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【剣獣(ヘルメス軸)】
デッキの概要
相手のカードを手元に置くことで効果を発揮するカードを中心に構築される緑属性のデッキ。
旧ヘルメスの段階では手元に置く効果を使用しない構築も十分に可能であったが、契約ヘルメスとその関連カードのほとんどが手元に関連する効果を持つため、より特化した構築ができるようになった。
手元のカードは手札と同様に使用できるが、煌臨や顕現は手元から使用できないため、そういった相手のカードを手元に置くことができれば、実質的なハンデスとしても機能する。現環境ではこれらの効果が多用される傾向にあるため、環境的にも有利に働きやすい。
採用カード
契約カード
俊足の契約神ヘルメス
![](https://assets.st-note.com/img/1723005452967-io24X7ZInL.png?width=1200)
剣獣の契約神。
【契約技】はコスト7以下の疲労とC+2で非常に使いやすい。
【契約域】はC6なため達成は比較的容易。
自身のスピリットすべてにバースト封じを与え、眷属/締皇であればランダムな相手の手札を手元に置ける。
これらの効果自体は決め手になることは少ないが、他のカードのバリューを大きく上昇させる効果といえる。
確定枠
勇士エウリュティオス
![](https://assets.st-note.com/img/1723006543681-Kbz4p9InY6.png?width=1200)
C+1とリソース確保を同時にこなす低コスト眷属。
特にネクサスであればノーコスト配置ができ、序盤の盤面形成に一役買ってくれる。
Lv2の効果は紫デッキ相手に有効で低コストの中でも非常に優秀。
予言獣カルカース
![](https://assets.st-note.com/img/1723007208844-lziX9zc50D.png?width=1200)
アタックした瞬間にLv2以上が確定する単体で完結したアタッカー。
手元に置くカードの選択権は相手にあるが、手元に置かれたカードによって後続の効果が発揮するか決まるため相手を非常に悩ませる効果といえる。
知見の勇士エウドロス
![](https://assets.st-note.com/img/1723007713121-rxE4OD91uM.png?width=1200)
最大軽減込みで実質的にノーコスト召喚可能な眷属。
トラッシュ全除外は紫デッキを中心に有効になることが多い。
こちらもカルカースと同様、召喚した瞬間にLv2になることが可能であり、4枚以上相手のトラッシュを除外できればそのままLv2効果を発揮できるデザインとなっている。
神火の英雄獣プロメテック・リュコス
![](https://assets.st-note.com/img/1723010787969-JWNpl1VyMb.png?width=1200)
ジゴ・トゥールに続く汎用バースト枠。
バースト効果自体はシンプルに1体除去。
カウント5以上であれば好きなタイミングで手札からこのバースト効果を発揮可能。
この場合は「発動」ではなく「発揮」であるためスピッツァードラゴンの妨害を受けない点には留意しておく必要がある。
アタック時は自身のBP以下のスピリットを直接除外することができる効果で、旧ヘルメスの【神域】も利用して相手の重要なカードを除外したい。
至高英雄獣トリス・メギストス
![](https://assets.st-note.com/img/1723008962159-xjmDwoW8bZ.png?width=1200)
ヘルメスの締皇スピリット。
顕現持ちではあるが条件がC7以上で契約ヘルメスの契約域と微妙に噛み合わないため、素出しすることも少なくない。
最大3体の除去と手元のカードのコストを参照した使用阻害を発揮する。
自身がダブルシンボルかつ回復効果も有しフィニッシャーとして十分な性能を誇るが、使用阻害効果が相手依存であるため契約ヘルメスの【契約域】含めサポートを絡めた運用をしていきたい。
創界神ヘルメス
![](https://assets.st-note.com/img/1723006080730-pTxLOUabbY.png?width=1200)
旧ヘルメス。
手札交換の【神技】を持ち、【神域】発揮中は剣獣を大きく強化する。
剣獣スピリットは自身で回復する効果を持つものが多く、この効果と合わせて3回以上のアタックも可能となりうる。
つむじ風の螺旋道
![](https://assets.st-note.com/img/1723008059077-19vWAf8ZLu.png?width=1200)
ヘルメスの神託でトラッシュに落ちた場合に回収可能なネクサス。
アタックステップ中に相手の3コスト以下を手元に置くことができ、特に獄契約相手ではカウントを増やすための安易なアタックをさせない。
Lv2では手元が増える度にリソース確保のチャンスを得られる。
序盤に複数シンボルを立てる可能性を上げるこのカードの重要性は所持している効果以上に高い。
フォルクリバース
![](https://assets.st-note.com/img/1723006290705-PvXXoDovHA.png?width=1200)
ハンドリバース互換。
ヘルメスの神託時に手札に回収できるドローソースであり、剣獣のカードらしく手元のカードも参照可能。
条件達成で相手のトラッシュ除外も行えるのも優秀。
優先枠
七大英雄獣 光速神王オデュッセイバー
![](https://assets.st-note.com/img/1723010728307-GY2vXlenXX.png?width=1200)
ヘルメスの化神。
2体の除去と次の相手ターン中手元のカードを使用不可にする。
