日本航空(ホノルル空港)~史上最低の地上職員! 天下のJALに大失望
日本航空(ホノルル空港)
【格付け】★ーーーー
【利用】2016年6月
天下のJALである。もちろん、機内サービスなどは評価している。外国人のCAも日本的ホスピタリティを学んでがんばっている。勿論、それは評価している。仕事の関係で、JL、NHだけでなく、20社以上の航空会社を利用してきたが、JALのサービスは5本の指に入るだろう。しかし、ホノルル国際空港で酷い目にあわされ、私は個人的格付けを最下位ランクに転落させた。
2016年6月11日、12:45発のJL793便に搭乗するため、ホノルル空港に着いた。カウアイ、オアフのバケーションを終え、帰国の途につく。空港で見たのは異様な光景だった。保安検査の列がととぐろを巻いているのだ。なぜこんなに長蛇の列なのか。説明もなければ、お詫びの一言もなかった(ホノルル空港当局の責任で、JALの責任ではないと言えばそれまでだが)。
とりあえず、チェックインは問題なかったが、保安検査に複数の列があることをJALの地上係員が案内しなかったため、かなり並んだあとで、別の列に並びなおさねばならない羽目に陥った。まずそれだけでかなりの失望感をJALに味わった。
12:15の搭乗時刻になっても列はまだ半分以上残っていた。業を煮やした私は、JALの地上職員(日本人女性)に大丈夫なのかと尋ねた。しかし、この職員は、列の前に行かせることはできないと言う。しかし、その直前にKE成田便の乗客を列の前に案内するために、プラカードを持ったKEの地上職員が注意を促していたのだ。だから、なぜKEができてJLができないのかと詰め寄ったが、規則でできないの一点張り。それでは、乗り遅れたらどうするのかという質問に対して答えることができず、おろおろするばかりで、一向にらちが明かない。上司と思しき米国人女性に相談しに行ったようだが、その間、不安なまま待たされた。
そんな時、現地採用と思しき男性空港職員(JALのではない)が機転を利かせ、自分が前に連れて行くから、JALの職員が先導してくれと言ってくれた。そのおかげで、何の問題もなく列の先頭に案内された。規則をしゃくし定規に振りかざしていたが、それと客が無事に乗れるかと、どちらが重要なのかこの職員は理解できなかった。保安検査が終わった時間はすでに出発予定時刻の5分前。最後に楽しみにしていた免税店巡りもできず、駆け足で搭乗口に行かねばならなかった。
もちろん、JALにはクレームを挙げたが、調査を受けたこの女性職員は、空港当局と交渉して前に連れて行ったなどと大嘘をついたようで、JALからは通り一片の謝罪の言葉があっただけ。その嘘について追及しても、それには全く回答せず、一方的に回答は来なくなった。会社ぐるみで客に迷惑をかけた行為をうやむやにしようとしている訳で、昔の親方日の丸根性のDNAがこんなところに垣間見られた。
しかも、万一乗り遅れていたらという質問に対してクレーム担当者は、今回のようなJALの失態であっても、航空券の種類によっては自腹になるというではないか。ふざけた話だ。地上職員の教育もまともにできないくせに、何を偉そうな「規則」を決めているのだ。ふざけるな。
名古屋に住んでいると、ホノルルに行くにはJALかデルタかの二者択一だ。デルタ便はかつてのNW便ほど悪くはないが、サービスの点では特筆すべきはない。家内はハワイのリピーターで、私はハワイに住んでいたこともある。これからも、ハワイを楽しみにセントレアを後にすることがあるろうが、もう二度とJALには乗りたくない。家内がDLは嫌だというなら、羽田に移動してでもJLには乗らない。折角のバケーションの最後を、こんな不愉快な思いで終わらせるようなことは御免だ。
ホノルル空港でJALを利用される方は注意された方がいい。機転が利かず、客の立場に立てないような地上職員しかいないような、出鱈目な航空会社という一面がJALにはあるのだ。
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