2024年5月の記事一覧
【エッセイ】是でも非でも、夜空には花火
星野珈琲にて
とある休日、私とねくら氏は昼間から星野珈琲で駄弁を交わす。ところどころに電球色が灯る程度の暗い店内。私は雰囲気に飲まれたのか、取るに足らない話を、重々しい口調で始めていた。
「理想のプロポーズを聞いてくれないか」
「まだ相手もいないのに?」
的確かつ迅速な返答に面食らう。
「正論を突かれて胸が痛いが、思いついたので、聞いてほしい」
「いいよ」
意外にも容易く承諾を
星野珈琲にて
とある休日、私とねくら氏は昼間から星野珈琲で駄弁を交わす。ところどころに電球色が灯る程度の暗い店内。私は雰囲気に飲まれたのか、取るに足らない話を、重々しい口調で始めていた。
「理想のプロポーズを聞いてくれないか」
「まだ相手もいないのに?」
的確かつ迅速な返答に面食らう。
「正論を突かれて胸が痛いが、思いついたので、聞いてほしい」
「いいよ」
意外にも容易く承諾を