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ミリオンキャスティング第1回戦を振り返って

しろとき

はじめに

　1か月に渡るミリオンキャスティング第1回戦お疲れさまでした。いろいろあったけどあんまり覚えていないからさらっとだけまとめますね。書き終わったら原稿用紙10枚分あったけど気にしない。

前哨戦

　TBTCに引き続いてキャスティング企画では百合子を応援していました。この企画はジュリアや麗花といった他の担当アイドルまでは追い切れないから、今回も一点集中で。
　今回はTwitterコミュニティが宣伝活動の場として増えましたね。Discordに比べてオープンだし使い勝手はよかったんじゃないでしょうか。早速百合子のコミュニティができたばっかりの時に入りました。

　当初、百合子の案で出ていたのが「生き残りゲーム・富豪」、「逆ミステリー・新人ナース」、「逆ミステリー・患者」あたりだったでしょうか。少数意見で「生き残りゲーム・地味な大学生」、「悪役？令嬢・侍女」あたりも見られた気がします。
　テーマ発表時は「悪役？令嬢・侍女」がいいと思いました。ただ、アンケートで第2回になったからひとまず除いて、第1回なら「逆ミステリー・新人ナース」がいいかなと思っていました。刑事ってのがTBの焼き増しではあるものの、多少ドジ（というか妄想で肝心のところが抜けてしまう？）ってのは合ってるんじゃないかなと思ってました。何よりも、ミステリーを解決する立場ってのは好きそうですよね。
　新人ナースは後輩属性で、百合子に「先輩」って呼んでほしいってのを見かけました。百合子の先輩って言ったら、瑞希だったり雪歩だったり？ただ、ここ最近百合子自身は「先輩」って呼ばれたがりそうですよね（ミリクロの千早の4コマとか、ミリアニの紹介文とか）。誰が言ったか「先輩風の戦士」。乙女ストームじゃ先輩と共演してドキドキするとか言ってたのになぁ……成長したのかな？

　それからいろいろと宣伝活動を見てて、投票開始2週間前くらいで、個人的に一番ビビっと来たのが「生き残りゲーム・富豪」でした。印税による富豪っていう属性が読書好きな百合子には合うんじゃないかと思ったのと、「生き残りゲームに参加した人の動きを文学作品にしよう」っていう動機も適するのじゃないのかなと思ってました。こういう動機だったら今までの百合子にない少しダークな展開が見られたかもしれないですね。実はもともと生き残りゲーム参加者でその体験をもとに文学作品を書いて、それがベストセラーになって富豪になったっていう展開だったらどうだったろうな。

　ほぼ同じ段階で杏奈がネット配信者に行きそうという状況もあって、あんゆりで組めそうだと思ったのもきっかけの一つです。あんゆりは公式からたびたび提供される（実際、ここ1か月でも猫百合子の4コマと、私服SHS百合子の4コマの両方で杏奈が出ていた）から一緒に動く必要はないってのも言われてました。けれど、TA勇者とTCアマリリスで競ってTBは全く違うところにいて、「共闘」という形は一度もなかったんですよ。公式の供給とは別に、ユーザー間で盛り上がる機会ってのもあったら楽しいだろうなと思ってました。

　そんなわけで、「生き残りゲーム・富豪」の宣伝を積極的に行っていましたが、時勢は「逆ミステリー・患者」が圧倒的優勢……！書店員だったり、中二病患者だったり、安楽椅子探偵だったり、風邪の戦士だったり、事件に首を突っ込むからターゲットにされて被害者になったり……これだけいろいろアイデアが出てくるくらい多数を占められると、百合子陣営の一員としては申し訳ないなぁと思いつつコミュニティに邪魔にならないようにそっと画像作ってはTwitterに投げをしてました。
　ただ、富豪百合子の宣伝は鳴かず飛ばずでした。思い付きで作った患者の画像と、目的をもって作った富豪の画像で反応が5倍くらい違ってましたから、これは多数派に抵抗するだけ無駄かなと最終的にはあきらめつつやってました。開始直後のコンベに「印税富豪百合子はいかがですか！？」と投げるだけ投げておいて初日の早いうちに富豪のランキングから沈んでいったのをただただ見守るしかなかったです。

