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映画レビュー:スマホを落としただけなのに

こんばんは。
本日はライフワークである「映画鑑賞」をしています。
(レビューのため、語調変更させていただきます)

【はじめに:スマホという存在の重要性】
以前、こんな歌が流行ったことがあった。

MVとしては岡崎体育の「Music Video」
https://www.youtube.com/watch?v=fTwAz1JC4yI
も非常に有名ですが、こちらのキュウソネコカミの曲は
「CMあるある(起業PRMVあるある)」を面白くまとめたもので、
大学生の時よく見ていたが、まぁそれはいいとして。

この曲の歌詞の中には、
誰よりも自分のことを知っているヤツ。それはお前のスマホ。
「スマホはもはや俺の臓器」といっても過言ではないほど、自分の一部。
大切なことはすべてスマホに入っている。
・・・
冷静に考えてみたら、自分のありとあらゆることが入っているスマホを落としてしまうなんて、自分を死刑台に立たせているようなもの、ではなかろうか。

【序章:一瞬の気のゆるみが招く。】
スマホを落として死刑台への一歩を踏み出してしまった男。
それがこの映画の主人公。

仕事の移動に利用したタクシーの車内で、彼女と連絡を取りつつ目的地に到着するのを待っていた。が、道は突然の渋滞。
「打ち合わせに間に合わない!」と焦ってタクシーを降り、電車への乗り変えようと駅へ向かうが、電車も運行見合わせ中。
上司に連絡をしようとしたとき、スマホがないことに気づく。

一方、主人公との連絡が取れなくなった(突然既読がつかなくなった)彼女が心配して電話をかけると、電話口からは”知らない若い男性の声”。
主人公のスマホを拾った、という。
スマホを取りに行きたいと彼女がその男に言うと「今から言うカフェに来てください、店員に預けておきますから」と話し、それを聞いた彼女は安心して電話を取りにそのカフェに向かう。

さて、”その男”だが。
彼女との電話の最中、”その男”の住まう部屋の様子が挿入されてくる。

電気もつけず、何台ものPCとカラフルに光るキンブレ(※注参照)が掛かる不気味な部屋。なぜかハワイアンの音楽が流れ、その残響がPCの光に滲み、より部屋の様子を不気味にする。ネット犯罪者が住んでいそうな部屋だ。

PCの前には、長髪の、男とも女ともわからないTシャツの人が、主人公のスマホをいじりながら床に座っている。

彼女との電話を切った後”その男”は、主人公のスマホの中に、彼女とのベッドシーンの写真を見つけ出す。
見返り美人のような、背中から方にかけて長いストレートヘアーを流れ纏う彼女のその写真を見た”その男”は、息を荒げ、少し嗤うような調子で部屋を歩き回り、主人公のスマホに入っているすべてのデータをPCに落とし込むのであった。。。

【所感:引き裂く。通じ合う。また、やり直す。】
(まとまらないので箇条書き)
・犯人の手によって、二人のスマホは乗っ取られ、
二人の間に亀裂をもたらし、それでもスマホが繋ぎ止めた二人。
だのに、守ってきた過去さえも暴かれ、かき回されてしまう。
スマホ一つなくなるだけで、人間の関係性が崩れてしまう。

そのスマホを本人以外が持っているなんて誰も疑わないから。
だからSNSの更新も、当然本人がやっているだろうと信じる。

つまり、スマホ同士で人間関係を作り上げることは可能ということ。
もっと言えば、
スマホは人間性を持っているといっても過言ではない。と悟った。

・終盤、犯人から、「スマホの本質」を突いたセリフが吐き出される。
そして、スマホの本質の裏にある、ネットワークに精通した犯人と、刑事の間に、無償の愛に関するトラウマが交わり合い、ネットの技量が正と出るか悪と出るかは使用者次第であると、描写される。
ネット民としてはいささか偏見のように感じられたが、世間的なネットの印象はこれなんだろうな、対称にしやすいものなのだろうな(ちょっと浅はかな気もするが)と思った。

・人が愛し合うことって何だろう。
スマホを通じて連絡を取っていれば、取れていれば、
愛を享受し合っていることになるのだろうか。

人はやはりリアルに交流し、リアルに言いたいことを話し、
疑問点を解決して、前に進むものではないのだろうか。

特に恋愛において、スマホ⇔メッセージ⇔SNSは
コミュニケーションとして欠かせないものとなっているが、
メールが使われなくなり、SNSでのやり取りに代わって、
我々は恋愛がしにくい世の中になったのではないかと感じる。

ちなみに私自身は「メール」の方が恋愛しやすかった。
SNS、とかくLINEにおいては「誰もがいつでも見られてすぐに返信できるもの」という意識があるので、数日間の未読→既読スルーとかされると非常に腹が立つし、それで「こっちの状況を察せよ」といった塩梅にのしかかってくるのが、とてもストレス。
※↑みたいなとき、最終的には
「やる気があんのか、ねーのか、どっちなんだよボケ!」(おっと失礼)
「空気なんて読んでやってる民族日本人だけだからドアホ!」(大変失礼)
「めんどくせぇとか話したくねぇとか、ほっといてとか、思ってるならさっさと言葉にして言えよ!加害者になることから逃げようとしてんじゃねーよ、ぬるいんだよ生き方が!じゃあ好きっていうなよ、付き合おうっていうなよ、責任とれよコルアァアアアアア!」(お目汚し失礼)
と、男性に向かって思ってしまうので、こんなメンヘラなのに好かれるが結局すぐ事実上フラれる体質(笑)

メールだったら、読んだか読んでないかはわからなかったし、とりあえず届いてるだろう、読んでるだろうって楽観的に考えられた。
自分、自己肯定感ないから、LINEで既読スルーとかされると非常に不安になって、安心できる言葉が返ってくるまでソワソワしてしまう。
あーSNSっていやだ(笑)


・長い髪が女性(若い母)の象徴になる。
犯人と若い刑事の間で通じ合うものとして「長い女性の髪」がkeyとなるが、正直、髪を伸ばしているのが怖くなった。今すぐ切りたいと思った。


【最後に】
なかなか考えがまとまらず、全体的にばらけた内容になってしまった。レビューはコンスタントに書いていないと腕が落ちると実感した。
過去たくさんのレビューを書いてきたのに、鑑賞メーターのクローズしたせいで、多くのデータが全部飛んでしまった…
過去のデータを返してくれ!!!

また、いろんな映画でレビュー書きたいが、構成など腕上げたいと思うので、よろしくお願い申し上げます。


【脚注】
キンブレ

主にアニソンヲタク、声優ヲタク、アイドルオタクがライブ会場で勢いよく振り回している、別名「光る棒」。
正式商品名は「KING BLADE」。略してキンブレ。

↑これです。

かつてはアニメショップやアキバ、ブクロで購入することが多かったが、最近は知名度も広がり、全国の家電量販店や各種アイドルのグッズ店などでも取り扱いが見られるようになった。
ちなみに私も、キンブレは3本所持(写真)。7色タイプ2本、オレンジ1色(普通→大閃光の3段階調整)を所持。その他、水樹奈々ライブで購入したグッズブレード2本。合計5本哉。
ええそうですよ、叫ぶ系踊る系ヲタクでしたよ。
でも、ヲタ芸は地下派なので、マジのヤツや!と言われたりします。

本日以上!

#令和GWにnote10本チャレンジ
#第2日目

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