シェア
伊藤【エッセイ、読書、日記】
2023年7月17日 10:18
我が平生に絶世の美女がいる。凜とした佇まいで淑やかに咲き、至福の言葉と可憐な笑顔で、衆生をぱっと明るくする。誰もが思い描く理想の美人像。そこに最も近い女性が、今、私の目前で笑う。 読者諸君、ご機嫌いかがだろうか。らしくもない始め方をしてしまった。美人は三日で飽きるという欺瞞を一笑に付し、365日の美人凝視を続けた私である。感傷に浸ったキザな文章を書くのも詮方ない。 我が職場には、圧倒的才色