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「出川哲朗イチ押しのハンバーガー・レストラン」の巻

 アメリカ旅行で楽しみなのは、日本では見られないファストフード店に入ることではないだろうか? 少なくとも、初めてのアメリカ旅行が貧乏旅行だった筆者にとってはそうだった。だから、アメリカのチェーン店が日本に上陸すると、すさまじい人気になるのも頷ける。
 この記事を書いた2007年冬は、新宿にできたクリスピークリーム・ドーナツが大行列だった。もう、そんなことは嘘だったかのように、落ち着いていることだろう。確かに、日本のドーナツとは違う食感なんだけど、並んでまで食べるものでもないと思っていた。因みにアメリカのクリスピークリームでは、誕生日を登録しておけば、誕生月に1箱無料プレゼントのカードが届く。普段でもよく、1箱買えばもう1箱プレゼントとか、待っている間の試食(これは日本でもしていたようだが)など、矢鱈気前が良い。
 コールドストーンも2007年頃できたらしいが、日本語ではあの合唱が聞いていて恥ずかしい(アイスクリームに関しては稿を改めることにする)。
 在米時によく行った店は、ウェンディーズ、ジャック・イン・ザ・ボックス、そしてイチオシのバーガーキングに結局マック。忘れちゃいけないカスコ(COSTCO)のホットドッグにピッツァ。
 でも、同じファストフードでも、アメリカでは支那料理店やベトナム料理店に行く方が、安いし美味い。パンダ・エクスプレスは日本の半額程度だし、パンダもどきの店ならもっと安い。
 さて、写真(2007年2月16日撮影)の店、IN-N-OUT(発音すると、「インナンナウト」と聞こえる)はご存知だろうか。出川哲朗が、LAで最高にうまいハンバーガー屋として時々口にしているハンバーガー屋なのだが、実際にはLA以外にも点在している。マックのようにどこにでもあるというわけではないが。
 この店のメニューは至極シンプル。メインはチーズバーガーとダブルバーガーくらいしかない。こちらでは定番のチキンバーガーすらない。サイドもほんの数種類。しかし、見よ! ディナータイムにこの車列!! ドライブスルーも駐車場も車で一杯。勿論店内は人で一杯なのだ。シンプルなメニュー構成なのに、注文からできるまで10分もかかった。この日はお陰で寒いのに外で食う羽目に陥った。その間も客足は途絶えない。まさに、「出たり入ったり」なのだ。
 確かにアメリカ人は、ファストフードでディナーということも多いが、流石に、夜のマックやサブウェイが満員ということはあまりない。
 これでおわかりのように、IN-N-OUTは、ファストフード・ハンガーガー屋の中でも特別なのだ。
 手作り風で、味もシンプル。

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 ボリュームもそこそこ。フレンチフライのオイルが軽い。それでいて、テレビコマーシャルやプロモーションをしていないからか、値段はマックのセットメニューと同じか安いくらいだ。
 日本上陸の日はあるのだろうか。あればこれも行列は必至だろう。

拙ブログ『無闇にアメリカに来てはいけない』より「注文の多い料理店」(2007年03月05日 06:03付)に加筆修正した。


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