　それとは別に1人20役配役とかして妄想を広げていたり、MoIW2023に向けた百合子の楽曲の宣伝をしていましたがまた別のお話。

投票期間

序盤・中盤

　開始時点ではすっぱり富豪を諦めてたので、開始直後はしっかり「患者」に投票してました。TBTCでもあったことだけど、初速を出してしっかり2位以下を引き離すと有利になりますから。最初が一番肝心。
　ただ、今回は第2回の選択肢があって、これまでと様相が変わりましたね。初めから第2回を選ぶ陣営もいれば、1週間くらい経ってから第2回へ移る陣営もいて。この選択がどういう影響になるかは、第2回が始まらないと分からないですね。
　いずれにしても、第1回はTCの時に比べて接戦になりにくい状況になっていました。その中でも患者は、他のアイドルが参入してくる気配がなくてかなり楽に開始できました。実際、各配役10位以内のうちの1位の得票率が一番高かったのが患者百合子だったそうです。
　患者で他に伸びたのが美奈子と紬でしたけど、票が集中せず、役のイメージを膨らませるのが難しかったんじゃないでしょうか。こうやって患者百合子に票を集中できたのは、「書店員」だけじゃない属性てんこ盛りにした患者派百合子Pの広報のおかげですね。

　投票期間は、「#書店員百合子の推薦図書」の企画（ゆりこーど経由のアイデア）だったり、バレンタイン企画「#治療への感謝に手作りのショコラを」（個人提案）だったり、SAOコラボ1周年企画「#リンクリスタート」の企画（翼・ジュリア・星梨花の企画に相乗りさせてもらった）だったりやってました。

　投票期間中は「一斉投票」をしないで、他の陣営の企画に乗っていこうっていう作戦は面白かったんじゃないかなと思います。逆ミステリー内で唯一医療従事者じゃない配役かつ、患者に事実上の競合がいない状況でしたので、患者から医療従事者への感謝というWin-Winな形で自然に参加したのがやりやすかったですね。「#治療への感謝に手作りのショコラを」の企画はそういう意図を出したものでした。
　そもそも「一斉投票」に消極的だったのは投票の後ろ倒しに過ぎず、却って追いかけられやすいデメリットがあって、ゆりこーど・Twitterの百合子コミュニティ内で肯定的じゃありませんでした。なので、こういう形で意思表示するのは重要だったかなと思います。

終盤

　終盤になってくると個人的なモチベーションは低かったです。ほぼ勝ちで目標がないまま進行していたり、周年イベや副業周りで忙しかったりと、ミリオンキャスティングに時間を割けなくなっていました。中盤までの各企画の進行がありつつ、「一斉投票」も行うような雰囲気でもなかったので疲れてもいました。
　そんな中、「一斉投票」を行うかどうかの意見を求めるコンベの書き込みにこんな風に返しました。

　77万票というのは、正直、「一斉投票」する必要はなくて、当時47万票くらいで、残り1週間で30万票稼ぐのは無理だろうと思って、少なくもデメリットのある「一斉投票をあきらめる」意図で提案しました。ところが、思いのほか好評だったようでそのまま最終日に77万票を目指す一斉投票企画「#風邪の770チャレンジ」（発案はアトランタPさん）が立ち上がりました。

　一斉投票が決まったからにはしっかり周知していきました。実際には一斉投票開始の28日0時に約60万、19時で67万、そして22時過ぎに77万に到達しました。到達後にコンベに百合子Pだけじゃなく、逆ミステリーの各担当Pの方がお祝いを書き込みに来てくれて、各担当からも支えてもらっての成果なんだと感じました。
　それと同時に、百合子の可能性を信じ切れなかった自分に反省です。

