクラシック(ダ10F)、米G1メトロポリタンH(ダ8F)、米G1ウッドワードS(ダ9F)、米G1ヴォスバーグS(6.5F)を制覇した北米年度代表馬。種牡馬としては7頭のG1馬をだしている。ディープインパクトと配合されて体形は中距離向きになっている。
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【ダイワキャグニー】中距離血統
父キングカメハメハ。母トリプレックス。母の父サンデーサイレンス。
母トリプレックスは1800m、2000mでJRA4勝。母の母トリプルワウは米G3ネクストムーヴH(ダ9.5F)の勝ち馬。代表産駒にカナダ年度代表馬Alywowがいる。キングカメハメハ×サンデーサイレンス×Coastalで1800mから2000mの中距離向きの血統配合になっている。マイラーズカップ前走の距離別成績を見ると芝2000m以上が3勝、芝1800mが2勝と中距離で勝ち負けできる能力が求められる傾向があり、中距離血統がマイラーズカップでの好走要因を押上げている。
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