末端字書き、キーボードを5台愛でながら文字入力デバイスの相性を雑に考える
ノートPC標準装備のキーボードやiPhone・iPad用のBluetooth折りたたみキーボードばかり使って文章を書いてきた末端字書きです。
キーボードにこだわったことは人生で一度もありませんでした。
しかし今年春に初めてメカニカルキーボードを買ったのを皮切りに、気がつけば手持ちのキーボードが5台まで増えていました。
たった5台だからまだキーボードオタクでもなんでもないです(諸説あり)
現在の手持ちをご紹介。
無意味に文体がテンション高めですが気にしないでください。
●スマホタブレット用&持ち運び用としてK380
※だいぶ前にK380sGRにマイナーチェンジ済。なお購入当時の価格は3100円でした。当時の為替を加味しても安すぎんか?
スマホ・タブレットユーザーに人気、Logicoolの薄型キーボード!
キー荷重はやや重めだけど私は指の力が強いのでどうってことはない! 静謐な打鍵音と指先に馴染む丸いキートップはお外で大人しく作業するのに最適!
コンパクトだけどDeleteも十字も右Shiftも無変換(英数)も変換(かな)も完備! キー配列で困ることはないよ!
買ってから早1年9ヶ月、携帯用キーボードとして使用期間自己最長記録を更新中! 思ったより頑丈かもしれない!(K380の保証期間は2年。私はキーボードをすぐ壊す人間)
この記事でレビューっぽいものも書いたよ!
●PC用としてK835青軸
Logicoolの高コスパ有線メカニカルキーボード! 7000円軽く超えていてコスパ良しとされているのだからメカニカルキーボードはすごい世界だよ!(あくまで個人の金銭感覚による感想です)
ただでさえ打鍵音が大きめとされているメカニカルキーボードの特にやかましい青軸モデル! 自宅で使うし通話もしないから問題ない!
独特なカチャカチャ感とスイッチ感は使えば使うほど脳汁がびっしゃびっしゃ出るよ! 無駄にタイピングゲームとか遊んでしまって無駄にスコアが上がってきているよ!
あとこれは赤軸モデルもだけどK835は縦幅が128mmしかなくコンパクトだから作業環境を選ばないよ!
この記事でレビューっぽいものも書いたよ!
●PC&スマホタブレット両用としてK855
お値段3万円台中頃の有線・Bluetooth両用高級キーボードの購入を2ヶ月検討した末に「私にとっての最適解はこれでは?」と灯台下暗し的に見つけて買ったキーボード! K835の多機能版!(逆にK835がK855の廉価版なのかもしれないけど)
赤軸だからキー荷重は青軸と比べて軽め&入力位置が浅め! 青軸で慣れているとほぼ撫でるだけで打てちゃうからビビるよ! 筋肉痛とかで腕がだるいときでも打ちやすいよ!
少し高めのカタカタ音は適度に静かで適度に騒がしいよ! 侘び寂びが感じられるよ!(?)
BluetoothでもUSBレシーバーでも接続できるからこれ1台でどの端末でも使えるよ!(接続先の枠は3つまで)
●PC用としてG06
昨日届いた安価な茶軸の有線メカニカルキーボード! いやK855が最適解じゃなかったの!? 「赤軸がこれだけ軽いなら中間の茶軸はどうなんだ?」と1ヶ月くらい悶々とした末に見つけて4000円を切る価格に思わずポチった! 何気に初めてのゲーミングキーボード!
キーの重さは青軸っぽく入力位置の深さは赤軸っぽい、本当に両者の中間のような使い心地! 押下圧クソ強の民的にはかなりちょうどいい感じの軽さ!
打鍵音は(比較的大きめという評価のK835K855と比べれば)控えめで事務用としても使えるかもしれない! ピカピカ光るのは設定で封印してもいいし!
Logicoolの上2つと比べるとさすがに作りが安っぽいけど実際安いから仕方ない! 心が幼児だから光らせて遊ぶだけでも4000円分元が取れそうだよ!
ゲーミングキーボードという物自体がそうなのかもしれないけど本体がかなり分厚いのでパームレスト必須だよ!
あと以前ブログで書いたエレコムのメンブレンキーボードもあるけど半年も経たずに印字が掠れてきて萎えた&メンブレン特有の(?)入力判定の曖昧さがだんだん辛くなってきて予備用になったよ! お値段を考えたら普通に良い製品だし今もたまに使っているよ!
メカニカルキーボードを半年で3台も買っていてだいぶヤバイよ! でも3台合わせて24000円くらいだから有線・Bluetooth両用の高級キーボードHHKB Professional HYBRIDなんかにはまだまだ及ばないよ!(K855があるのであえてハイブリッドタイプと比較したよ)
これらキーボードを取っ替え引っ替えしながら文章を書いています。
クソ強押下圧でノートPCのキーボードを破壊しないために外付けキーボードを見繕ったのが事の始まりなので(元からスマホタブレット用のK380は別)趣味というよりは必要に迫られての意味合いが大きいです。
まぁだとしたらメカニカルキーボードを3台も買わなくていいので趣味の部分も非常に大きいですが。
こうして始まった、生まれて初めてのキーボード多頭飼い生活。
使い比べて面白いな~と思ったのがひとつ。
キーが軽くて滑るように打てる赤軸(K855)と、ある程度重さがあってカチッと押し込まなければいけない青軸(K835青軸)とでは私の場合後者のほうがタイプスピードが出るということ。
軽いほうが速く打てそうなものなのに、実際使ってみたらそうでもないんですよ。当然個人差はあるでしょうけど私はそうでした。
ちなみに昨日来たばかりの茶軸は見事にその中間。あまりにもわかりやすい。
確かに瞬間的なスピードはキーが軽いほうが出ます。そりゃ当然軽いからね(語彙力なさすぎか?)
