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【衛星系Wi-Fi】IridiumGOを使ってみた、の話🛰️

皆様こんにちは、徒然です。
船に乗ったりいろいろしたりして細々と生きております。今回はIridiumGOで遊んでみました。その使用感についてだらだら書きまとめましたので、暇な時に期待せずに読んでみてください。(間違いがあっても適度にスルーお願いします)

まずはIridiumとは??

Iriium(以下、『イリジウム』)とはなんなのかですが。Wikiを見た方が早いし詳しいので、そちらを見ましょう笑。広い意味でいえば、『インマルサット』『スターリンク』のような衛星系の通信会社です。創立から紆余曲折ありで現在もイリジウムからいろいろな通信サービスが展開されており、電話やインターネットができるようになっています。(↓、Wikiのリンク)


イリジウムのサービスで一番一般的なのは衛星電話かと思います。イリジウム衛星電話の機種端末はいつくかありますが、大きさはトランシーバーのようなガラケーのような、それくらいの大きさくらいです。衛星電話なので声の遅延はありますが、別に通常の会話と何も変わらないですので、ワイドスターⅡの電話と使用感は一緒です。イリジウム衛星電話は携帯電話型なので、電波さえ入れば船外へも持ち運び可であり、もちろんイリジウムなのでカバーエリーは全世界です。ただ、電話は室内ではほぼ圏外となってしまうので、上空が開けている箇所や船外アンテナを繋げる場所で使用しないといけません、かかってきた番号には8816が付くので、もし8816スタートの番号は(あっイリジウムからかかってきた!)といえば強キャラ感でるかもしれません?????

そして衛星回線なので音声通話だけでなく、イリジウム衛星を使用した衛星Wi-Fiもサービスにあります。それが今回の【IridiumGO】です、というわけでイリジウムGOでどんなことができるのか実験してみました。

それで実際、IridiumGO、とは?

イリジウムGOとはイリジウムのWi-Fiです。Wi-Fi、というと少し誤解を受けるかもしれませんがもっと詳しく説明すると『専用のイリジウムWi-Fiルーターに接続し、専用のアプリケーション内にあるサービスができる』のがイリジウムGOでできることです。Wi-Fiというのは本来は無線LANの通信規格の1つであるので、それがインターネットに接続できるかどうかは別問題ではあるので、Wi-FiはWi-Fiなのですが船舶用Vsatを使ってネット検索ができるものとは少し違うと思ってください。
で、そのイリジウムGOのルーターがこちらです。大きさとしてはタバコの箱くらい、写真の左の立ち上がっているものがアンテナで、これをこの状態にするとONになります。



イリジウム端末全体にそうなのですが、室内では窓辺に置いて方向が良ければ電波が入りますが、基本は室内に単体で置いても電波は入りません。船でしたら、アッパーに外部アンテナを取り付けで使用することが一般的かと思います。衛星電話ですからね、ワイドスターⅡでもそうですが衛星系の電波とはそういうものです。

イリジウムGOを実際接続してみましょう。

はいでは接続までやってみましょう。(使用端末はiPad)
イリジウムGOはWi-Fiルーターではありますが、専用のイリジウムアプリケーション内のサービスがこのWi-Fiで使用できるだけものになります。なのでこのWi-Fiに接続しても例えばyahooを閲覧できる、ということではありません。
イリジウムGO+イリジウムアプリケーションでイリジウムサービスが受けられますよ。これができることです。アプリは先にDLしましょう(無料です)

DLが完了したら、起動したイリジウムGOのWi-Fi接続を行います。(通常のWi-Fi接続)、でアプリの画面がこれです。なんとも言えないロゴのキュービック感がかわいいですね。イリジウムGO、これのアイコン見るとなんとなくわかるかもなんですが、これ要するにイリジウム回線を使ったメッセージを送受信するものがメイン機能になります。ではこのメッセージアプリを使ってみましょう。


『メッセージ』機能を使ってみた

Iridium GOアプリ内のメッセージ機能をを開いてみましょう。
皆様使いのスマホのMessageと仕様的には同じです。送信先、これはお使いのタブレットの連絡先とリンクしてます、便利ですね。


メッセージを打ったものがこちら。

通常のメールアドレスに送信できます。受信したものがこちら(端末はiPad)

ほんとにスマホなりタブレットなりで入力したメッセージをやり取りしているのと変わりありません🙂Iridium Goだからといって特別な操作が必要というわけでもなく、IridiumのWi-Fiのに接続して→アプリからメッセージ送信、非常に簡単です。タブレットの場合、メッセージ機能ではありますが、メールで受信になります。やってしまえば、いつもやり取りしているスマホのメッセージやLINEのやり方と同じです。
はい、実はここまではそうなんです。では、今度は受信に行きます。
受信が面白いことになっていて『ひらがな』『カタカナ』『漢字』これが入りません。【テスト てすと test TEST】このようにひらがな、カタカナ、小文字、大文字で入力した時の送信/受信の画像です。

送信
受信

見ての通り、小文字と大文字以外文字化けしてますね、表示できないようです。なんなんでしょうね??そういう仕様なんでしょうけど。
Mosi nanika Tsutaetaikotoga aru baaiha romajide uchimashou 、そういうことです。もしかしたら設定でなんとかなるかもしれませんが、現状よくわかりません。とにかくこのIridium GOを使って特に陸上と連絡を取る場合というのはそれなりにこれしかツールがないという場合が想定されるので(海難など)、返事はローマ字打ちでないと見れません、ときちんと伝えましょう。

まとめ

Iridium GOはアプリ内のメッセージがあります。
送信は漢字/ひらがなOKですが、受信できるのははローマ字の大文字と小文字だけです。ほんとは他にもあるにはあるんですが、ほぼ(?)巷には出回っていないであろうほぼ需要もないIridium GOの使用感レビューでした。

BIBI THX OUT


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