【体験記5】東京拘置所〜喜連川社会復帰促進センターへ移送@出発編
5月16日の朝
起床して、
朝食を済ませて、
しばらくしてから1番下の階に連行される。
そして、
移送前の手続き。
着替え、
私物の確認。
この時点では、
どこに移送されるかは、まだ教えてくれない。
終わってから、
周りを見渡してみると。
入所する人と、
移送される人が入り混じって処理されている事に気づく。
受付にいる職員と、
これから入所する人のやりとりは、
こんな感じだったのを覚えている。
入所者Aの人の特徴は、
マユ毛が針金のように細い、
パンチパーマの人
職員A 「何年って言われたの?」
入所者A 「6年です」
職員 「前橋出て3日でやっちゃったの?」
入所者A 「はい...照」
このやりとりを観て、
ドン引きしたのは、
言うまでもない。
そんなに刑務所ライフがいいのか?
あともう1例。
入所者Bの人は、
身長2メートルはありそうな、
レスラー体型の黒人。
職員B「君はよく食べそうな見た目だから、
ゴハン超大盛りね」
入所者B「アリガトウゴザイマス」
なんてテキトーな対応なんだ。
しかし、
そんなザックリ感が、
東京拘置所のよさなのかもしれない。
すごい人数の人が収容されているわけだし、
きっちりやると、
回らないのだろう。
そんなこんなで。
終わってから、
小一時間小箱に入って待たされる。
待ってる間、
「君たちはこれから静岡刑務所に移送されます」とか、
「君たちはこれから山形刑務所に移送されます」とか、
次々に移送が進んでいるのが聞こえてきた。
いよいよ箱から出され、
6人ほど集められる。
その中には、
以前一緒に赤落ちした人もいた。
そして、
いよいよ移送先が告知される。
「君たちはこれから喜連川社会復帰促進センターへ移送されます」と。
それを聞いた瞬間、
あまり地元から遠くなくて安心したのを覚えている。
8時くらいから準備が始まり、
10時半。
腰縄と手錠を掛けられ、
やっと出発。
いざ喜連川へ。
まとめ
・東京拘置所の受入出所は、色々な人がいて楽しい。
それではまた。