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【映画感想】 からかい上手の高木さん

※以下ストーリーのネタバレを含みます。

原作を知らずに見たが、単体でも恋愛ヒューマンドラマとして非常に面白い。

高木さん(永野芽郁)と西片(高橋文哉)が原作の10年後を演じるという設定だが、おそらく多くのオマージュがあるということを想像させるほど原作へのリスペクトを感じた。

大関(白鳥玉季)と町田(齋藤潤)の中学生どうしの恋愛や人間関係が、高木さんと西片とうまく対比されている。

最初は今泉力哉の監督作品とは知らずに見ていたが、それを知ると納得感があった。最終的に高木さんと西片は両想いで付き合う流れになるのかと思いきや、それを越えて結婚前提の付き合いになるという終わり方も多様な愛の形を表現してきた今泉力哉らしいと感じる。

高木さんの「ヘナチョコパンチだからお互い傷付かない」と言いつつも、「からかうことは好きよりもっと好きって伝えること」という表現がヒロイン感満載。永野芽郁が好演だった。

小豆島の美しく懐かしい風景が爽やかな夏の青春とマッチしており、優しい音楽が作品全体を包み込んでおりとても良い雰囲気を作っていた。

評価:5

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