one day photo_12
3月の最終ターン、最後に読んでいたのは杉本博司の空間感とサルガドのGENESIS。今月は石元泰博/サルガド月間だったんじゃないだろうか。
でも一番良かったのは「話す写真」と「写真ノート」だった。
最後にサルガドのGENESISを読んだんだけど順番的に最後で良かったなと思う、絶景写真みたいなものがフューチャーされるがサルガドのすごい所は造形的な、原理に忠実な超現実的構成をしっかり押さえてるところだと思う。
私も基本に忠実というか、話す写真の言葉を借りれば「勤勉な召使の視線を内包する主人」として自覚的になってみたい。
来週からは桜が咲く。
線を引けそうなものを見かけると、川の連作みたいな真横の線を引きたくなる。三脚を持ち歩いているときでもないし、カメラのフォーマット的に上下に正方形があるような形にもできないんだけど。畠山直哉が書いていた「透視図法が支配した世界の原則から自由な一本の線」というのがかっこよくて、僕も線があればなんか真横にしたくなってしまった。
カメラを傾けてでも、真横にしてみたら、一瞬水平がとれているように錯覚する写真が出来て、フレームと線の関係って面白いなということを体感出来て嬉しくなってしまった。
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登山ブログを書いたり、山で写真を撮っています、登山写真で気が付いた技術をひたすらつぶやきます。