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「だから、なに?」を超えるために
私の元上司。
無名の画家なのにも関わらず、10年間に渡り、毎月平均300万程度、自分の作品を売ってきました。
なんでそんなことができるのか。
本人も
「なんで売れるのかはわからない」と言う。
その人が、私が事業を始めるときに言った言葉があります。
さやちゃん、「だから、なに?」を超えなきゃダメだよ。
これは、重かったです。
もう、開業するのをやめようか、というレベルで、重かったです。
この世の中には、商品が溢れている。
彼の場合は、商品はアート作品。
私の場合は、商品はハーブティー・プラントベース食。
あかまつ学校の生徒さんだったら、商品は焼菓子、サービス、技術。
20年くらい前に脱サラして開業するおじさん(偏見すみません)の場合は、商品は手打ちそば、ラーメン。
世の中にすでに大量にあるもの。
下手すれば、ネットにタダであるもの。
それをわざわざ自分で作って売りたいと思うのは、
少なくとも
「まだこの世にそれがないと思うから」でなくてはいけないですよね。
「俺の作るラーメンは美味しいから売れるはず」
「俺の作るクッキーは美味しいから売れるはず」
「お菓子が好きな人がターゲットです」
自分はものすごいこだわってて、自分の思いを詰め込んでいる。
でも、その商品、他の人からしたら
だから、なに?
ってならない?
つまり、
あなたの商品に「価値」が本当にあるのか?ってこと。
自分で作り出したものを売る、というのは、
この「だから、なに?」との闘いとも言えるのではないでしょうか?
自分を信じ切れる人なんてなかなかいない。
こんなの作ってても意味ないんじゃないか?
やっぱり今日も売れなかった。
他に焼菓子なんていっぱい売ってるし。
あの人の作ってるお菓子の方がやっぱりいいんじゃないだろうか。
自分のやってる事なんて意味ないんじゃないだろうか。
そんな気持ちになることがしょっちゅうだと思います。
その「だから、なに?」の不安に必死に打ち勝つために、
自分の商品の価値を客観的に見つめ、改善し、自分を鼓舞していく。
それが、自分の商品を作り、売る、という怖さであり、厳しさであり、
そしてスリルであり、楽しさ、創造性だと思います。
自分の作ったクッキーがある世界の方が、ない世界より、より良い世界だ!と信じるために、日々進化させる。
自分がサービス提供することにより、人々の人生をよい方に変えることができる。
その価値を、相手に伝える努力をする。
価値を作りだし、デザインし、伝える。
商品を作り、コンセプトを作り上げるところから、価値の創造は始まります。
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