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転職25回 〜14回 Vol.1〜

前回までのあらすじ
・新卒でブラック企業に就職したものの、約2ヶ月で退職。
・IT企業に就職するも、借金返済が追い付かずに退職。
・ソープランドに転職。過酷&ハイリスクなので退職。
・ボッタクリヘルス店。天才的詐欺師の才能を発揮するが1日で退職。
・イメクラ勤務。風俗嬢Tちゃんとの同棲を解消しボロアパート暮らし。退職。
・探偵に憧れて、なぜか警備員。飽きて退職。
・高給に釣られてケーブルテレビの飛び込み営業。心が折れて退職。
・再びIT業界。カチャカチャしている内に心の傷が癒えて再び探偵を目指し退職。
・バイク便。ロシア大使館の車両とクラッシュで恐ロシア。退職。
・ADSLサポートコールセンター。金髪になる。飽きたから退職。
・なぜかホストクラブ勤務。ニワカホスト瞬クンとしてデビューするも1日で退職。
・路上でADSLモデムを配布。高給な仕事を紹介されて退職。
・超楽勝&高給の光回線調査。事業所のボスとケンカし自主退職。
・アダルトビデオ卸問屋でデータベース管理。人間関係に疲れ退職。

さーて、前回までのあらすじが長すぎてトンチキな事になっていますが、気にせずに更新を続けていきたいと思います。

前職ではアダルトビデオの卸問屋という特殊すぎる業界に行った為か、人間関係でクッタクタになってしまいました。
今の自分であればもうちょっと上手く立ち回る方法もあるのでしょうが、当時は20代。まだまだ甘ちゃんだったという事でしょう。多分。

さて、仕事を辞めても借金の支払日は待ってくれません。
ノンビリすることもなく、サッサと次の仕事を探します。

「前回までのあらすじ」を見ても分かるのですが、自分の場合、アダルトの仕事と同じぐらいの頻度で「IT系・通信系」の仕事が入ります。その時は大概たいした話はありません。
そして、今回も通信系です。

実名を出すのはちょっと抵抗はあるのですが、NグループのNC社…と書いておきましょう。まぁ、多くの方が知っているであろう一部上場大企業様です
もちろん正社員ではありません。おなじみの派遣社員でごやっかいになりました。

なぜここで働くことにしたか…覚えていません。まぁ、Nグループ企業だけあって時給がそこそこ良かったのと、慣れ親しんだ(?)通信関連の仕事だったので既に基礎知識があったから入るのが簡単だったのだと思います。

仕事内容はというと、完全なる事務方。
当時のNC社では、光ファイバーをアパートやマンションに引き込む営業をしていました。とはいえ私の仕事は営業ではなく、契約を獲得した物件のオーナーや管理会社、光回線工事をする前に調査を実施する会社(以前に働いていた所ですが…)、調査後に工事を実施する会社といった様々な会社と日程調整をする仕事です。
毎日、アッチやコッチに電話をコール。お互いのスケジュールを確認して光回線の工事(調査)を予約。誰かのスケジュールに不都合が起きればリスケジュールが必要なので、アッチやコッチに電話をコールする。アッチに電話、コッチに電話。そんな毎日です。
こう言っては何ですが、面白さは皆無。やることは単純ですが、連絡ミスをするとヒジョーに怒られます。例えば、光回線工事の日に管理会社への連絡をウッカリ忘れていたとします。工事会社が現場のマンションに行っても、工事を行うことはできません。あわてて管理会社へ連絡したとしても、管理会社も急に工事実施の許可をしてくれません。結局、工事会社には帰ってもらうしかないのですが、それでもNC社から工事会社への支払いは発生するのです。
まぁ、数々のトンチキな仕事を経験してきた自分にとっては、この程度の仕事は難しくありません。やるべき事をやるだけで良いのです。真面目にエクセルで物件の進捗状況を管理しているぐらいでしたが、実際にミスは1度もありませんでした。

3ヶ月ぐらいすると、いつもの病気が始まりました。そう、「飽き飽き病」です。

普段であれば、おそらく速攻で退職していたかもしれません。そしてまた、ちょっと刺激があるような仕事を探していた事でしょう。「IT系⇔刺激系」を行き来するタイミングではありましたが、今回は退職にブレーキがかかりました。

普段から真面目にミス無く仕事を処理する自分をNC社の社員様が評価してくれたのか、それともただ単にヒマ人に見えたのかは知りませんが、新たに立ち上げる部署と兼任する事になったのです。


その新たに立ち上げる部署とは、NC社肝いりの動画配信サービス。今となっては当たり前ですが、当時は光回線で動画を配信するというのはまだまだ画期的なサービスでした。レンタルビデオへ行かなくてもビデオを借りられる!返却をする必要もなし!たまたま、前職がアダルトビデオの卸問屋の自分にとっては、「このビデオ配信サービスが普及したら、あのトンチキな卸問屋は潰れるな…」と想像してしまいニヤニヤが止まりません。
まぁ、平成も終わりに近い今日この頃ですが、まだDVDメディアのアダルトビデオ屋は廃れていませんので例の卸問屋も生き残っているかもしれませんな。

とにかく、当時は「アダルト卸問屋をぶっ潰す!」という意気込みで新部署へ参加する事となりました。


メンバーは自分を含めて4名。
まずトップは部長殿。この部長殿はいつも何をしているのかサッパリ分からず、実際に何もしていないであろう、いかにも大企業らしい部長殿です。前部署でヒマすぎた為に、引っ張り出されてきたのでしょう。そう考えると、NC社にとって「動画配信サービス」は、たいして肝いりでも無かったかもしれません。
No2は細身で美人で頭脳明晰な女史社員様です。年上で優しくご指導してくださる「才色兼備なお姉様」といえます。まぁ、この女史社員様のおかげでNC社退職が延びたといっても過言ではありません。
いや、まだ理由はありました。No3の女史社員様です。
彼女は年齢は自分よりも少し下でしたが、細身で美人で頭脳明晰。優しくご指導してくれる「しっかり者の妹」と言っても良いでしょう。

そんなわけで、「アッチコッチに電話をして、スケジュール調整をする」という今までの仕事は同僚にお任せし、自分は美人女史2名(+部長)と行動を共にすることになったのです!
もうね、最高としか言いようがありません!

しかし、そんな「最高」の時代は長く続きませんでした。
理由は、夢を叶えるためです(キリッ)。
続きは次回。

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