「天国はまだ遠い」映画感想
濱口竜介監督特集上映
《映画と、からだと、あと何か》
ふと休みになったので下高井戸シネマに。
途中でたい焼きを買うのかお勧めです。
「永遠に君を愛す」「天国はまだ遠い」「親密さ」を鑑賞。
その中で「天国はまだ遠い」が本当に好きだった。
最初のうだつの上らない中年男と女子高生が一緒にいる絵面の意味の分からなさ。
この男に五月(いつき)が取材にきた理由と三月(みつき)との関係が明かされてからの驚き。それでグッと引き込まれたんだけど、三月と五月しか知らないエピソードが全く関係ない男から語られるシーンは思わず涙しながらオカルト的でもあった。
この思いもよらない展開から心揺さぶられるシーンになるところが濱口映画の真骨頂なのかと。
短編(38分)っていうキレの良さもいい。
タイミングが合えば(合わせて)濱口竜介映画をこれからも観ていきたいと強く思う。