けれど私の場合、どうしても上滑りするような違和感があって短時間しかそのスピードを維持できないのですよ。一呼吸置くタイミングをどこかで設けないと指先の感覚が狂って打ちにくくなる。
だから重いほうが平均速度は出るのです。タイピングゲームのスコアも露骨に青軸のほうが良いです。
じゃあ赤軸が合っていないのかといえばそうでもなくて、書きたいもの次第で相性が変わるんですよね。
ごく短時間、そうね数秒〜10秒程度なら赤軸のほうがさささ~っと速く滑らかに、かつ“なにも考えずに”入力できます。
ここの違いが結構大きいなと。脳のリソースをタイピングにあまり割かなくていい、そんな感じがします。
最近の私はどのメカニカルキーボードでも寿司打曰く1秒間に6.9〜7.4回キーが打てるらしいです。1秒に打てる仮名は雑計算で3.5文字、10秒で40字いかないくらいでしょうか。
ちゃんと数えたことはありませんが、だいたい小説の字の文いっこぶんくらいでは?
だからなのか小説執筆にものすごくフィットしているのですよこれが(同人活動は辞めたけど公開していないだけでちまちま書いてはいるのよ)
ああでもないこうでもないと悩みながらキーを叩いて創作をする、しがない末端字書きの味方になってくれます。
一方でこのnoteみたいな、なにも考えておらず脳のリソースを余り散らかしているような文章を書くときは青軸のほうが捗ります。このnoteは脳直愚痴垂れ流しブログです。
先述した通り重いほうが平均速度が出るし、特に青軸だとカチャカチャ打鍵音が鳴るから音ゲーをやる感覚でタイピングができて結果的に正確性が上がるのです(音ゲー全然詳しくないけど下手の横好きです)
打鍵音でっけ~なと自分で打っていても感じるレベルなのですが、かといってイヤホンとかで遮断すると途端に精度が落ちるんですよね……そんなことあるかよ……
あとは単純に、キーを打つ力が強いのでキーのほうもある程度重さがあると手加減しなくて済むというのもあります。だからブチ切れながら書くのに向いています(普通文章を書くのにそんなにブチ切れない)
おかげさまで全く使っていないキーボードというものが(保証期間も過ぎて印字も掠れて予備用になった子はともかく)存在しなくて笑っております。
小学校でローマ字を習う前からキーボードカタカタ打ってきた人間だけど、つい去年秋まではキーボードなんてワンオペが当たり前だったよ……それがあっという間にこれさ……
「どうせ使うなら他のものも試してみたくなるよね」って具合であちこち手を出して“沼”にハマっていくのでしょ? 知ってる。若い頃にイヤホンで経験済みです。そっちは己の耳がポンコツすぎて割とすぐ辞めましたが。
メカニカルキーボード3台にK380を足して購入価格だいたい28000円くらい。
私が買ったときの価格なので今揃えるともう少し高くつきますが、それでもまだHHKBやREALFORCEのハイブリッド接続モデルに届かないのが恐ろしい。キーボード沼怖い。
「安価なものをあれこれ買うより上等なものをひとつ買って使い続ける」という考え方がありますが、打つ内容によって適したタイプ感が異なるのであればその選択は採れないのですよね。
赤軸でブチ切れnoteを書こうとしても軽すぎてうまくブチ切れられないし……そして青軸で小説が書けるかと言えば、キーの重さと音で気が散ってしまいそうだし……
茶軸はどちらの用途でも使いやすいけど「日本語配列で無変換・変換・CapsLock等を省略していないオーソドックスなテンキーレス」って意外と多くないし……その仕様で入手しやすいのはだいたい赤軸だし……(青軸もあまりないからK835には感謝しています)
だからデバイスの相性ってあまりにも人それぞれ違うな、と思うわけでした。高けりゃいいってものでもない。
……いやREALFORCEとかHHKBとか触ったことがないから言えるのかもしれませんがね。でもHHKBはキー数が私には少なすぎるしREALFORCEは特にR3とか縦幅が大きくてデザイン的に惹かれないしなぁ……そこについてはなんとも言えないです。うん。
どうせ腕は2本しかないのでそろそろキーボード熱に歯止めをかけたい。そして課金した分だけ本業の(?)字書きのほうを頑張りたい。
G06の鳴らし運転も兼ねてこうして4000字もぐだぐだ書き連ねたのでありました。楽しい。文章の出力は楽しいものです。
押下圧クソ強の民はぜひ外付けキーボードを色々見ておきましょうね。ノートPCのキーボードや持ち運び用薄型キーボードがお亡くなりになってしまうとちょっと大変ですからね。いやでも5台もいりませんけどね!
なお入力デバイスはなにもキーボードに限らないとは知っています。音声入力とかね、ありますよね。
私は喋りたくないから字書きをしている節があるのでそのあたり最初から選択肢にありませんが……