Week 8
【今週の出来事】
11月18日~22日 授業+LfA French
Academic skills workshop
◇ 引用の練習
各学者の主張を読み取り、お題の文章に引用を当てはめていく、という練習問題をこなした。大学受験の英文読解みたいな感じがして、少し懐かしい気持ちになった。
Leading and Managing Change
Lecture
◇ 発生的改革(Emergent change)について
先週の計画的改革との対照して紹介された。
計画的改革は、文字通り、計画を立ててそれに沿って改革を進めていくスタイルであるが、発生的改革は、自然と改革の必要性が生まれ、それに対応又は適合していくスタイルの組織改革。定義が幅広く、あいまいな印象。
Seminar
◇ 計画的改革と発生的改革の両立可能性について
冒頭で、日本でも有名な「チーズはどこへ消えた?(Who Moved My Cheese?)」が紹介された。私は原本を読んだことがなくあらすじを聞いただけだが、
「変化から学び、適応できた者が、得ることができる」
という内容で、とてもアメリカン・キャピタリズムだなと思った。(まぁ、そもそもマネジメントという学問自体がアメリカンなのだが。)
その後、グループごとに計画的改革と発生的改革の両立可能性について検討。概念的には対極的なものであるが、実務的には、組織改革を計画的に行ったところで、その過程で様々な問題や想定外の事態は発生するので、必然的に同時進行で発生的改革も必要になるという結論。
Theories of the Policy Process
Lecture
◇ Adovocacy Coalition Framework(ACF)について
先週、先々週に学んだMSFやPETと同様、長期的な政策過程の流れを理解するための学問的枠組み。説明すると長くなるので割愛するが、政策策定の背景にいるアクター(政治家、行政職員、アカデミック、利益団体など)が、どのような信条(Beliefs)で結びつき、政策策定に影響を与えているかについて、様々な要因と絡めて説明するもの。(超要約)
PETと類似する部分は多いが、より複雑な印象。講師も、講義の時間内に説明をまとめ切ることが出来なかった。
Seminar
◇ AFCのケーススタディ
◇ 課題図書とChat GPT
アイルランドのアルコール規制について、ACF的な分析、…といっても、アクターの特定、様々な領域のアクターを結び付けた信条の特定と、政策として成立させるためにどう枠組みをしたか、という部分に限定して、グループで話し合った。
後半は、Chat GPTの使用について。どうやら先の中間論文で、AIを使用して執筆されたものが多々見られたようで、講師からの警告的なニュアンスを含んだグループワークの場が設けられた。課題図書に関連した質問をChat GPTに投げかけ、それぞれ課題図書から学んだ内容と照らし合わせて、Chat GPTの回答に不正確な部分がないか、あら捜しを行った。…が、私は特定が出来なかった。正直、Chat GPT優秀だなと思ったが、講師の意図に反するので、何も言えなかった。
Global Governance
Lecture
◇ 気候変動問題について
やはり、経済寄りのアプローチで、IMFや世界銀行、WTOの気候変動への取り組み、グリーンボンドやESGなどが紹介された。気候変動の問題については、国家や国際社会がリーダーシップをとろうとすると、利権が絡んでどうしてもうまくいかないから(Grid rock)、世界中の地方自治体が団結して、気候変動対策のリーダーシップをとった方がうまくいくんじゃね?というような投げかけがされていたのが興味深かった。
Seminar
◇ 気候変動問題について
授業の切り口は経済寄りだったが、セミナーでは結局みんな自由に発言していた。COP29開催中かつ全員が関心がある問題なので、議論もそこそこ盛り上がったが、2015年パリ合意の「平均気温の上昇を1.5℃(2.0℃)以内に抑える」という目標の達成は困難だという見通しが大勢を占めていた。グリッドロック(Grid rock)の克服は無理ゲーである。
LfA French(欠席)
突如の頭痛(おそらくストレス性の片頭痛)により、自分の部屋で休むことを余儀なくされた。メンタル弱すぎる~
Week 8 総評
今週のヨークは、ずっとマイナス気温だったし、雪も降った。
気を抜くとすぐ調子を崩してしまう。急激な寒さが原因だろうか?それとも単に運動不足か?食事と栄養の問題か…?
体調問題は下手したら今後一生ついて回るので、ちゃんとメンテナンスしなきゃだなと思う。とりあえず簡単なことから、、、もっと野菜とフルーツを食べよう…!