最後に

　投票期間の1か月間、発表から含めると2か月間、おつかれさまでした。個人的には投票開始前に流れを作ってくれた他の方に乗っかっていって、あまりうまく活動できてなかったイメージでしたけど成果にはつながってよかったです。
　ただ、TC以前と違って、他の配役に仲間がいるような関係性があって宣伝活動は楽しかったですね。TC以前は「誰かと誰かを一緒に見たい」から投票するっていうのは好ましくないとされてて、1つの配役内での争いだけでしたから、こうやって公式のお墨付きを得て組み合わせで宣伝できるのは楽しいところでしたね。百合子の場合、立ち位置が良くてかなりやりやすかったです。
　第2回投票をどうするかはまだ考えてるところです。どこかの陣営に身を置いて活動するか、いい配役を見つけて投票支援するか、あるいは百合子が妄想したらどういう配役になる！？とか考えてみるのも楽しいかも。

　最後に、公式が用意してくれた#MCおすすめペア に使った画像貼り付けて終わりにします。

何を言ってもやっぱり見たかった

追記

　いろいろ事後評、感想を見てきたので追記しますね。

キャスティング企画の意味・3月7日追記

　（これはTC以前からのことですけど）UNION!!の歌詞にある「ひとりも手放さない」とこの企画は反する、P層の厚いアイドルが勝つ、勝てなかったら何も残らないなどの否定的な意見を見かけます。実際、応援していた配役とれなかったらかなりつらいです。それはTBでいやというほど実感しているので……。

　まず、P層の厚いアイドルが勝つっていうのはあまりないと思います。手前味噌ですけどTCのアマリリスでエミリーが獲得できたこともあります（又聞きですけど、リリイベでゆうちゃが人気のある杏奈と百合子が相手だったけど勝ててうれしかったという趣旨のことを言ったようです）。
　配役とのマッチングもあるんでしょうけど、今回に関しては同一テーマ内のつながりがかなり重要だったんじゃないかなと思います。つながりが多ければそれだけペア票が集まっていくような状態になっていたと思います。
　実際、犯人ナース琴葉は200万近い票を獲得しています。逆ミステリー全体で独走状態で票が集まりにくい中、この票数は他テーマの競っていた配役並みです。これは、物語の中心的な立ち位置にいるということもあるでしょうけど、他のアイドルとの近さが際立った結果じゃないかなと思います。
　また、百合子が単独走できたのは、投票開始前に患者に行くってのが分かっていて、百合子と組みやすいアイドルが来やすい状況になっていたことも考えられそうです。それだけペア投票が大事だったんじゃないでしょうか。
　こう考えてみると、単一CPよりも複数CPでやったほうが良さそうなんですよね。富豪百合子のifを考えると、あんゆりだけじゃ厳しかっただろうなぁと考えています。星梨花も（クレブルの仲間などがいるものの、今回見られたペア票の動きでは）ほぼ単独だったから百合子は獲得していたかもしれません。ただ、ペア相手の杏奈が、一度も獲得していなくて強いCP（みきつば）のある翼相手に取れてたかは分からないですね。そのみきつばでも美希のほうは届かなかったことを考えると、広いつながりがかなり重要そうです。

