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#水族館
【エッセイ】夜を仰ぐ 未だに遠い 夏の果
桜新町にて 夏の日。空は曇りの不安定。気温は高い。時折小雨が降る。じめっとした高温多湿の不快感が体にまとわりつき、歩けば汗をかく。幸先の悪い陰鬱な午前。
だが、天気などお構いなし。夢や目的があるならば、人生の曇天や荒天なんのその。我々はその足をどこまでも動かす。
雲は低く、雨に打たれど、この暑さは夏の始まり。私は自らの信条を掲げ、今年の夏へ動き出すのだった。
美徳のファンファーレ
「か
【エッセイ】語るには値しない
読者諸君、ご機嫌よう。猛暑の候、咲き乱れる日傘と一向に途絶えぬ蝉の声に暑さはますます増幅するが、それでもご健勝である事を願う。
私に関しては、暑さに負けぬ強靱な体を持つため、問題はない。熱中症の心配などおくびにも出さず日に当たる。四畳半の自室も、窓を開け、扇風機を浴び続ければ、冷房は要らない。ところで最近、どうしてか寝苦しかったために一度冷房を使ってみたが、ぐっすり睡眠が出来るだけであった。