「海の見える球場」の巻
写真(2003年6月25日撮影)はドジャースファンの筆者にとっては敵地、サンフランシスコ・ジャイアンツのホームグラウンド・オラクルパーク(この写真の当時はSBCバーク)。
もともと、フェルナンド・ヴァレンズエラの活躍を知り、ドジャースのファンになった筆者だが、たった1シーズンだけ、敵であるジャイアンツを応援したことがある。それは、新庄が在籍したときだ。見事ワールドシリーズに駒を進めたが、世界一には届かなかった。でも、すぐに目が覚めた。やはり日本でもアメリカでも、ジャイアンツは応援してはいけないのだと。
Barry Bondsのホームラン新記録騒ぎのときは、後方の海に、ボール狙いの小船がいたことを記憶している方も多いだろう。この日は、野茂が投げる我がDodgers戦。椅子席の安い席を前売りでゲット。旅行業社に勤める友人の話によると、その直後に前売りは全て売り切れていて、依頼を受けていたクライアントに謝ったそうだ。買ってて良かった。ここ数年は、多分大谷のエンジェルスでも、同じようなことが起こっていることだろう。
当時、一番安い席は10ドルだっが立ち見席。Dodger Stadiumは6ドルが最安値でそれでも指定席。さすがはサンフランシスコ、物が高い。あと、アナウンスの声が気に入らない。ハモンド・オルガンの演奏もイカしてない。我がDodger Stadiumが一番だと思ってしまう。でも、海が見えるのは、悔しいがちょっといい。
ちなみにこの日の試合は、野茂の力投もあって、Dodgersが完封勝ち。同一カード3連敗を免れたのだった。
拙ブログ『無闇にアメリカに来てはいけない』より「敵の牙城」(2005年06月27日 02:51付)に加筆修正した。