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最近のこと

 こんにちは徒然です、4月になりましたね。新学期や異動の時期です。わたしの所属組織でも多くの会社や組織と同じように異動による人の入れ替えがありました。初めて会う人ばかりで緊張もしますし、新入社員は特に大変かとは思います。

最近は局長に仕事自体には多少慣れてきたので(というか自分なりに業務を簡潔化しただけですが)、最初よりは業務量も減りました。業務の95%くらいは特別そんなに難しいことではありません。その中には無線従事者としての操作なども含みます、有資格者でないとできない操作だとしても操作自体は特別な知識がないとできないということはありません。きちんと説明書を読み、実際に触り、また説明書を読み…、必要ならばやり方の手順のメモを作っておいておけば良いのです。わたしは基本ワンオペなので、自分のいいようにやってますが、むしろ自分のいいようにやるしかない、という方が正確だとは思います。そういった意味では日々の業務は誰にも頼ることはできないですがその分清々しいなといった感じです。

この船にきてから、無線関係のその他業者にお会いする機会があります。考えてみれば局長が変わるということは業者関係者にしてみれば新たなビジネスチャンスでもあるわけで、この船の設備はまだまだ対応していかないといけないことが多く、要望をどんどんを伝えて各社のリソースを活用したいところです。法的に設備が義務化された無線機器(簡単に言えばGMDSS関連機器ですが)については基本的にはどの船も同じといえば同じです(各社製品の特長まではわたしにはわからない、サービスメンテナンスを含めれば違うといえば違うのかもしれないけど)


各船それぞれに特色があるのはそれ以外の通信機器、主にWANを含む船内LAN関係だとは思います。LANあるいは通信端末に関するアイデアというのは多少はあるものの、やはり自分1人では全然実現は無理で、かなり多くの通信関係業社、他船局長にお世話になっています(いつもありがとうございます)。わたしの考えることなどすでに多くの船で導入実績のあるものばかりなので、色々と情報を集めながらこの船の用途と時代と予算に合ったものを見つけたいところです。
色々と内部や外部の方とお話しさせていただく機会の中で、一番大切なのは‘’自分は所属組織の人間であり、ただそういった役職を与えられているだけである‘’ということです。通信業社がお伺いをしてくださることも、他船の方にお話を伺えることも全て名刺に書いてある肩書きがあってのことです。局長としての仕事はわたしという人間の一部分でしかありません、ここは局長という部分に自分が飲み込まれないように今後も内省し続けなければいけないところです(たまにいますよね、役職がそのまま人間の価値みたいになってしまっている人、非常によくないです)

お世話になっている業者の方々とのやり取りの中で、知らない言葉が出てきたりわからない感覚になったりはよくあることなのでその都度調べますが、自分が無知であることを突きつけられています(仕方ないのですが…)、しかしここは知らないものは知らないので思い切って『もう少し詳しく教えてください』とお願いしています。さすかに自分で調べればわかるような単語までは聞いたりはしませんが、ある程度自分で理解できるよになるまでは何を調べたら良いのか、どう勉強したら良いのかがわからないので(まさにわからないことがわからない状態w)残念ながら地道にやっていくしかありません。

以前とあるキャリア官僚の方にお会いした(まぁ組織内の飲み会の一環ですが)時に、仕事のモチベーションというのはどこから来るのですか?と質問させてもらったことがある、その方は少し考えた後『使命感』と静かに言いました。
『自分に何ができるか、ということになるんだけど最後にはやっぱり使命感だ』、色々な方とのやりとりの中で思っている通りにならなかったり、行き詰まってしまった時この時のことを思い出します。使命感ときちんと言える人はかっこいいですが、わたしは今はひとつひとつやっていくしかありません。ですが新しく作っていくこと、そのことに関われることは何事にも変え難い経験です。通信士から局長になって、わたしの仕事はわたしが自分で作ってデザインしていかないといけないそうった局面に入っているということを最近の仕事を通して感じています。

BIBI TKS OUT

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