#39 世界で一番
私は食べることが好きである。
当然ながら、美味しいと評判のお店にいくことも好きで「グルメ会」と名付けた会食を友人達と楽しむこともするし、(いま現在2年間弱No 開催)なにより自分で料理することが好きだ。
後片付けは好きではないが仕方なくする。
「好きなことをすればするほど好きではないことが増えていく」というのは何かもの凄い真理がソコに潜んでいそうな気がするが、恐らくそれは気のせいだろう。
特に凝った料理を作る訳ではないが、和洋中なんでも作り、自宅へ招いた友人達に振舞うのも好きである。
「美味しい!😋」
など言ってくれようものなら今度はもっと より美味しく作ったろ!と思うのだ。
かと言ってグルメを名乗るつもりも意識も毛頭ないし、事実、特に舌が肥えている訳でもなく、只々美味しいものに出会いたいだけである。
そんな私が「これは美味しい!」と思うものに"のりたま"がある。
(ホントお手軽な舌なんである。)
私の中では「世界で一番美味しい食べ物の中のひとつ」である。
だって美味しいのだ、アレ。
昔のCMで
〽︎あったかいご飯にかけたのりたま
こんな美味いもんちょっとないよ♫
と歌われているぐらいである。「ちょっとないよ」と言うのだから「ちょっとない」ぐらい美味しいんだろうと思う。
まぁ、ふりかけはどれも美味しいと思うが、個人的にはのりたまさんが優勝である。
この「世界で一番○○な」という表現。
日本人の感覚だとそれはひとつしかないイメージで、「世界で一番○○なモノの中のひとつ」というのは一瞬「え?」と思うことが多いだろう。
欧米では良くあるこの表現、上手いこというなと思うのだ。
世界一好きだけれども、それだけじゃない。
アレも好きだし、コレも外せないというものは沢山あるからだ。
好きなものが沢山あるなんてなんて贅沢なことなんだろう。
世の中には美味しいものが多すぎる。
(これ言うの多分2回目)