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デザインするって、共感することだ

こんちは!共感デザイナー、木下です!
先日、二男の中学校の合唱祭があったんです。
そこで聞いた、先生の言葉がすごく良かったんで書いておきます。


主体性は、「共感」から生まれる

これは、クラス対抗で競い合った合唱祭の最後、
受賞クラスの発表の前に、指導の先生がおっしゃった言葉です。

その先生は、学外から招聘した、国際的にも合唱の指導をされている方。
子どもから大人、更に海外でも合唱を指導されている中で、気付いた言葉なのでしょう。
聞いた時、はっ!としました。

人同士、うまくいかなくて当然だ

合唱での「あるある」として、
・声出さない人がいる
・指揮者が暴走する
・伴奏が指揮者を見ない
こんなこと、あなたが学生の時もありませんでしたか?笑

これは完全に、「それぞれが自分の事だけ考えている状態」

もうちょっと練習がすすむと、
・どこかのパートだけが目立ってしまって、ハーモニーにならない
・うますぎる伴奏が、歌声を消してしまう

これは、「全体を見て客観視をする必要がある状態」

ぱっとやってうまくいくことなんかない。
これは、例えプロの方が集まったとしても、全体のバランスを見ないといけないので、同じですね。うまくいかなくて当然なんです。

本当の「主体性とは?」「共感とは?」

じゃあ、うまくいくようにするには、どうしたらいい?
みんなが、主体的に考えて動けるようになればいい!

では、子どもに主体性をもたせるには?
なんて言われると、「自主的に声を出す」から「人よりも前に出る」まで、言葉の受け取り方に幅があってなんだかぼんやりしています。

でも、今回の合唱祭での「主体性」というのは、
「仲間に共感をして、合唱を組み立てていく事」でした。

これって、40過ぎた私が、仕事でもすごく大事だと痛感してるんです。

自分一人のできることには限界がある

私は、グラフィックデザイナーをしています。

これまで、なんでもできるようになりたいと、
カメラで撮影をしたり、
コピーライティングをしたり、
Webコーディングの勉強をしたり、
いろいろしていましたが、いやいや、全部やったら精魂尽きますね!
(スケジュールもそれだけかかりますし)

最近は、協力する方を入れて、「一緒に作り上げる」方向にしています。

なぜならば、それも楽しい!と思えるようになったからです。
予想外の展開も、もうちょっとこうしてほしいと伝えることも伝えられることも、【意図を読んでうまく作り上げること】が楽しいのです。

平安時代の貴族が、上の句を聞いてから下の句を別の人が詠んだり、
送ってもらった句に、返事の句を詠むような、そんな感じです。

そこにあるのも、「共感」

デザインの意図を汲むことも共感がないとできませんし、共感があるからこそいいものになる。
だれかが問題を抱えていて、そこに共感するからこそ、その後の対応がすっと考えられるようになる。

仕事する上で、一番基本となる考え方を、改めて教えてもらったような気になりました。

合唱祭を経験した子どもたちにも、うまく伝わるといいな…
そう思いました。


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