潮嶽神社と隼人について〜解説と神話にまつわる小噺〜
潮嶽神社と隼人(はやと)
先日、XにRed fractionの重要なキーパーソンの一人、桜井隼人(以下、隼人)が神社の前で記念撮影するといった趣旨のイラストを投稿しました。
隼人の誕生日は1月1日の元日という事もあり新年を感じられ、かつバンドマンの派手で粗雑なイメージも描写したいと思い、こういったシチュエーションのイラストを描きましたが、お参りの際にはサングラスを外し、お賽銭も小銭ではなくお札を入れてくれる事を作者は期待しています。笑
小噺:日本の礎である神道と神社が存続の危機⁉️
昨今の神社経営は厳しいものがあり、参拝者のお賽銭に頼らざるを得ない状況らしいです。
また、ご縁がありますようになどの語呂でお賽銭の金額を決める風潮がありますが…これは江戸時代以降に「縁起を担ぐ」意味合いで庶民の間で流行ったと推測されています。
大量の小銭は手数料がより多く発生するため、お札の方がより神社への貢献も大きいだろうと考えています…が、けれどそれぞれの経済事情もあると思いますが、語呂合わせは民間で自然と流行っていった風習だという理解のもと、それぞれの事情に合わせて、推しに貢ぐ感覚で好きな神社さんにはお札を投じてみる。そんなブームができると嬉しいなぁなんて思ったりもします。
尚且つ、神社参拝が特別なものではなく、古来の日本から行われて来た当たり前の日常に戻れば良いなぁなんて思ったり。
潮嶽神社について
さて、今回のイラストで隼人が参拝した神社は潮嶽神社でした。
潮嶽神社は宮崎県にある神社で古くから地元の人々に親しまれ、信仰を集めています。(潮嶽神社は日本にいくつか存在しますが、特に有名なものは宮崎県にある神社で潮嶽山の中腹に位置します。また、鹿児島県にも潮嶽神社が存在し、どちらも山岳信仰に基づく神社です。)
潮嶽神社は海幸彦との深い関係があると伝えられています。これは、潮嶽神社が位置する地域が山幸彦と海幸彦の神話の舞台に近いことに由来します。
神話、海幸彦と山幸彦について
海幸彦と山幸彦の神話は、日本神話に登場する兄弟の物語です。
あらすじ
1、兄弟の交換
海を司る兄、海幸彦と山を司る弟、山幸彦はそれぞれの道具を交換し、山と海で互いの仕事を試しました。
2、釣り針の紛失
山幸彦が兄である海幸彦の釣り針を海で失くしてしまい、兄に謝りますが許されず、釣り針を探す旅に出ます。
3、海神の助け
山幸彦は海の神、綿津見神(わたつみのかみ)の宮殿に辿り着き、釣り針を探す助けを得ます。さらに、綿津見神の娘、豊玉姫(とよたまひめ)と結婚します。
4、逆転と和解
釣り針を返した山幸彦は、綿津見神から授けられた力で兄を屈服させ、最終的に兄弟は和解しました。
この神話は天皇家の祖先神話としても重要視されており、それは山幸彦(火遠理命/ほおりのみこと)が天皇家の祖先にあたる神だからです。
天皇家の祖先にあたる神について
1、山幸彦から始まる系譜
山幸彦は、綿津見神の娘である豊玉姫と結婚し、子どもをもうけます。
この子どもが鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)であり、彼はのちに天皇家の祖先となります。鸕鷀草葺不合尊の子どもが、初代天皇の神武天皇です。神武天皇は神武東征の際、熊野地方(現在の和歌山県南部、三重県南部、および奈良県南部にまたがる地域)では太陽神の加護を受け、八咫烏(やたからす)という神使が神武天皇の道案内をしたと伝えられており、Red fractionにおいて特殊部隊「鴉」はこの八咫烏をモデルとしています。
ちなみに、海幸彦(火照命/ほでりのみこと)の子孫は隼人(はやと)とされてます。日本神話や古代の記録によれば、隼人は九州南部、特に現在の鹿児島県や宮崎県南部に住んでいた古代民族であり、海幸彦との関係が語られています。
これが登場キャラクターの隼人と潮嶽神社をセットで描いた理由です。
神話では海幸彦が兄として登場し、弟の山幸彦との争いが描かれますが、その後、山幸彦が勝利し、海幸彦の子孫は山幸彦の支配下に入ったとされています。
世界の神話は繋がっている?聖書との共通点について
話は変わりますが、聖書におけるカインとアベルの物語といくつかの共通点があり、とても興味をそそられます。
1.兄弟間の対立
海幸彦と山幸彦:兄(海幸彦)と弟(山幸彦)の間で、失われた釣り針を巡って争いが起きます。
カインとアベル:兄(カイン)が弟(アベル)への嫉妬心から殺害するという対立が描かれています。
2.象徴的な職業の違い
海幸彦と山幸彦:兄は漁業(海)、弟は狩猟(山)ということなる職業を持ち、これが対立の背景になります。
カインとアベル:兄は濃厚(大地)、アベルは羊飼い(牧畜)という事なる生活スタイルを象徴しています。
3.神の関与
海幸彦と山幸彦:山幸彦は海神の助けを得て勝利します。神の意志や自然の力が物語を動かします。
カインとアベル:神がアベルの捧げ物を受け入れ、カインの捧げ物を退けたことが争いのきっかけになります。
4.兄の敗北
海幸彦:山幸彦に敗れ、弟の支配下に入る形で物語が終わります。
カイン:おとうおとを殺害したことで神から罰を受け、放浪の運命を課せられます。
最後に
隼人という一族と浦島太郎伝説との共通点や出雲族のお話など、話したい事はたくさんあるのですが…今日はこの辺で終わりとさせて頂きます😎
神話ってロマンですよね…(恍惚)
Red fractionでは陰謀✖️BL✖️バンドマンというテーマを掲げ、この現実で起きているあらゆる事象(陰謀、都市伝説、真の歴史、神話、医療やマスメディアの表では語られない◯◯について)を作中にたっくさん取り入れたいし既に取り入れておりますので、この話は現実世界で起きたあの事件がモデルかな?なんて気づいて貰えるとめちゃくちゃ嬉しいです😎
そうなれるようにストーリー構成や作画も頑張りたい!…けど、あくまでもゆる〜く適当に頑張るのが私の人生のモットーですので(自称低燃費女子なので。笑)、見てくださる方にも末長くあたたかな目で見守って頂けたら幸いです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました😎
またお会いしましょう〜⚡️🎸
陰謀✖️BL✖️バンド漫画「Red fraction」pixivにて公開中⚡️
進捗やお知らせなどはXにて⚡️
「Red fraction」act.3(後編)ただいま鋭意執筆中⚡️act.3完全版は一月中に公開予定⚡️
今日の覚えて欲しいキャラ
桜井隼人(さくらいはやと)詳細は以下ブログサイト🔗に詳細⚡️