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地区のPTA広報誌コンクールで金賞をいただいた話

ちは!広報紙制作もできるデザイナー、木下です!
5年程、PTA広報誌の制作サポートを実施しています。

なんと!その小学校の広報誌が、
今年、地区のPTA広報誌コンクールで金賞をいただきました!

これは、決して私だけでいただけた賞ではなく、
学校関係者のみなさん、PTAのがんばり、地域のみなさんの協力、
全てがないといただけなかったものでした。
関わったみんながいただいた賞だと思っています!

今回は、その裏側を書きたいと思います。


なんでPTAのサポートを始めたか

デザイナーとして、「社会課題に取り組みたい」

これは常々考えていましたが、子育て中の身に、大きなものは荷が重い…

じゃあ、子育て中の人間から見える社会を
できることから良くしたらいいんじゃないか!

そう思い、何か身近な、「コミュニケーションの円滑化」の仕組みが
デザインでできたらいいなと思っていました。

時は、コロナ禍前…

当時、旧態依然としていたPTA。
私が思っていたPTAのイメージは、こんな感じです。
(※注 一個人の意見です。)

・「親」という共通点のもと、いろんな価値観の人間が集まっていて、それぞれの価値観を押し付け合うところ。
・ボランティアなのに、無理な頑張りを押し付けられるところ。
・ママ同士の仲良しが集まり、他を寄せ付けない閉鎖的なところ。
・古いやり方のまま、ただ役をやるだけのところ。
・役に選ばれてもやらない人がいて、損をしたような気持ちになるところ。
・えらいボスママみたいな人がいて、意見に逆らうと仲間外れにされるところ。

あまり近づきたくないですね。(苦笑)

これを、「もっとみんながフラットに参加できるもの」に改革をしたいという方がいて、たまたま私の気持ちとリンク!

おお、これは社会課題の解決なのでは?!やりましょうよ!
となったわけです。

改革の様子を伝える広報

改革しようにも、みんなにどう変えたいかを伝えて
協力を得なければ、前に進みません。

そこで、企画書を使い、「どう変えたいか」を伝えてもらい、
制度を変えた後、「どう運営しているか」を広報誌にして伝えていきました。

なかなか、コロナ禍で施策がうまくいかず、
こちらから発信するだけの時期も続きました。

でも、PTAの参加方法が気楽にできるようになったことや
みんながどうやって活動しているかを伝えることにより
よく現状を知らない保護者も、イメージしながら参加できるようになってきました。

先生や地域の方も元気に!

先生が授業外でどうがんばってくれているかも、
保護者が知ると、話が活発になり良い循環が生まれます。

先生がバンドを組み、お祭りで演奏すると決まれば、それも広報します!
教壇に立っている先生とは違った、
歌う・力強くドラムを叩く・ギターを掻き鳴らす・キーボードを笑顔で弾く、かっこいい先生。

子供達も、目を輝かせて、その様子を見ていました。

人間は、多面的で、いろんな面があるから、面白い。
先生だって、人間だ。
そんなことを教えてくれたような気がします。

バンド演奏の公演は、応援してくれる子供達のおかげで
一回だけに止まらず、みんなが集まるお祭りなどに継続して登場してくれています。

また、地域の方の協力も広報誌に載せる事により、
ある特定の方だけではなく、別の方が手を挙げて手伝ってくれるようになり、より気軽に協力できる雰囲気になってきました。

広報は、エネルギーの循環を促すものなんだ

広報は以下の循環の一翼を担っていると思いました!

❶継続して施策を考える(行動)

❷それを広報誌として、みんなに知ってもらう(認知)

❸面白そうだと思ってもらう(興味)

❹自分もやってみようと軽くPTA活動に参加してもらう(参加)

❺雰囲気がわかり、安心して参加できるようになる。口コミが広がる。(参加・口コミ)

❻新たに入ってくれたメンバーが施策を考えてくれる(分析・行動)

❷それを広報誌として知ってもらう(認知)
(そして❸に続く!)

上記のようなサイクルができたのです。すごいことです!
音叉のように、みんなのバイブスが上がっていくのです!
ここまで来るには、いろいろありましたが、やってみたら本当に楽しい!

楽しいことにみんな集まる!

この仮説が正解だった事が、5年かかって証明できました。
本当に嬉しいことです!

大事なのは、「安心・安全な場所」

新しい考えや、やってみたいことを産むための「土壌」として大切なのは、
下記のような促しが必要なのではないかと、気づきがありました。

・「〜べき」「〜ねば」の価値観を押し付けない。お互いを認め合う。
・お互いの家庭環境に配慮し、無理強いしない。できないことは代替案を考えるか諦める。
・誰もが参加しやすい、オープンな雰囲気にする。
・古くから言われてることも、必要なければ即やめる。
・まずは楽しんでできるように、気楽に構える。
・できる人が、できることをサポートする。

最後の、「できる人ができることをサポートする」という部分で
デザインであったり、マインドの部分をサポートしていけたらいいなと
考えています。

やはり、発信は大事!

このように、頑張っている事や、考えている事を
ちゃんと発信して伝えることは、本当に大事だなあと、
今回の受賞でめちゃめちゃ感じました。

どれだけすごい事をやっていても、自分の発見した事ややっている事を、
伝えなければ知られない。
謙遜していないで、伝えることで、コミュニティも元気にできる。
誰かを助けることにもる、元気付けることもできてしまう。

私も、自分のしていることを発信し続け、
「楽しい人だ!」と思ってもらいたいと思っています!


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