ナツのオワリ
冬の終わりには、春の訪れを喜んで
春の終わりには、夏の始まりに胸躍らせ、
夏の終わりはには、夏が終わることを惜しみ、
秋の終わりには、冬の始まりをゆっくり待つ。
なんとなく、そんな感じ。
秋を歓迎していないわけじゃなくて、秋を歓迎する気持ちより、夏の終わりを惜しむ気持ちの方が勝っているような、そんな感じ。
何気なく聞いていたラジオで、「夏の終わりの歌特集」をやっていた。
やたらと終わりを惜しまれる季節、夏。
涼しくなってきて、少し寂しい感じがするからか、
楽しみにしていた長い夏休みが終わるからか、
海に行きたかったけど行けなかったとか、花火ができなかったとか、やり残したことがあるからか。
年齢によって、性別によって、世代によって、人によって、
100人100通りの理由がありそうだけれど、(もしかしたら理由はないかもしれないけど)
「夏の終わりを惜しむのはなぜだと思う」と聞かれたときのあかまつれおの回答は、
今年は、かき氷を食べていないからです。
別に冬にでも食べようと思えば食べられるのに、そんなことのせいで夏の終わりを惜しんでいるのか、わたしは。
意外と、そんなことなのかもしれない、いろんなことの理由って。
夏の終わりを惜しむのはなぜだと思いますか?