最適な通信環境とは
今やインターネットが当たり前の時代になりました。
WiMAXや光回線など多岐にわたってサービスがありますが
契約する際に気をつけなければならない点は色々あります。
それを語るにあたり順番にひも解いていきましょう。
まずWiMAXについてです。
これの利点は回線工事が不要でモバイルルーターさえ手元に届けば
いつでもどこでもWiFi通信が可能なところでしょう。
しかし利用できるデータ容量も企業によって様々で
ニュアンスも若干違っていたりするので要注意です。
容量無制限、と書かれていても
3日間で10GBまで…という具合に制限が設けられていることがあります。
このあたりは携帯会社のモバイル通信プランに比べれば
自由度は増えますし、WiMAXでもモバイル通信プランと同じだったり…
なんてサービスも実際に存在します。
WiMAXには家に置く据え置き型と外出用の持ち運び型があります。
据え置き型は光回線のルーターのように、
基本的には宅内に設置して使います。
持ち運び型はバッテリー式が主流で、バッテリー管理さえ大丈夫なら
出先で重宝するかと思います。
また、ほとんどのWiMAXサービスではレンタルとして扱われるので
月々いくら…といったプランから日数換算が可能なプランがあります。
光回線の工事までに…といったテクニカルな使い方もできるわけです。
社宅や寮などの場合は基本的に個人で光回線を契約できないので
WiMAXを愛用されてる方は圧倒的に多いでしょうね。
次に光回線についてです。
こちらは契約から工事の日程を挟み、開通までの時間を要しますが
基本的にデータ量制限がなく、宅内であればネット使い放題です。
社宅や寮で光回線を契約できない理由は
工事の際に壁に穴を開けたり、中継装置を引き込んだりするのに
大家さんの許可が必須だからです。(100%許可されるとは限らない)
基本的に会社所有の扱いになる社宅などは許可が下りません。
加えて契約期間も3年前後になるのと
違約金の金額もバカにならないのですぐに契約を変えられません。
それを踏まえて乗り換えサービスを出している通信会社さんもありますが
手続きが少し面倒になってくるので
最初に契約する時点でしっかり検討していきたいところです。
さて、ここから本題に入っていきます。
ネットの広告などで散々目にしてきたであろうNURO光について
実際に契約している私の観点からお話させてください。
よく月々980円からスタート…などといった宣伝を見ると思いますが
正直一度も980円で済んだ試しがありません。
色々条件が絡んでその金額になる…といった記載がサイトにありますが
実際はそこに工事費の分割払いや事務手数料などが加算されるので
どう頑張っても4,000円は軽くオーバーします。
私の場合はマンションミニG2V契約なので月々5,200円払っています。
※2020年5月契約→10月スタートのため工事費が含まれています。
BIGLOBEからドコモ光を経てNURO光になったわけですが
通信速度としては確かにドコモ光に比べるとNURO光は速いです。
ドコモ光は下り最大1Gbpsなのに対し、NURO光は2Gbpsです。
で・す・が!!この下り速度はあくまでも理論値に過ぎません。
実際は回線の抵抗やらサーバー間の抵抗やらが加わって
せいぜい400Mbps出ていれば十分なほどです。
しかしこのデータ通信量…私に言わせれば
これが通信速度に直結するとは考えていません。
通信速度という言葉に惑わされがちですが
この場合の下りや上り速度というのは
データを一度に送信する容量がそれくらい、というだけなんです。
動画サイトなどで動画をサクサク見たい!というだけなら
単純にデータの送信容量の多い方で問題はありません。
日本全国津々浦々、どこでも同じ品質を保証できるかと言われれば
実際は全然違います。その場所ごとに適した通信サービスを選ぶわけです。
天下のNUROといえども、他の通信会社の方が速くなった
なんて事例はあったりしますからね。(要するに土地との相性です)
光回線の使用用途がオンラインゲームとなると話は別です。
オンラインゲームはリアルタイムで他者との通信を常に行います。
基本的に大元のサーバーがあって、そこでデータの処理を行っています。
その性質上ping値(応答速度)またはレイテンシと呼ばれる要素が必須です。
このping値のブレ幅をジッター(Jitter)と呼ぶのですが
どちらにしても値は小さければ小さいほど快適です。
私の環境を例にしますと、
ping値は7~8ミリ秒 Jitterは1.8ミリ秒なのでかなり快適となります。
オンラインゲームをするにあたり最低限あった方が良い目安値は
ping値が50ミリ秒未満、Jitterは10ミリ秒未満が望ましいです。
また通信速度も下り上りともに5Mbpsあれば十分です。
グラフィックの処理落ちなどが発生する場合は
通信速度の不足やラグ、遅延といった要素も考えられますが
昨今のグラフィックの場合は単純なベンチマーク不足が大半です。
市販のPCや少し型番の古いスマホやiPad、タブレットは
そもそもゲーム用に作られていないので負荷が大きくかかり、
熱を持ってしまってHDDを焼いてしまう恐れも出てきてしまいます。
以上をまとめると
動画などを視聴するのがメインであれば通信速度(データ通信容量)重視、
オンラインゲームがメインであればping値やJitterが小さいもの重視
通信会社もお住まいの地域に適したものを選ぶのが理想ですね。