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“英語 x 中国語 x 専門分野”でキャリア構築を目指す人の需要と将来性は? AIの発達で多言語対応人材は必要なくなるか?
🔸目次
私の経歴
私は、小中高と香川県の片田舎で外国とは無縁の環境でのんびりと育ちました。
小中高とも同級生の顔ぶれは殆ど変わらない地元の皆んなが通う公立学校に通いました。
小中は野球部に入り朝から晩まで練習に明け暮れるような日々でした。
その反動から高校では帰宅部となり、田舎のため特に刺激もなく無為に過ごす日々が多かったように思います。
天気が良い日には近くの丘から瀬戸内海を眺め、いつかはあの海を超えて遠くへ行きたいなぁとボーっとしながら考えていました。
そんな田舎から抜け出したいと言う想いから大学は瀬戸内海を超えて関西の大学に進みました。
大学時代、一回生のとき受講した商業英語で人生の師匠となる教授に出会いました。
私は、田舎育ちで特にこれといった特徴がないその他大勢の存在でしたから、この出会いがなければ今頃は全く違った人生になっていたでしょう。
この教授は大学から派遣されて海外での留学経験もあり、そんなことを知ると何かワクワクした気持ちになり、刺激を受けました。
将来は太平洋を超えて海外で働きたいと思うようになりビジネス英語と国際貿易を学びました。
いつかはアメリカへ行きたいと思い、アルバイトと勉強に明け暮れる日々が続きました。
そんな想いはアメリカでのホームステイ経験から、アメリカ留学へと繋がりました。
アメリカでの留学時代は、マーケティングを専攻しました。
社会人になってからは東証1部のグローバル展開をするエレクトロニクス企業の海外営業部門に勤務しました。その後、香港、中国にて外資系商社の副社長として働きました。
中国では注文獲得の為には人間関係構築が必須条件でしたので、毎日、先方の社長と白酒を飲むのが仕事のような日々や日本大使館や日本料理店が破壊された反日運動の状況下で働く経験もしました。南京のクライアントを訪問する際は現地スタッフから日本人であることを隠すよう言われ毎回冷や汗をかきながら打ち合わせをしていたこともあります。
アメリカには2年、シンガポールに2年、中国には12年間滞在しました。
トリリンガルを目指したのは仕事で会ってきた香港人やシンガポール人の方はマルチリンガルの方が多く、複数の言語が操れたらどこに行っても生きていけてカッコいいなと思ったことが理由です。
またグローバル企業とは言え、周りに英語と中国語でビジネスができる日本人がほぼいなかった為、英語と中国語ができれば差別化になるなと思ったからでした。
現在は、中国、香港から引き上げ、これまでの経験を活かしてビジネス英語講師、全国通訳案内士(英語・中国語)、海外ビジネスコンサルタント(貿易・インバウンド対策)として活動しています。
この間、仕事に必要な資格も取得してきました。
主なものは下記のような語学系とツーリズム系、教える系の資格です。
・語学系
全国通訳案内士(英語・中国語)
香川せとうち地域通訳案内士(中国語)
HSK6級
英検1級
TOEIC: 965点
国連英検A級
・教える系
観光庁インバウンド研修認定講師
TESOL (英語教授法)
・ツーリズム系
総合/国内旅行業務取扱管理者
国内旅程管理主任者
せとうち島旅ガイド(瀬戸内国際芸術祭2019公式ガイド)
私の専門性は、営業マーケティングとツーリズム、スキルとしては、英語と中国語でのビジネスコミュニケーション能力や教えることなどです。
このような経歴から、これから、“英語 x 中国語 x 専門分野”でのキャリア構築を目指す方のキャリアアドバイスや英語資格取得の面でお役に立てますので、ぜひメンバーシップにご登録して頂ければと思います。
仕事をしていて感じるのは、専門知識や外国語も大切ですが、何にもまして人間性が大事です。それは企業内外の両方においてです。極端な言い方をすれば、人間性がよく人に好かれる人は専門性や語学力が劣っていても一緒に仕事がしたいと思われて仕事が回ってきます。
企業内では仕事が出来すぎると上司にライバル視される可能性もある為、少しくらい人間味のあるスキを作っておかないと引き上げてくれないかもしれません。
🔸専門 x 外国語 x 人間性 → お呼びがかかる人 = 需要がある人
専門性は深さ、外国語は幅、そして人間性は奥行きを出すようなイメージです。
・専門性の追求→深さが増す
・多言語ができる→幅が広がる
・人間性、人間的魅力→奥行き
今後、”日中英トリリンガル x 専門分野”でキャリア構築を目指す場合の需要や将来性はどうなっていくでしょうか?