Lv2からのシンボル追加効果も上の効果を前提にしており、早期召喚可能な優秀なフィニッシャーに仕上がっている。
重弩の勇士レオンテウス
![](https://assets.st-note.com/img/1723008677697-AtbFoKb3EX.png?width=1200)
攻防両方に使える顕現持ちスピリット。
多くのコアを要求するが最大10体の除去を行うことが可能。
アタック時効果のコアブーストはコスト7以上が条件であるため、無理に狙わず使用されたくないカードをボトムに送る方が良いだろう。
英雄獣の爪牙
![](https://assets.st-note.com/img/1723010297214-t8boO9MWQU.png?width=1200)
緑属性お馴染みのマジック。
受け手段の1つとして。
選択枠
パキラフォックス
![](https://assets.st-note.com/img/1723010746538-lqk4s8y90k.png?width=1200)
契約創界神が追加されたことにより、手札を3枚以下にすることが容易になったため後攻1ターン目でサーチ効果が使用しやすくなった。
一方で新規の英雄獣はそれほど多くないため、採用段階である程度英雄獣の枚数に気を配る必要がある。
迅剣の勇士スティキオス
![](https://assets.st-note.com/img/1723009658066-gtdrYdZSXa.png?width=1200)
ゴッドブレイクへの対策となる眷属スピリット。
神速持ちで相手のゴッドブレイクに対して即対応できるのが魅力。
英雄獣 老将タイガー・ネストール
![](https://assets.st-note.com/img/1723010465955-8GtYLS1Uxt.png?width=1200)
最大軽減込みノーコスト召喚可能なスピリット。
トラッシュ除外とその枚数に応じた重疲労効果を持つ。
新規のカードで相手を重疲労させる効果を持つものが少ないのもあり、重疲労効果は緑属性のデッキにしては貴重なものとなっている。
剣王獣ビャク・ガロウX/百獣剣王ビャク・ガロウ・月雅X
![](https://assets.st-note.com/img/1723012054966-04ul1OOFOP.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1723012085127-f76d4ZI1Oi.png?width=1200)
単体で優秀な剣獣スピリット。
1ターン目で2シンボル以上立てやすいこのデッキでは2ターン目で召喚することもたやすく、序盤に相手の盤面を荒らすことができる。
またCが伸び切って転醒できない場合でも旧ヘルメスの【神域】により低いBPがカバーされ、表面のハンデスが活きやすい。
テッポウナナフシ
![](https://assets.st-note.com/img/1723010170726-LXOVIuvQHW.png?width=1200)
緑属性お馴染みのブレイヴ。
リソース確保手段が他にもあるため優先度は低め。
巨蟹神刀カニキリ
![](https://assets.st-note.com/img/1723009993240-6jf3SeBmMs.png?width=1200)
アタック時にストームアタックのような効果を発揮できるブレイヴ。
契約創界神によって条件達成しやすくなったのは大きなメリット。
【神域】も冥主や獄契約など環境上位の相手に対し有効にはたらきやすい。
デッキリスト
現在構築
![](https://assets.st-note.com/img/1723011451794-GxHDDpmGu8.png?width=1200)
契約ヘルメス1枚の構築。
【契約域】のC6が達成しやすい点と2枚目以降の契約ヘルメスの価値がそれほど高くないと感じたため、1枚の採用に留めた。
1枚しかない契約ヘルメスを破壊された場合の対応策としてスティキオスを採用している。神速による受けや旧ヘルメスの神託も可能であるため、契約ヘルメスより価値が高いと考えている。
今回構築ではカニキリを採用しているため、コスト5以上のスピリットを多めに採用した構築となっている。
過去構築
立ち回り
契約ヘルメスの【契約域】の達成を目指す。
【契約域】達成後に相手のライフを詰め切れるようある程度削っておくことも重要で、相手の手札を手元に置きつつ状況を見極める。
【契約域】達成後は全体的に効果のバリューが1段階上昇するので、トリス・メギストスなどを用いて相手のライフを詰め切る。
対策
手札を手元に置かれてしまうが手元のカードの使用制限をしてくるカード自体はそこまで多くないため、使用する順番に気を付けたい。
オデュッセイバーは手札のカードを制限できず、トリス・メギストスは手元にピンポイントなカードがなければ問題ないのでその点も意識しての立ち回りが必要となる。
契約ヘルメスの【契約域】の影響でバーストでの受けは召喚時効果発揮後以外効きづらいが、その一方で手札誘発系の受け札は通りやすいため大事に扱いたい。
攻めにおいては剣獣側には耐性貫通する効果はないため耐性持ちのアタッカーで攻めることも有効。
総評
契約ヘルメスの登場でデッキの方向性がしっかり定まった一方で、現段階での器用さはあまりないデッキといったところ。
しかし所持している効果が環境上位の冥主や獄契約に対して有効になりやすいため環境の立ち位置としては悪くない位置にいる印象がある。
手元のカードの使用を制限するカードの種類がもう少し欲しいので、次弾以降に期待したい部分である。
最終更新日:2024/08/07
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