　企画で配役を得るのがたったの20人で、得られないアイドルがいるのはミリオンライブの趣旨（UNION!!の歌詞）に反するという話ですけど、そこまで単純じゃなさそうですね。
　運営のこの企画の趣旨って、ミリオンライブ盛り上げることに加えて、アイドルのいろんな可能性を発掘することが目的にありそうです。実際、直近の週刊ファミ通（（No.1787（2023年3月16日号））のp39で、柿沢Pがミリオンキャスティングについて触れているので読んでみてください。
　そういった可能性の発掘がどこに反映されているかですけど、百合子だったらTCアマリリスのものがクロノレキシカに反映されていると噂がありますね。これは杏奈もだと思います。TB探偵百合子は、グリマス時代から言われてることでもあるから、はっきりとこれと言えるものはないかもしれません（誕生日のホワイトボードには反映されましたが）。そう考えると、期間中に出てきた瑞希・春香ペアが今後どこに反映されていくかは注目したいですね。なんなら印税富豪百合子ネタを拾ってくれ！！！！！！
　確かに、楽曲登場回数に差が出てしまいますけど、「勝てなかったら何も残らない」という状況じゃなくて、後々でもプロデューサーの意思が反映されやすい企画なんだろうなと思います。
　ちなみに「UNION!!の歌詞にある「ひとりも手放さない」」の直前って「ひとりじゃ届かない」ですよね。こっちにも焦点当たってもいいんじゃないでしょうか。

　分割して言いたかったことだけど、1トピックでまとめちゃったよ。一応抜き出すと…

・キャスティング企画は辛いところもあるけれど意味はある
・P層の厚さだけでは決まらない
・今回は同一テーマ内の複数CPがあるところに有利に働いた
・配役に反映されなくても、活動内容はどこかに残る
・運営よ、はるみずを見せてくれ

ハッシュタグ・3月11日追記

　ハッシュタグは関連するツイートを集めて見る集約機能と、ツイートが関連していると分かる識別機能があります。このためツイートを分かりやすくするために必須です。患者百合子では主に「#風邪の戦士」をハッシュタグに使っていました。個人的には「#病室の暴走特急」のほうが好みだったけどあまり浸透せず。このハッシュタグもいろんなところで上手いなと言われてましたね。要点はこの3つです。

・短い
・誰のタグか分かりやすい
・なんの配役か分かりやすい

　とは言っても、思い浮かぶか浮かばないかは運要素が強いんで、多くの人が色々出していっていいのを見つけるのが重要かなと思います。その中でこれがいい！ってなったものを使っていくといいと思います。配役を決めるプロセスと同じですね。

　その一方で、ハッシュタグをいろいろ使っている陣営も見当たりました。企画ごとに1つずつ使う程度なら問題ないと思いますが、増やしすぎると問題が出てきます。
　まず、どのタグを使えばいいか分からなくなります。タグを作った人は「どれを使ってもいいよ」という趣旨かもしれませんが、タグの集約機能は失われてしまいます。ただし、識別機能はあるので「誰の何の配役」かは分かります。一方で、集約機能のために主要タグを全乗せすると、文字数不足、検索除外、あるいはBANされる可能性があります。
　このため、ハッシュタグ運用をしっかり考えたほうが動きやすいと思います。

・「誰の何の配役」とわかる主要タグは1つ。多くても2つまで
・企画ごとにも1つまで

　思いついたハッシュタグを使いたい！その気持ちは分かります！TB探偵紬、TC主人公茜など、バズワードを有効に使ってきたこともこれまでありましたので。「#風邪の戦士」はバズワードってほどじゃなかったけど、要点を捉えてて優秀だったんじゃないかなと思います。
　それならまずは、同じアイドル・配役で戦っている仲間と相談してみませんか？受け入れられるようなら、仲間といっしょに周知を徹底して「置き換え」をしていくことをお勧めします。併用を重ねると上記のような副作用が出てきますので。

　ちなみに、なんでこんなことを書いているかというと、患者百合子が他の配役と組みやすい環境にあったために、他の陣営のハッシュタグも使って宣伝しようと思っても、どれを使ったらいいか分からなかった時がありました。外から見て分かりづらいなら、外からの宣伝もしづらくなります。今回のレギュレーションのように、ペア票が入れられる環境なら外からの宣伝もできるように環境を整えておいたほうが無難です。

　なのでお願いです。ハッシュタグは思いついたものを全部使わないでいいものだけ残すようにしましょう！


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