・【記事】世の中は希少価値のあるものが優遇される。人生の早い段階でオンリーワンを目指す! “自分の得意x英語x中国語”でレアカード人材になる方法は?
“日中英トリリンガル×専門分野”を目指す人の需要と将来性
日中英トリリンガルかつ専門知識を持つ人材の需要は、現在そして将来においても非常に高いと言えます。その理由は以下の通りです。
1, グローバル化の加速
世界経済の相互依存:
日中米が世界経済の中心であり、この3カ国間のビジネスは政治的には色々とありますが、ますます活発になっています。
サプライチェーンの複雑化:
グローバルなサプライチェーンにおいて、タイムリーに多言語に対応できる人材は不可欠になっています。
文化交流の深化:
言語が話せるだけでなく各国の文化やビジネス慣習を理解し、円滑なコミュニケーションが取れる人材は常に求められています。
2. AIの進化と人材の役割の変化
AIの補完:
AIが多くの仕事を代替する一方で、人間にしかできない創造性やコミュニケーション能力、そしてタイムリーな多言語対応能力がますます重要になっています。読み書きは翻訳アプリが使えますが、オンライン会議や、対面での打ち合わせにはやはり即座に理解し、即答するリスニング力とリーディング力が必須です。
AIはクライアントの感情や気持ちを考えたり、駆け引きをしたり、場の雰囲気を読んだりするコミュニケーションはできません。またクリエイティブな提案も不得意です。通常は、人間は人間を好きになりますので、AIでは人間関係を築けません。
高度な専門知識:
AIを活用するためには、高度な専門知識とそれを説明できる言語能力が求められます。
3. 日本社会の多様化
インバウンド観光客の増加:
コロナ後、日本を訪れる外国人観光客はますます増加しており、多言語対応ができる人材が不足している状態です。
外国人人材の増加:
歯止めがかからない少子高齢化の対応策として、日本企業においては外国人人材の採用がますます増えています。多文化共生を推進できる人材が求められており今後もこの傾向は加速すると予測できます。
4. 活躍できる具体的な分野は?
“英語x中国語x専門分野”のキャリアが活かせる分野は多岐に渡ります。
国際ビジネス: 貿易、マーケティング、経営コンサルティングなど
IT: ソフトウェア開発、システムエンジニア、データサイエンティストなど
金融: 銀行、証券、保険など
観光: 旅行業、ホテル業、MICEなど
政府機関: 外務省、経済産業省など
国際機関: 国際連合、世界銀行など
キャリアを成功させるための戦略は?
専門分野の選択:
まずは自分が興味のある分野を深く掘り下げ、その分野での専門知識を習得する。今やオンラインや動画でいくらでも学べます。外国語は専門分野を表現する為の手段です。自分のやりたい専門分野が決まればその専門に関する内容を題材てして外国語を習得すればモチベーション維持になります。
語学力の向上:
日中英の3言語をビジネスレベルで使いこなせるように、継続的な学習を行う。専門分野に関係した英語や中国語の動画を観たり、記事を読む。
資格取得:
専門分野や語学に関する資格を取得することで、自分のスキルを客観的に証明する。
経験積みの機会:
インターンシップやボランティア活動なども考慮にいれて、実務経験を積む。
ネットワーク構築:
目指す業界のイベントに参加したり、SNSを活用したりして、人脈を広げる。
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