Week 5
【今週の出来事】
10月21日~25日 授業+LfA French
24日 Supervision
Academic skills lecture
◇ 中間論文について
今週は、いつものワークショップ形式ではなく、学部の修士課程の学生を全員集めての講義形式の授業だった。各授業の中間論文の提出日が11月中に設定されているので、そのガイダンスであった。
成績は100%期末の論文考査での評価となるが、「論文を書く練習」と「講義の理解度の確認」と「講師からフィードバックを得る機会」として中間論文が設けられている。提出自体は必須ではないが、「全員提出するもの」というような空気ではある。
字数は1000~1500字程度。書く内容は授業によって異なり、期末論文のイントロダクションを書くものや、任意のケーススタディ、あるいは特定の問いが設定されているものもある。
Leading & Managing Change
Lecture
◇ 組織の文化について
◇ グループ・チーム・ネットワークの違い
それぞれの定義やバックグラウンドを広く浅く確認。
Seminar
◇ 中間論文について
◇ 組織の文化について
◇ 警察組織のジェンダー問題
セミナーの前半は中間論文についてのガイダンス。後半は組織の文化はどのように形成されるか、マネージャーは文化の形成や変化に関与できるか、という問いについて議論。
Theories of the Policy Process
Lecture
◇ 政策のアイデアについて
政策の元となるアイデアを、3つの定義に分けて確認。
Seminar
◇ 中間論文の書き方について
本モジュールにおける中間論文のテーマについて、どのように筋道を立て、どのように書いていくか、アカデミックライティング専門の講師から丁寧な教示を受けた。
Global Governance
Lecture
◇ 国際貿易のガバナンス
GATT&WTOの歴史、「気候変動対策と国際貿易推進の両立は可能か?」という議論、知的財産権をめぐる主要国の対立、について講義を受けた。貿易の問題は、国際政治の主要トピックであるだけに、議論の幅が広くて、しかも深い。
Seminar
◇ 国際貿易におけるチャレンジ
◇ 中間論文について
セミナー前半の議論では、主に「気候変動対策と国際貿易の両立が可能か?」という問いについて話し合われ、後半は例にもれず中間論文のガイダンスであった。
LfA French
◇ 自己紹介で使う表現(年齢、職業、出身など)
◇ avoirとêtre
語学の授業なので、学んで、その場ですぐアウトプット。授業中はちゃんと勉強している気分になるが、自習をしないと身には付かない。私はその自習をおろそかにしてしまっているので、このままのペースで行くと、そのうち授業についていけなくなる気がする。やはり語学は日々の積み重ねが重要だ。
Supervision
指導教官とのミーティング。授業や学生生活で困っていることがないか、修士論文(私の場合はポリシーレポート)のテーマは決まっているか、の確認。ポリシーレポートでマネジメント系のことを書いても良いのか質問したら、「ちょっと難しい」という回答を得た。ポリシーレポートは、あくまで政策にフォーカスしたものでないといけないらしい。11月中旬に、プロポーザルを提出することになるので、それまでにアイデアを固めておいてね、とのこと。
Week 5 総評
無事、1学期の半分を終了した。この5週間で何か特別な知識やスキルが身に着いたかというと、全くそんなことはない。短時間の講義で教わることは、各種の問題へのアプローチ方法と、そのための前提知識である。そのため、深く掘り下げて学ぶのは、学生各自の自習に委ねられており、受け身なスタンスで授業を受けたところで大した知識やスキルは身には付かない。
これだけのために大金を払ってイギリスの大学院に進学したのであれば、かなりコスパは悪い。したがって、コスパ向上のために、以下の点を意識していきたい。
● セミナーでのアウトプットを増やす
⇒ 英語で言語化する練習。うまく話せなくても、講師がフォローしてくれるし、失敗はいくらでも許される場である。もちろんうまく話せなくてへこんだりすることはいくらでもあるが、それで遠慮して黙るようになってしまっては、いつまでたっても成長しない。
● 講師をうまく「利用する」
⇒ 当然各モジュールには講師がいて、わからないことがあれば質問できる。講師それぞれにオフィスアワーが設定されていて、学びの上で助けが必要な時は1対1で相談にも乗ってくれる。論文執筆で行き詰ったときや、学びを深めたいときには積極的に使いたい。
大学院での成長は、自分がどれだけ「頑張ったか」にかかっている。中間論文も始まったので、周囲の環境を上手く利用しつつ、「学び」を深めていきたい。
今週の一本
Sherwoodのシーズン2を鑑賞。
実は、このSherwoodのシーズン1は、私が2年半前にイギリスに来て初めて観たドラマ。ロビンフッド伝説で有名な、シャーウッドの森(Sherwood forest)があるノッティンガムを舞台にした刑事ドラマで、1980年代以降、ノッティンガムが経験した困難な時代がストーリーに反映されている。
シーズン1自体は、英語がわからない、イギリスの歴史がわからない、ちんぷんかんぷんな状態で観たので、正確にストーリーを理解できておらず、ちょっとずつ記憶をたどりながら雰囲気で続編のシーズン2を観始めたが、それなりに楽しめた。やはりイギリスの刑事ドラマは面白い。(ただ、一部の登場人物のアクセントが全く聴き取れなかった。)
【来週の予定】
10月28日~11月1日 Consolidation week(授業なし)
リフレッシュしつつ、中間論文を書いていく。
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