「しがらみ」
世の中を動かしている幾つかの法則の中に「しがらみ」というものが存在する。あれをこうして、こうやって俺がやった等と威張ってみても、人生も人間も所詮、決まった「しがらみ」の中の一断面でしかない。そして
通常当たり前のことが当たり前にしか起きない。しかし稀に異常な事も起きる。それらを含めて全体だから、天変地異も通常の範囲内なのである。
人の「しがらみ」とは生まれた時から、スタートしていて、将来の仕事や友や生活までも、この「しがらみ」に縛られる。(血縁 地縁 学友 配られたカード)
生きていく過程で、自分が選択したものがいかほどあったであろうか、その範囲はごく限られた中に納まる。例えば職業選択でも、身内や親戚に物理学者、芸術家 大工 スポーツ選手等の職業の人がいればその影響を受けて研究者になったり画家の道を選んだりする。全く違う職を選んだとしても、成長の過程のどこかに選択のヒントがあったはずである。
選ぶには選ぶ理由があり、その理由こそ既に動き出している「しがらみ」の延長の中にある。
人は所詮 自分に合った川でしか泳がない。