生きづらさを抱えて生きてきた人のために "心理カウンセラー 碧海真由子さん"
自身の関係性の悩みからカウンセリングの門を叩いたのがきっかけで心理カウンセラーとして活動されている碧海真由子さん。その想い、背景についてお話を聞いてきました。
プロフィール
出身地:長崎県
活動地域:北九州市小倉を中心に活動
経歴:長崎県出身、二人の子どもと3人暮らしのシングルマザー。自身の関係性の悩みからカウンセリングの門を叩いたのがきっかけで心理カウンセラーとして活動。
活動:マッシュルーム合同会社代表。魂と心をつなぐ心理カウンセラー。違和感というメッセージに気づき、私らしく楽に軽やかに生きられる案内をしている。
「自信を持って自由に生きる人が増えたら」
Q.現在、どのような夢やビジョンをお持ちですか?
碧海真由子さん(以下、碧海) 自信を持って自由に生きる人が増えたらいいなと思っています。
その上で、こちらの役割は種をあげることだと考えています。
それを受け取るのも本人次第だし、それを受け取って埋めたとしても目が出るのが何年後かはわからないんです。全て自由選択で、人それぞれタイミングは違うと思っています。
本来持ってる力が皆それぞれにあります。そして、無い人は一人もいないと思ってます。でも本人が力を持っていないと思ってしまっているがゆえに、誰かに頼りたいとか、依存したいというようになってしまうんです。
なので、こちらの役割は「力を持ってるよ、そのスイッチがあるよ」と気づくためのサポートをすることだと思っています。
記者 カウンセリングにどのようなイメージをお持ちですか?
碧海 後ろから見てるイメージです。あなたの前を歩いてるよとか、引っ張ってくよということではなくて、その人がいく道を後ろから見守っているイメージです。
カウンセリングってお母さんなんですよね。心の赤ちゃんからの育て直しをするのがカウンセリングなんです。
記者 体は大人になってるけど、心は赤ちゃん、子どものままということですか?
碧海 そうです。なので、安心な場の提供、心が大人に向かって成熟していくためのお手伝いをさせていただいてるイメージで活動しています。
「どこにいても活動できるように」
Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?
碧海 私自身がどこにいても活動できるようになりたいと思っています。
例えば、オンラインですと日本全国どこからでも話ができますよね。深いカウンセリングをやっていくのは対面の方が効果は出ますが、カウンセリングの初期段階とかつまづいたときに戻ってくるような時はオンラインでさっと話ができます。
本当は深いところまでアプローチした方が楽に生きれます。でもみんながみんな、そうならなくてはいけない訳ではないし、今の居場所で楽に生きていければいいかなとも思います。
記者 なるほど、広く浅くで終わる人も深くいく人も尊重されているんですね。一般的に敷居が高いと思われる心の業界でも自然と入りやすいのかなと感じました。
「自分を大事にする」
Q.その目標や計画に対して、どのような活動指針を持っていますか?
碧海 第一はなるべく自分を大事にしようと思っています。
カウンセリングをし始めの頃は、クライアントを逃したくないという思いから、自分のプライベートも犠牲に何時まででも対応していました。でも、それで疲弊すると結局クライアントのせいにしたくなるんですよね。これはお互いのためによくないです。
きちんとお金もいただいてカウンセリングした方が、クライアントの真剣度も違います。自分の時間も確保して、メリハリをつけるようにしていますね。
もう一つは、特に自分がダメだと思っている部分や、自分が自分を責めている部分が人それぞれあります。それを自分に対して許すことができると楽になれるポイントなのですが、図星だと人は怒ってしまいます。
なので、最初は相手を怒らせることになる可能性もあり突っ込むことが怖かったのですが、でも今はそこを抑えるようにしています。それがお金をいただいている意味になると思っています。ただの共感だけでは、その時楽になるだけですし、それは誰にでもできます。
記者 ご自身を大事にされる出発があるから、クライアントさんともそれだけ長く関わることができるし、一人一人をみて差し上げれるんですね。
碧海 そこに至るまでいっぱい失敗したからですね 笑
記者 その様を表現できる「まっすぐさ、素直さ、純粋さ」が魅力だと感じました。
碧海 「講座でも今私が渡せることを渡します。でも、私が成長したら言ってることが変わることもありますからね」とお伝えしています。
そこに止まり続けなきゃ行けないってのがないので、自分としても楽ですね。
「なんとか助けてほしい」
Q.夢やビジョンをもつようになったきっかけや発見は何ですか?
碧海 ママ友とのトラブルがあったんですよね。当時は、その方から電話がかかってくるだけで手が震えるようになっていました。それで大変だと思って最初は心療内科に行ったんですが、問題なしと診断され薬も出ませんでした。それでどうしようもなくて、カウンセリングを探して門を叩いたのがキッカケでした。
記者 当時こうやって自分がカウンセリングを提供する側になることは思わなかったんですか?
碧海 全く思いませんでした。「自分の状態をなんとか助けて」とカウンセリングに行きましたね。なので、クライアントの気持ちが痛いほど分かります。
記者 なるほど、すごく繋がりますね。クライアントの立場を理解して、心地が良い道を用意してあげているのがすごくわかります。
カウンセリングの門を叩いた時はどんな気持ちだったんですか?
碧海 とにかく必死でしたね。誰も頼れないし、自分の中だけでどうしようどうしようって感じでした。助けてみたいな。
それで自分自身の状態をどうにかしようと学んでいく中で、「人間の心はこうなってるのか」と心理学がすごい面白かったんです。最初は、自分をどうにかしてとカウンセリングに行っていたところ、どんどん楽しくなっていきましたね。
記者 自身が苦しんできた、歩んできたプロセスが現在提供されていることに通じますね。だから、クライアントの気持ちに寄り添うサービスが提供できるんだなと感じました。貴重なお話をありがとうございました!
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碧海さんの活動については、こちらから↓↓
●碧海真由子さんのHP:魂と心をつなぐカウンセリング
https://g-u.jp/purofiru/
【編集後記】
実際にお話を伺って、碧海さん自身が自然体で在られるのですごく楽にお話をすることができました。なので、心理という一般に馴染みが少ない分野・業界だったとしても、碧海さんを通して自然と関われるのだと感じました。鬱・自殺の問題など心が重要な時代、碧海さんの益々のご活躍を応援しています!
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この記事はリライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。