【 ag TWS03R レビュー・口コミ】6000円以下のカラバリ6色のオシャレなコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン
日本のオーディオブランド「final」が音質を監修したS’NEXTの新ブランド「ag」の完全ワイヤレスイヤホン「TWS03R」の実機レビューを紹介します。
「TWS03R」はイヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」において2020年の売り上げ数量ランキングでも総合で2位を飾るほどの大人気商品です。ワイヤレスイヤホンの中では見事”1位”です。
ちなみに2021年3月時点でもまだ売り上げ3位とまだまだ不動の人気イヤホンです。
結論からいうと、「TWS03R」はカラバリが6色(黒・青・緑・赤・クリーム・ピンク)でほかの人とかぶらない「ag」らしいオシャレなデザインと音質を両立したバランスのとれたモデルになっています。このモデルは小型、軽量、快適で小耳の方にもオススメです。
ケーブルの絡まりを気にすることも無く、とてもストレスフリーで快適です。
今回は、本職がスピーカー設計者である私 (@redohiro)がagの「TWS03R」について詳しくレビューをします。
・2020年売上数量2位の「TWS03R」のレビューを知りたい
・人気のワイヤレスイヤホンを探している
agの「TWS03R」は以下でも詳しく紹介しています。
オーディオメーカ「ag」とは?
日本のオーディオブランドfinalを擁するエスネクスト株式会社が大手ブランド向けの受託開発で培った経験を生かして、手の届きやすい価格で実現するブランドとして誕生しました。
agというブランド名は、めったにないという意味の古語「有り難き」に由来しています。
ラインナップは大きく分けて、マニアのサブ機としてふさわしい音質の「Kシリーズ」と手頃な価格と使いやすさを求める方向けの「Rシリーズ」の2つに分かれます。
今回ご紹介する「TWS08R」の「R」は可愛らしい、いとおしいの古語である「らうたし」より命名されています。
一度「ag」のホームページを覗いてみてほしいのですが、イヤホンはどれもデザインが可愛く、持ってるだけでとても楽しい気分になれます。
ag「TWS03R」の基本スペック(3色:黒・紫・クリーム)
ag TWS03R基本スペック
カラー:黒・青・緑・赤・クリーム・ピンク
通信方式:Bluetooth5.0
コーデック:SBC/AAC
最大連続再生時間 :5時間
最大合計再生時間 (ケース併用時):17時間
充電時間:1.5時間
USB:Type-C
ドライバー:ダイナミック型
付属品:充電ケーブル(USB , マニュアル, イヤーピース( SS,S,M,L,LL )
色は「BLACK・BLUE・GREEN・RED・CREAM・MOMO」の6色から選べます。どの色もとても可愛らしく、女性に人気のカラーです。もちろん、オシャレな男性にもおすすめです。
特に「ピンク」や「グリーン」「レッド」などの色は町でもほとんど見かけないほど珍しいので、ほかの人とかぶらないので、オシャレ感が引き立ちます。
スペック比較(TWS03R,07R,08R)
他モデルとの主な違いとしては、TWS03Rはカラーバリエーションが多いことです。また、操作がボタン式なので、誤作動が少ないという点です。
すこし残念な点としては、充電端子がmicroBタイプであることとワイヤレス充電には非対応です。また、aptXにも対応していません。ただし、実際に音質を聞いた感じでは、もとのドライバーが良いからか音質のバランスは良いと感じました。
TWS03Rのイヤホン操作
本機種は「ボタン式」になります。 接続機器とは独立して音量操作ができます。音量調節できないBluetoothトランスミッターと接続しても音量を調整できるので、コンポの音をイヤホンに飛ばして音楽を聴いたり出来ます。
実際に私が愛用しているTaotronicsのトランスミッターも以下で紹介しています。ゲーミング用として、ワイヤレス化もできるのでおすすめです。
ag「TWS03R」の実機レビュー(外観・デザイン)
同梱品は「ワイヤレスイヤホン・ケース・USB-microBケーブル・シリコーン製イヤーアダプター(SS/S/M/L/LL)・説明書」になります。
ag「TWS03R」のケース外観
充電ケースの表面は、肌触りが良く、且つ皮脂や汚れが付きにくいオリジナル表面加工「粉雪塗装」仕上げを採用しています。
手触りがとてもよく、指紋もつきにくいため汚れが気になりません。実際に私もいろいろなイヤホンを持っていますが、樹脂ケースの場合、時間が経つと傷が目立ってきます。このケースならそのような心配もなさそうです。
