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言葉の温度

#言葉の温度

#イギジュ

出版社 ‏ : ‎ #光文社


私たちが紡ぎだすひとつひとつの言葉には、それぞれに固有の温度がある。心地よい温かさで人を癒す言葉、熱すぎたり冷たすぎたりで誰かを傷つける言葉……。日々の何気ない会話に耳をそばだて、本や映画の胸を打つ一節を心に留め、それらの言葉のもつ大切さや切実さを語りつくす――。韓国で異例の150万部を売り上げ、社会現象にもなった、言葉への愛が詰まった珠玉のエッセイ。

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言葉と文章には、それぞれの温もりと冷たさがある。

言葉や文章は頭に残るだけではありません。それは胸にも刻まれます。


「つらい人のことがわかるのは、もっとつらい人なのさ」


私たちはつねに、何を言うかに気を取られて生きている。しかし何を言うかよりも、いかに言うかが重要であり、いかに言うかよりも、時には何を言わないかが、いっそう重要なのだ。口をつぐむことを学ばなくては、うまく話すこともできないのかもしれない。


相手を自分の一部と思えるかどうかが、真実の愛と偽物の愛を見分ける基準になるのかもしれない。


人の性格はささいなところに表れるものだ。それは隠そうとしても隠しきれないし、その場しのぎでごまかすこともできない。この道理は、私たちの日常だけでなく、物事の本質や森羅万象にまで深くかかわっているのかもしれない。


「自分を知る」のは価値のあることだ。自分を正しく知ってこそ、世の中をバランスよく見ることができるし、自分の傷を知ってこそ、他人の傷も理解できるからだ。


人類の不幸の多くは、人と人の間に線を引くことから始まるのではないか。


人情的な深みのある人は、重みのある香りを残す。近くにいるときにはわからない。香りの持ち主がその場を離れるころ、その人だけの香気、人香が感じられるものだ。


美しいものを美しいと感じるとき、私たちは幸せだ

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🌸:#チューリップ

「博愛」「思いやり」

#読書記録 #萌本棚

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