【実話怪談】青鬼
私が初めて、いわゆる人でないものとの初対面は前回書いた猫塚事件からほどしばらくしてから。
しかも、朝、小学校へ行く途中の通学路で!
その前にちょっと補足を。
私の通った小学校というのがいわゆる山の頂上にある学校でして。
と書くと、は?どんな場所だよ!って言われそうなのですが、自宅も山の中だったので、小さな隣山の上に学校がある感じ。毎日山を下り、そして山を登って学校に行く、そして学校までは徒歩で20分くらい、そんな日々の登校でした。
そんな登校のある朝
いつものように山道を皆で歩いていた時
朝日木漏れ日がさす林の奥に人工的な色が目に入ってきた。
色はスカイブルーよりちょっと濃い目、もう少しわかりやすく言うとTwitterのトリマークをちょい濃い目にした位の色。
それが、ぷかぷかと林の奥に浮かんでいる。大きさは40センチ位
なんだろー
でも周りの子たちは全然気づいていない。立ち止まって見ていると
その青いぷかぷかがゆっくり回り始めた。
どうやら私が最初に見ていたのは背中だったらしく、段々顔らしきものが見えてきた。
その顔も青く、顔はシワシワ、そして頭に1本の角のようなものが。
鬼だ
こっちに来たら怖い、その時は本能的に思った。
と、思っていたら、その鬼らしきものと目があった(ような感じがした)瞬間、それはそのまま消えた。
しかし、幽霊とかそれに近しいものは夜に出るものだと思っていた私は、当初物凄くビックリしたものの、まぁ勘違いか?とさらっと思い、学校に向かったのでした。
これが、初遭遇の人や動物以外の「なにか」の記憶
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