ケース上面には「ag」と会社のロゴが刻印されています。
手のひらに収まるサイズになっており、ポケットにも気軽に収納できます。380mAのバッテリーで、小ぶりなサイズになっています。
USBの充電端子は「micro-B」対応になっております。最近は、裏表を気にしなくて良い「USB-C」が主流なので、少しマイナスポイントです。
ag「TWS03R」のイヤホン本体の外観
ケースを開くとこのようにイヤホンが収納されています。「抹茶色」で落ち着いた色合いが物欲を満たしてくれる感覚があります。
充電ケースには、不意のイヤホン落下を防止する「カチッとマグネット」設計を採用しています。イヤホンが「カチッ」とマグネットでしっかりとケースに固定されるため安心です。
ただし、ワイヤレスイヤホンの中には強力な磁力で何も気にせずケースに収まるモデルもありますが、ある程度向きを合わせる必要がありました。でも、使用上は問題ないありません。
イヤホン本体は上品な抹茶カラーで可愛らしいデザインです。外側には「ag」のロゴが印字してあり、操作の可能なタッチ部分は丸く光るLEDになっています。
イヤホンは密閉度の高い”カナル型”になっています。
「ag」ではサイズごとに最適な縦横比を採用しています。
また、傘部分と軸部分とで異なる硬度のシリコンを採用しています。軸部分には、耳に触れる部分に比べて硬度が高いシリコンに溝加工を施すことで強度と柔軟性を両立。
新しいTYPE E完全ワイヤレス専用仕様では、耳穴の入り口にソフトに装着するタイプですので、異物感がほとんどありません。装着感そのものを最小にすることで”至上最高の装着感”を実現しています。
カナル型の特徴
■メリット
・耳に適度にフィットするので、豊かな「低域」を再現
・遮音性が高く、ノイズキャンセル要らず
・激しい運動をしても、耳から落ちにくい
■デメリット
・周囲の音が聞こえないので、電車のアナウンスなどを聞き逃しやすい
・耳への圧迫感がある
上のグラフの通り、密閉度の低いイヤホンだと「b」のような特性になるのに対して、フィット感の高いイヤーピースを付けると「a」のように低域がブーストされます。
デザインは楕円型で小ぶりな愛着の持てるデザインに仕上がっています。イヤーピースを外すと、イヤホンの先端のポートが短くなっているのがわかります。
agのイヤホンは全体的にポートが短いモデルが多く、不要共振を抑えているのだと思います。
ag「TWS03R」の装着感・見た目は
こちらは「赤」です。見た目は可愛らしくて、オシャレです。フィット感はTWS08Rと比べると抜群とまではいきませんでしたが、程よく収まります。
ag「TWS03R」の重量は
イヤホンはL・Rの両耳あわせて「8g」と軽量サイズです。TWS04Kと同じ重さになっています。実際に耳につけてもつけてるのを忘れるぐらいの感覚です。
ケース込みで合計「55g」とagのワイヤレスシリーズで最軽量になっています。
ag「TWS03R」は ”ケース・イヤホンは最軽量タイプ”
ケース重量(本体込み):55g
イヤホン重量(L・R):8g(片耳:約4g)
ag「TWS03R」の気になる点
気になる点
・ワイヤレス充電・防水に非対応
・充電端子は「Micro-B」
しいていう不満としてはワイヤレス充電や防水に非対応という点と充電端子が「Micro-B」という点です。
ただし、ワイヤレス充電を使っている人もまだ少数派になるのと、「Micro-B」でも充電できないわけではないので、上記の気になる点は人によってはあまり気にならないかもしれません。
ag「TWS03R」のおすすめポイント
①「final」監修でバランスのとれた音質
②カラバリが6色でオシャレ
③実際に2020年で販売数トップレベルの人気モデル
④「ag」の中で最も安いコスパ抜群モデル
親しみやすく見た目がオシャレかつクリアな高音質です。
イメージとしては、finalらしい低音よりのチューニングで、広帯域でバランスよく鳴っています。TWS04Kと比較すると明るさが少し足りない感じがあるものの、音の分離も悪くない印象です。
ずとまよやYOASOBI、KingGnu、BUMPと邦楽を聞きましたがクセがなくどれも自然に聞けました。ただ、無音時のホワイトノイズが少し気になりました。
まとめ
今回は「final」監修の高音質ワイヤレスイヤホン「ag TWS03R」の実機レビューを紹介しました。
Rシリーズの「TWS03R」はコスパ抜群で、機能や音質面も満足できるバランスのとれたモデルです。2020年で最も売れたイヤホンの一つであることも納得です。
デザイン性も高く、ケースに皮脂が付きにくかったり装着感が良かったりと、音楽を聴く前から余計なストレスを与えない点も◎です。