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13歳からのアート思考

#13歳からのアート思考
#末永幸歩
#ダイヤモンド社
「こんな授業が受けたかった! 」
700人超の中高生たちを熱狂させ、
大人たちもいま最優先で受けたい「美術」の授業!!
論理もデータもあてにならない時代…
20世紀アートを代表する6作品で
「アーティストのように考える方法」がわかる!

いま、論理・戦略に基づくアプローチに限界を感じた人たちのあいだで、
「知覚」「感性」「直感」などが見直されつつある。

本書は、中高生向けの「美術」の授業をベースに、
- 「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
- 「自分なりの答え」を生み出し、
- それによって「新たな問い」を生み出す
という、いわゆる「アート思考」のプロセスをわかりやすく解説した一冊。

「自分だけの視点」で物事を見て、
「自分なりの答え」をつくりだす考え方を身につけよう!

ーーメモーーーーーーーーー

「アーティスト」は、目に見える作品を生み出す過程で、次の3つのことをしています。
①「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
②「自分なりの答え」を生み出し、
③それによって「新たな問い」を生み出す

数学の答えは「変わらないこと」に価値がありますが、アートの答えはむしろ「変わること」にこそ意味がある

マティスは「目に映るとおりに描くこと」

ピカソは「遠近法によるリアルさの表現」

カンディンスキーは「具象物を描くこと」といった「常識」からアートを解き放ち、「自分なりの答え」を生み出してきました。

デュシャンは《泉》によって、それまで誰も疑うことがなかった「アート作品=目で見て美しいもの」というあまりにも根本的な常識を打ち破り、アートを「思考」の領域に移した。

ポロックは《ナンバー1A》によって、アートを「なんらかのイメージを映し出すためのもの」という役割から解放しました。これによって絵画は、「ただの物質」でいることを許可されたのです。
2歳のときの私が描いた絵は、自分の身体の動きによって紙のうえに刻まれていく「行動の軌跡」だったのではないでしょうか。「自分の身体の動きを受けとめてくれる舞台」だったのかもしれません。

ウォーホルが《ブリロ・ボックス》を「アートという城壁」に囲われたものとしてではなく、「ただの食器洗剤」と同じ視線で眺めさせたかったのではないでしょうか。そうすることで、彼は「『これがアートだ』などといえる『確固たる枠組み』は、じつはどこにも存在しないのではないか?」という問いを投げかけていたのだと私は考えます。

「これがアートだというようなものは、ほんとうは存在しない。ただアーティストたちがいるだけだ」-エルンスト・ゴンブリッチ


スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学でのスピーチ
「仕事は人生の大部分を占めます。だから、心から満たされるためにたった1つの方法は、自分がすばらしいと信じる仕事をすることです。そして、すばらしい仕事をするためのたった1つの方法は、自分がしていることを愛することです。もし、愛せるものがまだ見つかっていないなら、探し続けてください。立ち止まらずに」

「自分の愛すること」を軸にしていれば、目の前の荒波に飲み込まれず、何回でも立ち直り、「表現の花」を咲かせることができるはずです。
そのためには、「常識」や「正解」にとらわれず、「自分の内側にある興味」をもとに、「自分のものの見方」で世界をとらえ、「自分なりの探究」をし続けることが欠かせません。そして、これこそが「アート思考」なのです。

ーー感想ーーーーーーーーー

アート思考おもしろかった!すぐ読めた~!
去年くらいからアートに興味を持ち出し、鑑賞してたけど、
全然わかっていなくて、今回この本を読んで、
アートの常識がどんどん覆されていった!


学生の頃は、絵を描くのが苦手で美術に対して苦手意識強かったけど、

『アートには答えがない』という考え方を持てていたら、

その苦手意識はなかったのかもな〜。なんて思ったり。

そんな中でも『あふれでたのはやさしさだった』にあった

安全安心な場所があれば、自分を表現できる。

下手な絵でも卑下することなく公開できていたのかも。

美術という面だけじゃない視点でも勉強になった🎨



アートの歴史は、その当時のアートの常識を打ち消すことによって
アップデートされていった。
絵を題材に概念がどんどん覆されて実践していくからおもしろかった!

私も無意識のうちに固定概念に囚われているんだと実感した🤔




結局、その常識を打ち消すためには

創造力が必要で、さらに自分なりの答えを持つこと。
時代が変化していくなかで時代も自分もどんどん進化していく。
「もっと深く考える」ことで自分の世界も広くなる。

最後のまとめでも結局ビジネス本にも通ずるような
自分の軸を持つ ⇒ 自分を表現する
自分の軸を持つには、自分の愛することを見つけること。
これは結局、自己理解だと思った。

その前に私は自己肯定感が大切だと思っていて、
自己肯定感
⇒自己理解 (情熱を注げるものを見つける)
⇒自分軸  (周りに左右されない)
⇒自分なりの答え(信念や伝えたい思い)
⇒表現する (周りへ伝える)
の順番なのかなと。

いやー、アート思考おもしろかった!
結局、点と点がいつかは線になるんだな~。

🌸:#デルフィニウム

#読書記録 #萌本棚

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